契約社員を辞めるタイミングは!契約期間中に辞めれるの?




契約社員として働いていて、契約満了まで期間があるのに今すぐ辞めたいと思っているあなたへ。会社が合わない場合や、もっと良い会社を見つけて転職したい場合は、すぐにでも行動にうつしたくなるのは当然です。

しかし、契約社員というのは、契約期間は解雇しないという会社と、契約期間には辞めないというあなたとの約束なので、一方的な理由で辞めることはできません。また、無暗に会社を辞めたり休んだりしていると、会社とのトラブルに発展することもあり、余計にストレスを抱えることにもなりかねません。

とはいえ、嫌な気持ちを抱えたままで会社に行き続けるのは、とても大きなストレスになりますし、会社にとっても良いことではありません。

そこで、契約期間が残っていても、契約社員は辞めることが可能なのか、辞めるならどんな方法やタイミングで辞めるべきなのかまとめました。今すぐ辞めたいと思っているなら、ここで一度ゆっくり今後のことについて考えてみてください。




契約社員を辞めたくなる理由

契約社員には、自分のライフスタイルに合わせて働ける、副業ができる、嫌な人間関係が継続しない、といったメリットがあります。しかし一方では、大きなデメリットや不安を抱えて仕事をしなくてはいけない現状があります。

契約社員を辞めたくなる理由は人それぞれですが、代表的なものをいくつか挙げてみましょう。

  • 正社員と同じ責任が課せられるのに薄給
  • 正社員のような正当な評価を得られない
  • どんなに努力しても昇給・昇進がない
  • 将来性がなくて不安
  • キャリアになり辛い
  • 転職のするとき契約社員だったことが足かせになることがある

契約社員の場合、どんなに努力して会社に貢献しても、結局は契約社員という枠を超えられない点は、やる気を失う大きな原因になります。評価や昇給という形での、目に見えるリターンがないので、努力することさえ馬鹿らしく思えることもあるでしょう。

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他にも、毎日単調な作業ばかりさせられる、正社員が嫌がる仕事ばかり回ってくるなど、契約社員だから感じる辛さはたくさんあります。それを我慢して頑張ったとしても、結局は契約が満了すれば無職になってしまうのです。

やっていることは正社員と同じなのに、肝心な点では契約社員という壁があるというのは、契約社員という働き方に納得していたとして辛いことですよね。

契約期間中に退職するのはダメ?

契約社員という働き方を選択して、無事会社と契約できたとしても、いざ働き出したら思っていたような会社ではなかったという事例はたくさんあります。良い方に裏切られることもありますが、大抵は悪い方に裏切られることの方が多いものです。

例えば、聞かされたいた仕事内容以上にハードワークをさせられる、サービス残業が多い、人間関係が最悪など、会社によってストレスになることは違いますが、実際に働いてみないと分からないことはたくさんあります。

結論を言えば、予想と違いすぎる仕事内容に疲れて、契約満了を待たずに会社を辞めたくなった場合は、契約途中で会社を辞めることは可能です。ただし、いくつかの条件がクリアできなければ退職はできないので、契約途中で辞める方法を見てみましょう。

契約途中で退職できる場合

本来、契約社員は契約満期になるまで会社を辞めることは、原則できないとされています。しかし、どうしてもやむを得ない事情がある場合は、満期を待たずに会社を辞めることができます。

会社を辞められる「やむを得ない理由」には、次のようなものが該当します。

  • 労働条件が著しく違う場合
  • パワハラやセクハラ、イジメなどがあった場合
  • サービス残業が多い場合
  • 本人が働けないような病気になった場合
  • 家族の育児や介護が必要になった場合

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逆に、やむを得ない理由に該当しない退職理由は、次のようなものです。

  • もっと条件の良い会社に転職したい
  • 仕事がつまらない、合っていない
  • 特別な理由のない人間関係への不満

やむを得ない理由があっても、それに会社が納得し退社に同意してくれなくては、会社を辞めることはできません。また、契約期間が1年未満であれば、理由がどうであれ基本的に退職はできないとされています。

但し、契約が長期であっても1年以上働いていれば、正社員と同じように自分の意志で退職することが可能です。例えば、契約期間は3年でも、1年半働いて退職したくなったら、会社に退社の意志を伝えて退職できるのです。

契約期間中は、絶対に退職できないと思っている人もいるかもしれませんが、しっかりとした理由があれば退職はできるのです。

契約社員をスムーズに退職する方法

退職の意志が固まったら、次はスムーズに退職するためのスケジュールを立てなくてはいけません。今後関わることのない会社であっても、できるだけ円滑に会社を辞めた方が、今後のあなたのためになります。

契約社員を、できるだけスムーズに退職する方法をいくつかご紹介します。

契約期間を満了する

できるだけ周囲との摩擦を最小限にして辞めたい場合は、契約満了を待って辞めるのが一番です。契約満了となれば、後ろめたいことは何もないので、例え繁忙期であっても堂々と会社を辞めることができます。

また、契約満了まで働いたという実績は、責任感があり勤務態度も良かったと評価され、次の会社の査定でプラスになることもあります。

会社を辞めたいと思っていても、残りの期間が数か月であれば、少し我慢して契約満了を待った方がいいでしょう。

契約を更新しない

会社から契約更新の話があったときに、延長するかどうかは本人が選択できるので、会社を辞めたいと思っているなら、そこで延長しない選択をしましょう。あなたが契約を更新しなければ、契約満了と同じ扱いになるので堂々と会社を去ることができます。

会社を辞めるつもりであれば、契約更新時期の1か月半~2か月前には、契約更新をしない旨を伝えておくと安心です。会社によっては、退職する場合は、いつまでに知らせるという決まりが明確に記されている場合もあるので、就業規定を確認してください。

また、契約更新をしない理由が、会社に不満がある場合でも、個人的な都合と伝えるようにすると円満に退社しやすくなります。

契約社員を辞めるタイミング

正社員の場合は、退社を希望する14日前までに、会社に退職届を提出しなくてはいけないとされていますが、実際には1か月以上前には、自分の意志を会社に伝えるのがマナーです。

あなたが有休を消化したい場合は、もっと早めに伝えなくては、引継ぎの時間が足りなくなります。もし、有休が2週間分残っていれば、1か月半前までには退職の意志を会社に伝えて引継ぎをスタートしましょう。

退職までのスケジュールをしっかり設定しておくと、会社に迷惑をかけず辞めることができるので、よりスムーズに退職までの期間を過ごせます。

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契約社員で退職する際の注意点

契約社員が会社を辞めるときには、いくつか押さえて欲しい注意点があります。あなたの負担をできるだけ少なくするために、ぜひチェックしておいてください。

退職金はくれません

契約社員は、一般的に5年が最長の契約期間になります。それは5年以上勤めている社員は、無期雇用に切り替えなくてはいけないという決まりがあるからです。

契約社員としては最長の5年働いていても、残念ながら正社員のように退職金が出ることはありません。会社に退職金制度があったとしても、契約社員には適応されないのです。

ただ、会社によっては満了金といわれるものが出る場合もあります。しかし、こちらも会社にとって義務ではないので、出ないものと考えていた方がいいでしょう。

失業手当の給付制限の有無

会社を辞める場合は、失業手当についても理解しておかなくてはいけません。

失業手当は、失業した人の生活を保障するために、ハローワークから毎月一定額が給付されるお金のことです。しかし、誰でも失業すれば受け取れるわけではありません。

正社員でも契約社員でも、失業手当の給付条件は同じで、次の2つに該当していれば失業手当受給の対象になります。

  • 雇用保険に加入していた
  • 通算で12か月以上雇用保険の被保険者だった

契約社員で働いた期間が1年未満だと、失業手当はもらえません。また、失業手当の受給資格があっても、自己都合の退職か会社都合の退職かで、すぐに受給できることもあれば3か月は受給されないこともあります。

あなたに失業手当の受給資格があれば、退社後お金の心配をしなくていいよう、自己都合と会社都合の違いを把握しておきましょう。

自己都合の場合

自己都合とは、雇用される側の都合で退職することで、あなたの方が会社に辞めたいと言って退職した場合を言います。契約満了を待たずに、あなたが正社員になりたい、または転職したいという理由で退職すると、この自己都合の退職になります。

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自己都合で退職すると、3か月間は失業手当がもらえません。これを給付制限といい、退職して3か月間は他に仕事をしなければ無収入ということになります。契約満期完了前に退職すると、どんな理由であれ自己都合の退職になるので、失業手当を受け取るまでに3か月待たなくてはいけないので注意しましょう。

ただし、今の会社に勤めて3年以内であれば、契約満了して退職する場合、自己都合か会社都合かは関係なく失業手当がすぐ給付されます。貯金がなく、次の職も探していないという場合は、我慢して契約満了まで待って退職する方が安心です。

また、3年以上同じ会社で働いた場合は、契約完了時であっても契約更新をしなかったことが自己都合と判断されるので、3か月間は失業手当が受け取れません。ここも注意が必要です。

会社を辞めたくなると、1日でも早く退職したいと思うかもしれませんが、失業手当などのことも考慮して、賢く退職し次の仕事を探す方が賢明です。お金に困って焦って次の仕事を探すと、満足いく転職ができない可能性が高くなります。

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会社都合の場合

会社都合とは、勤めている会社の倒産や事業所の廃止、解雇(クビ)になった場合のことをいいます。あなたが、今の会社で働く気持ちがあったにも関わらず、会社の一方的な都合で働けなくなる状況のことです。

契約社員の場合は、契約更新を求めたにも関わらず、会社から更新されなかった場合も会社都合での退職になります。会社都合の退職になると、ハローワークで手続きをして7日間の待機期間を経ると、すぐに失業手当の給付が開始されます。

契約社員の場合は、この他にも自己都合でありながら会社都合と同じ扱いになるケースがあります。

例えば、契約満了で自分から退職する場合は、自己都合の退職になりますが、これからご紹介する2つのことが該当すると、自己都合であってもすぐに失業手当の給付を受けることができます。

  • 現在勤めている会社で1回以上の契約更新を行った
  • 現在勤めている会社での勤務が3年未満

また、3年以上同じ会社に勤務していると、失業手当をすぐには受け取れないと書きましたが、次の項目にすべて該当していると、給付制限がつかずすぐに失業手当が受け取れます。

  • 現在勤めている会社で1回以上の契約更新を行った
  • 現在勤めている会社で3年以上勤務を継続している
  • 勤務先から契約更新しないとの通告を受けた

勤めていた年数や細かな違いによって、3か月間失業手当が出るか出ないかが変わるので、失業手当のことについて不安があればハローワークに相談に行きましょう。

まとめ

契約社員でも、契約期間満了を待たずに会社を辞めることは可能です。しかし、会社に同意してもらわなくては辞められないので、固い意志と計画性が必要です。

契約社員という働き方は、正社員になるのと比べて、敷居が低く職に就きやすい反面、辛いことや不安なことも多くストレスを抱えやすい働き方です。もし、したいことが明確になっていれば、契約社員ではなく正社員になる方が、安定して前向きに仕事に取り組めるようになります。

正社員になれば、努力はしっかり評価してもらえますし、賞与や昇給という形でリターンをもらえることもあります。

>>派遣社員から正社員になれる?正社員になるメリットは?

契約社員という働き方に疲れたら、ぜひ正社員になることを検討してください。あなたが難しいと思っているだけで、実際は良い人材を探している優良企業はたくさんあります。探し方を工夫して、あなたの希望にあった仕事を見つけましょう。

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