40代・50代でリストラされた人が早く再就職するためにやるべきこと




山田鉄男山田鉄男

40代50代でリストラされる…これは、決して他人事ではありません。これを見ている人の中には、実際にリストラを経験して再就職活動を行っている人も多いでしょう。

年齢的に再就職が難しいというのもありますが、現在の40代以上で長年同じ会社に勤めていた人は、就職が比較的簡単にできた時期に就活をしているので「会社を選ばなければどこかあるだろう」と、どこか楽観的に考えている人もいます。

しかし、現在では若い世代でも簡単に就職先が見つからない時代になりました。以前とは就活事情が大きく変わっており、中高年ではアルバイトでも受からないという状況の人もいます。40代以上では、再就職の厳しさを離職してから実感する人がたくさんいます。

このような厳しい時代で、どうすれば再就職を成功させられるのか、40代以上の就活者がすべきことをまとめました。




再就職は厳しいことを知る

年齢が上がるにつれて再就職が難しくなるというのは、世間の風潮として誰しも理解していることですが、実際に20代の再就職率が80%近いのに対して、40代は60%を下回り50代前半は約52%、50代後半になると40%以下というデータがあります。

山田鉄男山田鉄男

職種や専門性でも変わりますが、やはり40代以上になると再就職はかなり厳しいということが分かります。

ここでは、恐怖や不安をあおりたいワケではなく、事実を把握することで再就職への向き合い方を変え、できるだけスムーズに新しい職場を見つけて欲しいと考えています。何度も書類選考や面接で落ちても、必要以上に落ち込むことなく前向きに就活をしてください。

30代以上の再就職活動の口コミ

実際に、現在再就職活動をしている人が抱えている悩みを知るために、リアルな口コミをまとめました。少し調べただけでも、たくさんの口コミを見つけることができました。

もっと早めに転職しておけばよかった。30代も前半なら再就職しやすいみたいだけど、後半になると急に難しくなるらしい。現に俺も再就職できないまま300日経ちそう。仕事を選ばなければいいと言われるけど、30代で妥協するのもツラい。
37歳 男性

会社の廃業で転職する羽目になってしまったが、ほとんどが書類審査で落とされてしまう。上手く面接になって意気込んで行ってみたが結局は落ちてしまいました。もう再就職できる気がしない。
43歳 男性

英語ができるから再就職は簡単だろうと思っていたのに、現実はそう甘くなかったわ。今更警備の仕事とか体使う仕事はできないし、自分を活かせる職種は若い世代で埋まっている様子。
48歳 男性

50社以上面接に行ってるのに、どこも決まらないってどういうことなんだろう?再就職は厳しいと理解してつもりだったけど、今身をもって実感しています。先日、民生委員にもこの話をしたよ。
53歳 男性

IT系の会社の待遇に納得できず自主退社したけど、再就職先が決まらないまま数か月経ってしまった。自主退社だから3か月後からの失業保険支給だったから、貯金がどんどん減っていく。
50歳 男性

退社理由は、リストラや自主退社などさまざまですが、再就職が難しいのは口コミを見ると分かります。現状が把握できたら、次に再就職を如何に成功させるかを一緒に考えていきましょう。

再就職のためにやるべきこと

どんなに大手の会社でも、現代ではリストラが他人事ではなくなっています。

現在、再就職に向けて取り組んでいる人はもちろん、今後リストラされないか心配な人も、リストラされてしまった場合できるだけスムーズに再就職するためにすべきことを見ておきましょう。

すぐに就職活動をしないと失業保険期間の終わりは早い

リストラは会社都合での離職になるので、失業保険は離職後すぐに支給されます。支給期間は下記を参考にしてください。

年齢 雇用保険加入期間
1年未満 1年以上

5年未満

5年以上

10年未満

10年以上

20年未満

20年以上
35歳以上 45歳未満 90日 90日 180日 240日 270日
45歳以上 60歳未満 90日 180日 240日 270日 330日
60歳以上 65歳未満 90日 150日 180日 210日 240日

最大で330日支給される失業保険ですが、1年近くもらえるとはいえ、就職活動をしているとアッという間に過ぎてしまいます。90日や180日となるとすぐに期間終了になるので、就職活動は早めにスタートしなくては無収入の期間が長引きます。

山田鉄男山田鉄男

リストラなどで離職すると、精神的に疲れを感じますよね。少し休みたいという気持ちになるかもしれませんが、離職期間が長くなればなるほど、社会復帰に対する意欲も薄れてしまうので、その点でも再就職は早い方がいいでしょう。

岩田有也岩田有也

35歳以上の再就職は難しいと言われている中で「失業保険の期間が半年あれば大丈夫だろう」と安易に考えていると、半年後焦ることになるかもしれません。

>>34歳~36歳の転職を成功させるポイント!30代半ばの転職は難しいの?

失業保険は当てにせず、とにかく早く就活をスタートさせて、良いと思う会社があれば早めに決断するようにしましょう。

自分の理想は捨てること

35歳以上になると再就職が難しいという現実を直視して、今までの会社での給与、立場、待遇などは一度真っ新にして求職活動をスタートしなくてはいけません。

厳しい言い方になりますが、大卒の若い世代でも希望通りの会社が見つけられない現代では、再就職を希望する中高年が希望通りの会社に入れる確率はかなり低いのです。この事実を受け入れて、プライドを如何に捨てられるかが再就職を成功させるカギになります。

プライドを捨てるといっても、決して自分を卑下したり無価値だと思ったりする必要はありません。これまでの経験やスキル、実績はあなたの武器になりますが、それを理由に高い条件を望み続けても、一向に理想通りの会社は見つからないということです。

山田鉄男山田鉄男

人によっては、前職で下請けとして使っていたような会社に、面接に行くこともありますし、面接官が自分より若い人であることも往々にして考えられます。

そんな時、プライドを持ったままだと相手に不快な印象を与えるので、就活が上手くいきません。

また、上手く再就職した後でも、プライドが高いままではストレスを抱えることになるので、離職した時点で気持ちを切り替えるようにしましょう。

資格取得より、まずは就職活動

自己価値を高めるために、まずは資格を取得しようと考えているなら一度考え直してください。

山田鉄男山田鉄男

再就職に有利なのは、資格そのものではなく「資格+実績」です。

資格だけ持っていても再就職にはそれほど有利に働かず、時間や費用だけを無駄にすることが多いので、まずは求職活動に注力しましょう。求職活動の合間の気分転換として勉強を始めるのならいいのですが、それを武器に再就職を有利に進めようと思うと失敗してしまいます。

前項でも述べたように、失業保険をもらえる期間は限られています。支給期間内に次の職場を見つけたいなら、時間を無駄にはできません。

ただし、パソコンがまったくできない人がパソコンスキルを身に着ける、コミュニケーション能力に自信のない人が対人スキルを上げる、といった即使えるものなら再就職に有利に働くことも多いです。

すぐに実践できるようなものに関しては、休職活動の合間を縫って本やセミナーなどで勉強するとプラスになることがあります。

人間力を磨くことも重要

再就職を成功させるには、人間力を上げることも大切です。人間力とは、話し方や仕草、見た目の清潔感や笑顔などで、それを磨くことで接する相手に好感を持たれやすくなります。

山田鉄男山田鉄男

企業の採用担当は、スキルや実績を見て採用を検討しますが、それ以前に就職希望者が魅力的な人材かどうかを意識的にも無意識的にも見ています。

例えば、どんなに素晴らしい実績を持っていても、疲れた顔をして悲壮感が漂っていれば一緒に働きたいと思いませんよね。逆にイキイキとした顔でヤル気を感じられれば、実績がそれほどなくても採用される確率が上がることも考えられます。

年齢が上がり仕事のスキルが高くなると、こうした基本的なことを忘れがちなので、自分を客観的に見て一緒に働きたいと思えるような人物かどうかを一度考えてみてください。

チェックする項目の例をいくつか挙げておきます。

  • 髪型・スーツなどがスッキリしているなど見た目の清潔感
  • 姿勢が良く猫背になっていない
  • 鞄や靴がキレイ
  • イキイキとした表情や笑顔
  • 前向きな発言が多い
岩田有也岩田有也

特に男性は笑顔が苦手な人も多いので、たまに鏡を見て笑顔の練習をしてみてください。

自分のアピールポイントを明確にする

再就職ができにくい人の特徴として、自分のアピールが苦手ということが挙げられます。真面目で誠実なのに、他の人と比べると自分はどんな面で優れているのか、上手く相手に伝えられない人です。

40代以上の人は、ビッグマウスで自分をどんどんアピールするより、多くを語らず実直で謙遜する姿勢を良しとする考え方を強く持っている人が多いです。しかし、その姿勢では企業にあなたの良さは伝わりません。

山田鉄男山田鉄男

就活を成功させるには、会社に「自分を雇うとどんなメリットがあるか」を伝えなくてはいけません。メリットが分からない人にお給料を出すほど、企業側にもゆとりはないのです。

一度時間を作って、あなたを雇うと企業側にどんなメリットがあるのか、自分のアピールポイントを明確にしてみましょう。自分で分からなければ、周囲の人に聞いてみてください。

岩田有也岩田有也

アピールポイントがハッキリすると、次に出す書類の書き方も面接での受け答えも変わってくるはずです。

自分一人では無理

再就職活動は一人でがむしゃらにやっても、なかなか上手く行きません。ハローワークなどに相談することは当然ですが、転職エージェントに無料で相談できるサービスもあるので、使えるものはどんどん利用しましょう。

>>ハローワークで転職を成功させるコツ!ハローワークの求人はブラック企業多めなの?

自分のことを客観的に見るのは難しく、就活で間違ったことをしていてもなかなか気付けません。専門家に相談することで、こうした失敗を少なくできるので、よりスムーズに就活を成功させることができます。

前項でも書いた、アピールの仕方などを学べるセミナーを開催している所もあるので、参加できるものがあれば行ってみるのもオススメです。

山田鉄男山田鉄男

また、周囲の人に再就職活動中であることを伝えておく ことも、大切な活動のひとつです。

周囲の人に話すと、耳の痛いことを言われたり馬鹿にされたりすることもあるかもしれません。しかし、他人の意見というのは再就職に活かせることもあるので、勉強だと思って聞いておきましょう。

逆に、周囲の人からの人材を探している会社を紹介してもらえることも多いので、こうした意味でも身近な人に自分の現状を話しておくことは大切です。

転職支援と再就職支援の内容と違い

転職支援会社と再就職支援会社は、似ているようで仕組みや提供されるサービスに違いがあります。再就職活動をする前に、違いを把握しておきましょう。

転職支援会社

転職支援会社は厚生労働大臣から認可を受け、人材斡旋を目的に設立された会社のことです。「人材バンク」や「転職エージェント」も転職支援会社に属します。

転職支援会社は、転職希望者に以下のようなサービスを提供してくれます。

  • 転職に必要なことや適性などのアドバイス
  • 求人案件の提供
  • 面接日時や入社日の調整

このようなサービスは、無料ですが会社によって偏りがあるので、自分に合ったところを選ばなくてはいけません。自分に合わないエージェントを選ぶと、希望に沿わない企業ばかり紹介されることがあるので注意してください。

また紹介された企業は、エージェントの言葉を鵜呑みにせず、話しを進めてもらう前に自分でもしっかり調査しましょう。

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転職支援会社は、転職が決まった時点で採用した企業から採用手数料をもらい、会社運営を行っているので、基本的に求職者の費用負担はありません。

再就職支援会社

再就職支援会社は、リストラを行う企業から依頼され、退職者の再就職を支援する会社のことです。サービス内容は、転職支援会社とほぼ変わりませんが、キャリアカウンセラーが再就職に特化したアドバイスをしてくれるので、一人で活動するより安心です。

再就職できる企業の紹介や開拓、入社手続きや入社後のサポートまでしてくれるので、有効に利用できれば再就職がスムーズになります。

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