ハローワークで転職を成功させるコツ!ハローワークの求人はブラック企業多めなの?

空前の転職ブームと言われ、転職サイトのCMなどが増えてきているように感じている人も多いのではないでしょうか。

それだけ一つの仕事をずっと続けることが難しい時代になっているからなのですが、できれば効率的に自分に合った条件や業務内容の仕事を見つけ、ステップアップやキャリアアップしていくことが理想的です。

そんな転職に必要な求人情報が集まっている転職サイトや人材派遣会社がしのぎを削るなかで、もっとも古い歴史を持つのがハローワークです。

ハローワークとは公共職業安定所のことであり、その歴史はとても古く1906年(明治39年)に東京市に設立された救世軍の職業紹介所が始まりだとされています。

職安などとも呼ばれていましたが、どこか地味で暗いイメージを払しょくしようと愛称を公募し、1990年からはハローワークと呼ばれるようになりました。

しかし、ハローワークという名前になってもその内容自体はあまり変わってはおらず、ハローワークで転職先を探そうとは思わないという声も聞かれます。そんなハローワークのメリット・デメリットを知って転職先を見つけるコツを紹介します。

【関連記事】
>>通勤時間に1時間以上は無駄!長い通勤時間はストレスになるので転職しよう




t

ハローワークで転職活動する「メリット」

全国各地にあるハローワークですが、失業者が仕事を探しに訪れる場所ということから、どこか閉鎖的な、ネガティブなイメージを持たれることも多いようです。しかし、無料で利用できるハローワークにはメリットもあるのです。

求職企業はほぼ地元である

ハローワークは、立地している地域に密着した求人情報が集められているという特徴があります。

なぜなら、職業安定法という法律の中に「求職者には、引っ越しの必要のない場所にある企業を紹介すること」と定められているため、職安であるハローワークには、それに従った求人がおかれているからです。

そのため、できるだけ通勤に時間のかからない近場で仕事を探したい人や、今は違う場所で働いているけれど地元に帰って働きたいと考えている人(Uターン)が仕事を探すのに向いているのです。

また、都市部を離れて地方での就職を考えている人(Iターン)なども、目的の場所にあるハローワークで求人を探せば、効率よく仕事が見つけやすいというメリットにつながります。

求人数は多い(特に地元系)

厚生労働省が設置している行政機関であるハローワークは、出張所を合わせると全国に544か所あり、総求人数で言えば1000万件近くもある日本最大の職業安定所です。

なぜなら全国を網羅し、仕事そのものに関する行政機関である厚生労働省が仕切っているのですから、大企業や中小企業だけでなくあまり知られていない小さな会社の求人も多く含まれているからです。

求人や雑誌ネット求人では見ることのできないような、レアな地元系の仕事場を探したい人にはおすすめです。

社会保険などに加入してる企業ばかりである

ハローワークは基本的に、パートやアルバイト情報を提供する場ではありません。あくまでも正社員の求人がメインになっているので、その条件に欠かすことのできない社会保険などに加入している企業ばかりが集まっているというメリットがあります。

つまり、求人情報を出してもらうための条件として、労働基準法に基づく健康保険・年金・雇用保険・社会保険などが完備されている企業であることをハローワークから求められているからです。

仕事が決まらない場合は失業給付を受け取れる

ハローワークに通って転職活動をしているけれど、なかなかスムーズに転職先が決まらないということがあります。その場合、失業給付が受けられるというメリットがあります。

ハローワークで仕事を探すときには、前に働いていた企業から受け取った離職票が必要です。雇用保険被保険者証や身分証明書などの必要書類を提出したうえで求職活動を始めるのですが、次のような条件を満たせば失業給付が受けられます。

・ハローワークに離職票を提出して7日後から起算して3ヵ月が経過している
・上記の期間中ずっと求職活動をしていた
・4週間に1度の失業認定を受けている

職員への転職相談ができる

ハローワークではカウンターの中に職員が座っていて、訪れる求職者と直接対面で相談ができます。その際、自分の仕事探しに関してわからないことや迷っていること、そもそも自分にはどんな仕事が向いているのかなどについてカウンセリングが受けられるのです。

これまで自分が良かれと思ってやっていた履歴書や職務経歴書の書き方、面接での対応が、実は間違っていた!などということも相談しているうちに判明することもあります。

ただし対面で話すので、その職員との相性もあります。自分にとって相談しやすいと感じられる、優れた相談員に当たれば幅広く相談できて前向きに転職活動ができるというメリットがあるのです。

職業訓練の斡旋をしてくれ自己分析もしてくれる

転職活動がうまく進まないことの理由の一つに、自分の適性がよくわかっていないということがあります。ハローワークでは対面で話すだけでなく、適性判断も行ってくれるのでやっているうちに自己分析されていきます。

自己分析の結果から自分の適性が見えてくるだけでなく、自分に欠けているスキルを知ることもできます。そして自分に必要なスキルを身に着けるためには、どう行動すればよいのかも教えてくれるのが、ハローワークで転職活動をするメリットです。

定員や条件が定められていますが、合格すれば基本無料で職業訓練が受けられる職業訓練校での訓練を受けられるのも、ハローワーク経由ならではです。

なぜ不採用になったのか?その理由を知れる

転職活動をしていても、1回で次の職場が決まるとは限りません。いくつか面接をしたけれど、何か所も落ちているという人はいるのです。そのとき合否を知ることはできても、不採用になった理由までは知ることができないのが現実です。

中には、不採用の場合は連絡自体しないという企業もあるほどです。その点、ハローワークに求人を出している企業は無料で求人を出させてもらう代わりに、必ず採否を通知しなければならない決まりになっています。

また、求職者から企業に対しての問い合わせたいことに関しては、ハローワークの相談員や職員が対応する業務となっています。

つまり、自分のどこがその企業にふさわしくなかったのかという問題点などが、ハローワークを通すことによって知ることができるのです。

不採用の理由がはっきりと判れば、気持ちを切り替えて次のステップに進みやすくなり、同じ失敗を繰り返しにくくなるでしょう。

ハローワークで転職活動する「デメリット」

これまでハローワークの持つメリット面だけを紹介してきました。しかし実際にハローワークを訪れてみるとわかりますが、そこにいる人の顔は決して明るいものばかりではないことに気づくハズです。

ネットの口コミなどでも、ネガティブ口コミがチラホラみられることなどから、ハローワークで転職活動することには、どうやらデメリットもあるようです。

求人内容に書かれてることは基本ウソ?

ハローワークにあった求人票の内容に納得し、希望していた職種に応募して採用されたのに、実際に任される業務はまったく違う内容のものだったり、休日や勤務時間などの条件も全然違っていたりしたという声が良く聞かれます。

ハローワークの求人内容はウソなのでしょうか。

すべてがウソではありませんが、ハローワーク側が企業側に求めている条件をクリアしていないと求人票を置いてもらうことができないため、条件が整っている求人内容に書類上なりがちというのが大きな理由です。

そのためなんとしても人材が欲しい企業側は、ハローワークの求める条件にきちんと当てはまっているかのように求人票を作ることはありうるのです。あまり人気のない業種などの場合、別の業種が書き込まれているなどという悪質なものもあります。

もちろん、このような企業ばかりではありません。しかしハローワークにある求人には、その質にバラつきがあるのだということを覚えておきましょう。

ハローワークで見付かるのはブラック企業ばかり?

ブラック企業が話題に上ることが多くなった昨今、ハローワークで見付ける仕事はブラックばかりなのではないか?という意見もあります。

そもそも求人の数自体が多いので、必然的にその割合が高くなるのはある程度仕方ないにしても、それにしてもブラック率が高いというのです。

なぜそうなるのでしょうか。それは企業がハローワークに求人を無料で出せるということが大きな理由です。つまり書類上の一定の条件を満たせば、薄給激務の零細企業でも楽々に求人を受け付けてもらえてしまうということになってしまいます。

しかもその審査はとても甘く、厳しく何か調査されるなどということも無いのです。そうなると当然ブラック企業は、高額の掲載料を請求される転職冊子やサイトにわざわざ申し込むという選択はしないでしょう。

こうしてみると、ハローワークにブラック企業の求人がはびこってしまう確率は、どうやら本当に高そうです。

ダメな相談員も多い

仕事を探している人にとってハローワークの相談員のクオリティーはとても重要です。公務員試験に合格した人が多く働いているのがハローワークではありますが、中にはお役所仕事として捉えて、勤務時間をこなせばよいと考えている残念な職員もいます。

そのため、この前対応してくれた職員はとても感じがよくて相談しやすかったけれど、次に行ったらまったく会話も成立しなかったというケースはあることなのです。失業中の状態をなじるような相談員もいるなど、その対応はまちまちというデメリットがあります。

その点、民間の大手転職エージェントなどはきめ細やかで手厚い対応ができて当たり前の世界であり、転職を成功させることに高い意識を持って取り組んでいます。ハローワークにイマイチ対応の職員がいるのは、仕事へのモチベーションからして違うのです。

自分でやることが多い

ハローワークに行ってみるとわかりますが、職員が失業者を出迎えていらっしゃいませという場所ではありません(あたりまえですが)。右も左もわからないと一人でポツンと立ちすくんでいても、ほぼ手を差し伸べられることはないでしょう。

周りにいる失業者たちに順番を取られてしまうか、求人票が見たいからどいてくれと声をかけられるのが関の山です。そのため、ハローワークではどのような流れで仕事探しをしたらよいのか、あらかじめネットなどで調べておくと安心です。

そしてハローワークの中に入ったら、積極的にわからないことは聞きましょう。つまりとても自発性が求められる場だということです。行ったことのない場所が苦手だったり、自分から進んで行動するのは苦手だったりという人には向かないかもしれません。

その点、民間の転職サイトや転職エージェントなら、適正などからおすすめの仕事を紹介してもらえるので自分でやらなければならないことはハローワークに比べると圧倒的に少なくなります。つまりスタッフに任せる部分が多く、効率的に仕事が探せるのです。

求人票の情報量が少なめ

ハローワークにある求人票を見ていると、それだけではどんな会社なのかを把握するのが難しいと感じる人が多いようです。つまり求人票に記載してある情報量がものすごく少ないのです。

受付年月日・就業場所・職種・仕事内容・雇用形態・雇用期間・必要な資格や免許・年齢・賃金・休日など多くの項目があるのですが、すべてが白黒で履歴書のような見た目です。裏面には就業場所の地図などが手書きで書かれていることが多いようです。

しかもその項目すべてが埋められているわけではなく、手書きの読みづらい文字で書かれたりしたものを印刷した状態のことが多く、印字が黒ずんでいたりして見ずらいのです。

その点、インターネットなどで仕事を探そうとすると、その会社の外観などを画像で見ることができるのはごくごく普通のことです。紙媒体の求人誌でもそうです。

しかし、ハローワークにある求人票は黒一色の数個の項目があるだけで、まったく画像系の情報がありません。

何回も何回も足を運ぶので遠めの人は大変である

失業状態にあると特にですが、ハローワーク通いをしていると気分が上がらないという声が多く聞かれます。それは実際にハローワークに出向かないと、求人情報を見ることができないためです。

失業保険を貰おうとするとなおさら、続けて通わなければその資格があると認めてもらえません。

しかも公的な機関であるため開かれている時間が短く、混んでいる地域のハローワークでは、待ち時間も長くなってさらにストレスを感じるでしょう。そして土日祝日はしっかりと閉まっているのです。

そうなると平日に足しげく通わなくてはならないのですが、ハローワークが家から遠い人などはその移動時間だけでもかなりのロスです。

少しでも手ごたえのある求人を手にすることができると良いのですが、うまくいかないことが続くと、その足取りは重苦しいものになってしまうでしょう。

ハローワークで優良な求人を見分けるには

なんだかデメリット満載のような気がしてくるハローワークですが、前記したように圧倒的な求人数の中から、なんとか優良な求人を見分けていくためには少しコツが必要です。そのためのポイントはやはり、自分から行動を起こすことがメインになってきます。

常時求人を出してる会社はダメである

ハローワークに転職活動のために通っていると、いつも同じ会社の求人が目に付くことがあります。これはハローワークに限らず、求人雑誌や求人サイトにも言えることです。よほどの大人数を採用したいのかは不明ですが、何かしらの問題があると疑いましょう。

採用しても人がすぐに辞めてしまう、もしくは多くの人が続かないことを見越してずっと求人を出しっぱなしにしておこうという状態がそのまま表れています。胡散臭い会社にひっかかりたくなければ、常時求人を出している会社には応募しないのが身のためです。

優良求人を探そうと目をこらすよりも、そんな質の悪い求人を先に見つけてドンドン除外していくというのも優良な求人を見つけるための近道になるでしょう。

Vokersや転職会議、2chなどネットの情報を利用する

ハローワークで転職活動を始めたからと言って、すべての情報を鵜呑みにしてしまわないことが大切です。現代はネット社会です。自分が転職しようとしている会社の名前や情報などをハローワークから得たら、その会社についてネット検索してみましょう。

また、実際にその会社で仕事をしている人や、過去に働いていたことのある人たちが口コミを掲載しているサイトもあるのです。例えばVorkersです。約10万件もの企業の口コミが満載です。身近な企業の情報も多い、転職会議もおすすめです。

2chなどは場合によっては生々しいほどのリアルな意見が書かれていたり、その職場で嫌な思いをしたりした声だけでなく、転職に成功した人の集まっているスレなどもあります。

あまり口コミに左右され過ぎも考えものですが、会社について一度は調べておくことをおすすめします。ネットの情報を上手に活用しながら、いろいろな角度から自分の転職について、冷静に考えてみるようにしましょう。

求人票を素直に信じずに担当に納得いくまで相談する

ハローワークの求人票は、先に述べたようにあまり親切なものとは言えません。情報があいまいだったり、場合によっては古い情報がそのままになっていたりするケースもあります。

素直なことは悪いことではありませんが、すすめられた求人だから我慢してでも必ず応募しなければならないということはありません。どこか気になるところや聞いておきたいことがあるなら、応募をする前に遠慮なく納得のいくまで相談しましょう。

実際に応募したのちに、面接をする時にもそうです。仕事の内容や勤務時間、休日など、自分自身がどうしてもこれだけは!という譲れない条件については、必ず面接の時に会社側に確認してください。

なんとなく嫌だけれど、なんとなく納得は行かないけれど、言いづらいから辞めておこうとか、とにかく仕事を決めなければという思いだけで不満満載のままで転職すると、また辞めてしまうことにつながりやすいからです。

ダメ相談員の場合は遠慮なく別の人に交代してもらう

ハローワークの相談員の質には、とてもバラつきがあることは前記しました。

もちろん公共の職業安定所のため、無料で求人を見ることができて無料で相談をすることができるということから、おのずと遠慮がちな態度になってしまうという人もいるでしょう。無料だから謙虚に振舞わなくては、と思ってしまうのです。

しかしそれは間違っています。

実際には無料なのではなく、わたしたちが支払った税金から彼らは給料をもらっているのです。だからダメ相談員が目の前に来てしまい、ひどくやる気のない人が担当になった場合には、担当を変えてもらう権利があります。

自分の人生がかかっている転職のために、なによりも大切な時間を費やしているのです。もちろん、ハローワークで転職先を見つけようとしたら、ある程度の期間通い続けなければなりませんので、今後のことも考えてくれぐれも言い方には注意が必要ですが(汗)

そんなハローワークを利用した転職は人によって、合う合わないがハッキリ分かれるかもしれません。ハローワークに通うことで転職活動に希望が持てないと感じたり、気持ちが前向きになれないと感じたりするなら、転職の専門家に相談してみるのもよいでしょう。




t2