仕事を持ち帰り残業するのは辛いですよね!家で仕事をするデメリット

「仕事の残りは家に持って帰ってもいいよ」という上司の言葉に「いいよ、じゃないよ!」と思いつつも、まあ遅くまで会社に残るよりはマシだと自然に受け入れていませんか?

気がつけば暗くなっている窓の外、時計の針を気にしながらパソコンと長時間にらめっこしているとどうしても早く帰りたいという気持ちが大きくなってきます。

今日は見たいドラマがあったのに…と恨めしく思っているときに「持ち帰り残業OK!」と言われたら、イソイソと片付けを始めてしまいますよね。結局、仕事が気になってドラマにも集中できないのがオチです。

遅くまで残らなくていいよという言葉は、続きは家に帰ってからどうぞの丁寧語。耳ざわりだけは良いのですが、プライベートどころか最悪な場合は睡眠時間までごっそり削る悪魔のささやきです。

仕事が時間内に終わらないんだから仕方ないよねと思ってはダメ、その考え方は黄色信号です。どんなに効率よく仕事をしたところで、一日で処理できる仕事の量には限界があります。

仕事とプライベートを分けられなくなると仕事の効率も悪くなり、疲れもとれなくなって悪循環になってしまいますよ。

ここでは、家に仕事を持ち帰ることがいかにデメリットだらけであるかを詳しく解説していきます。

仕事持ち帰り残業させる企業はブラックである

時間内に終わらなかったから仕方ないし、遅くまで会社に縛り付けられるよりはマシだから…なんて考えが浮かぶようなら、あなたも立派な社畜の仲間入り。

終電を気にするほどの残業と比べれば…と思った人は、そもそも比べる対象そのものが異常レベルの残業だと気付きましょう。

>>毎日終電まで仕事するのは辛い!残業で終電まで働くリスク。残業代なしなら即転職

残業代もろくに出ない会社は言うまでもなくブラックですが、残業代さえ出せば社員をどれだけ長時間働かせてもOKという会社も負けないくらいブラックです。それでは、残業代も出さず、自宅に仕事を持ち帰らせる会社は?真性のブラックです。

残業代が出ないということは会社が仕事を持ち帰ったことを認知していないということ。どれだけ社員を自宅でタダ働きさせて徹夜させようがホワイト企業を名乗れるというのはおかしいと思いませんか?

長時間勤務の過酷さが取り沙汰され、政府が働き方改革をうちだした影響で、長時間残業を見直す会社が出てきたのも事実ですが、一方で「見えない残業」と呼ばれる持ち帰り残業が増えているのも現実です。

プライベートな時間が残業代で買い取られることもなく、ただ奪われているという事実に気付いて、そんな会社はブラックである認識をもちましょう。

>>中小企業はブラックな理由!ブラック企業なら転職しろ!

仕事持ち帰り残業をするデメリット

持ち帰り残業はデメリットだらけ。百歩譲ってメリットがあるとすれば終電を逃す恐れがなくなることくらいでしょうか。

早く帰るだけ何かできそうな気がしますよね。ところが、ご飯を作りたくても買い物・調理・食事・後片付けの時間をトータルで考えると難しい。睡眠時間を削りたくなければ、どうしても省けない食事のみを優先してコンビニご飯で済ませることになるのです。

会社で残業しているときと何も変わりませんよね。

仕事の持ち帰りが常習化するとオンオフがなくなるので昼間の仕事効率がガクンと落ちます。加えて帰るだけでホッとする空間だったはずの「家」から、憩いや癒しが消滅。帰宅しても神経が休まらなくなります。

残業の場合、自分の時間はなくなりますが頑張った分だけ残業代に跳ね返るので、それはそれでうれしいものです。欲しい物が買えればストレス解消にもなるでしょう。

それに引き換え、持ち帰り残業は自分の時間がなくなる上に残業代も出ないのですから最悪です。ここでは、持ち帰り残業がいかにデメリットだらけであるかを詳しく見ていきます。

仕事はダラダラになる

家に仕事を持ち帰って良いなら、早く帰宅できるし寄り道もできるから残業よりはマシ!と思っていませんか?

確かに早く退社できれば気分的に楽かもしれませんが、それは最初のうちだけで、実はそこが「持ち帰り残業」の落とし穴でもあります。

仕事が終わらないと帰宅できない、早く帰りたいと思うからこそ仕事の効率を考えて何とか時間内で終わらせようとしますよね。家に仕事を持って帰るということは終業時間が「退社」から「寝るまで」に延びたということ。メリハリがなくなるこということです。

会社にいる間に終わらなくても良いと思えば、社内でこなす仕事の効率は圧倒的に下がります。「帰ってからのほうが集中できる」なんて考えてしまうようなら、危険信号。

家は体と心を休める場所であって仕事をする場所ではありません。家で仕事をする習慣をつけてしまうと帰宅をしても仕事モードが抜けず緊張したままの状態になり、リラックスできなくなるのです。

リラックスできる場所や時間がなくなれば疲れがとれないので、日中の集中力は低下し仕事の効率も下がります。本末転倒だと思いませんか?

情報漏洩のリスク

重要書類や機密漏れが懸念されるような仕事を持ち帰る人はいないとは思いますが、仕事を持ち帰るということは情報漏洩のリスクを伴っています。

持ち帰り残業が日常茶飯事になっていると、鞄の中身の重要性を意識しなくなってしまいます。最初の頃こそ抱えるように持っていた鞄も、慣れてくるとウッカリ置き忘れたり網棚に置いたまま居眠りをしたりと隙がでてくるのです。

鞄を丸ごと盗まれて情報漏洩なんてニュース、記憶にありませんか?どうしてそんなに大事なものを体から離すの!と見る側は思いますが、慣れによる隙は本当にコワいもの。

「USBで肌身離さず持っているから大丈夫」という人も油断できません。会社では情報漏洩を恐れてウイルスに対するセキュリティ対策もしていますが、個人の自宅パソコンの場合はどうでしょう。

ネットサーフィンするくらいだからとウイルス対策ソフトも入れていないようなパソコンで仕事をして感染した日には最悪です。USBを介して会社のパソコンに感染が拡大するリスクとそうなった場合の責任の所在を考えると、仕事を持ち帰るのは割に合わないというのが真実なのです。

自分の時間を残業のために捨ててる

仕事こそ人生!という人であれば何時間でも残業をやってもらって構いませんが、そうではないならちょっと立ち止まって考えてみましょう。

あなたが仕事を持ち帰ることで犠牲になっているのは何ですか?

一人暮らしであれば自分の時間ですよね。本を読む時間やテレビを観る時間、まさか仕事をしながら恋人と食事をするわけにもいきません。

小さな子どもがいる家庭では「娘が起きているうちに帰れる!」というメリットは大きいでしょう。しかし、仕事を持ち帰っている以上は子どもの相手ができるといってもタイムリミットがあります。

寝かしつけたら仕事の続きを…と思っても、子どもがぐずって寝てくれない。イライラしながら最終的に奥さんに丸投げしてしまえば、もはや何のために早く帰ってきたのか分からなくなりますよね。和やかな家族団らんではなくなるのです。

そんな事が続くと、早く帰ってきたからといって家族に歓迎されなくなるのは時間の問題。

しかも残業代が出ないわけですから、残業と引き換えに失うというよりは、残業のために家族との時間を捨てているといった方が合っているかもしれません。

>>残業はなく休みの多い仕事(職種・業種)は?休みは多く定時で帰れる仕事へ転職するのは良い選択

残業代金をもらえません

「家に持って帰ってやってもいいよ」という上司の言葉に「ありがとうございます」なんて返していませんか。

持ち帰り残業は一銭も残業代が付かないタダ働きということを忘れてはいけません。「タダ働きしてね」と言われているのと同じですから、お礼を言うなんてとんでもない。怒ってもいいくらいです。

会社だろうが家だろうが仕事は仕事。本来ならば残業代を貰って良いはずなのですが、貰える人はほぼいないでしょう。貰えないということは、労働として認められていないのと同じこと。そう考えるといかに酷い扱いを受けているか実感します。

労働力を得るには対価が必要です。仕事は労働ですよね?なぜ対価が支払われないのでしょう、おかしいですよね。あなたには残業代を受けとる権利があります。

家に帰るという言葉に惑わされがちですが、持ち帰り残業は場所をかえて時間を延長した究極のサービス残業ということをしっかり認識しましょう。

>>仕事を早く終わらせるコツは?仕事が遅いのは迷惑、サービス残業は嫌ですよね

持ち帰り残業は違法なのか

法律で禁じられていれば話は早いのですが、残念ながら「持ち帰り残業を禁止する」という項目は法律にありません。

持ち帰らないためには時間内に仕事を終わらせるしかなく、量的にそれが難しいとなると残業になり、帰るよう促されれば結局持ち帰るしかないのが現実です。

最近では政府がうちだした働き方改革の影響で少ないながらプレミアムフライデーを取り入れる会社もあり、残業代を払えば良いと社員を長時間労働させる会社は数を減らしつつあります。

労働者としては嬉しい限りですが、そもそも政府が「早く帰ろう!」と言ったところで仕事の量が急に減るわけではありませんよね。ただ働く時間を短縮するだけでは、そのシワ寄せは必ずどこかにでてくるもの。その一端が持ち帰り残業なのです。

表向きは残業が少なく数字だけを眺めればホワイトな印象を受けますが、じつは自宅でのタダ働き残業を推進しているだけのブラック企業。働き方改革の影で、そんな会社がジワジワと増えつつあることも知っておきましょう。

持ち帰り残業を普通と思うのは異常!

持ち帰り残業って普通じゃないの?みんなやっているけど…そんな環境に身を置いている人は完全に社畜洗脳という名の病気にかかっていると自覚してください。

年に数回あるくらいなら「そんな時もあるよね」ですみますが、毎日持ち帰っているというのは尋常ではありません。もし大袈裟だなと感じるなら、帰宅後に何時間仕事をしているか計算してみましょう。どのくらいサービス残業しているか分かると思います。

このくらい俺はできる!家でも仕事してる自分ってカッコイイ!というスタンスであれば止めません、そんな生き方もあるでしょう。しかし、そんな働き方を定年までするつもりですか?間違いなくどこかで体か精神を壊しますよね。

体や精神を壊したとき会社はあなたに何をしてくれるでしょうか。たまに過労死や働き過ぎで病んだ人たちをニュースで見かけますが、雇い主である会社の対応は冷たいものです。

体も精神も壊れてしまえば元の状態に戻すのは至難の業。原因が会社にあろうと「働けないなら辞めてくれ」でおしまい。働くどころか普通の生活さえできない状態で放り出されることを覚悟しておかなくてはなりません。

家族がいる状態で過労死したら…困るのは会社ではなく、家族です。

運良く体や精神を壊さなかったとしても、趣味を楽しむ時間の余裕もなく、恋人や家族との時間もろくにとれず、万年疲れているような人生を送りたくはないですよね。

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