人が辞めていく離職率の職場(会社)の特徴とは?

「なぜうちの会社は離職率が高いのか」そう考えた時に、どういった理由が思い浮かびますか?「周りがどんどん辞めていく」「人の入れ替わりが早い」といった状態は、明らかに不自然です。

転職が当たり前の時代とはいえ、同じ職場で長く働いた方が収入や地位が安定します。会社は役立つ人材をじっくり育てて、利益の向上を目指すのが当たり前です。

健全なホワイト企業であれば、社員が辞めたいと思うことは少なくなります。同じ業種の中でも離職率が高いのであれば、なにか問題があると考えるのが自然です。

もしかして、あなたが働いている職場は、とんでもないブラック企業かもしれません。自分の働き方や職場の環境を客観的に見直してみましょう。

この記事では離職率が高い会社の特徴について、詳しく解説していきます。「今の会社に不安を持っている」「離職率が高い転職先を避けたい」という方は、ぜひ一度読んでみてください。

辞める人の多い職場(会社)の特徴

人が辞めていく職場にはわかりやすい特徴があります。通常であれば簡単な理由で就職した会社を辞めることはないため、とても深刻な問題を抱えているケースがほとんどです。

この項目では、離職率が高くなる原因を1つずつ紹介していきます。もし思い当たる部分が1つでもあるなら危険信号です。

離職率が多いと人手不足になり、経験がない新入社員ばかりが増えます。十分に育つ前に辞めていくため、長く務める人が損をする仕組みです。

働き続けても使い潰されるだけなので、転職を検討しましょう。転職活動をしている人は、離職率が高い会社の危険性を知っておくことが重要です。

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仕事内容と給料の乖離

人が転職を考える一番の理由は給料や待遇面での不満です。労働時間や仕事内容にあった収入を求めるのは、労働者として当然の権利でしょう。

離職率が高い企業では、難しい仕事をしても安い給料しか貰えません。同業他社で収入が良い求人があれば、誰でもそちらを選びます。

また、初任給が良かったとしても、昇給がほとんどないケースも。離職率が高い企業は常に人材を補う必要があるので、求人で騙そうとする傾向があります。

長く働き続けても、昇進した一部の人以外の給料はまったくあがりません。若いころは根性だけで乗り越えていても、将来への不安は年齢を重ねるごとに増していきます。

結婚や老後のことを考えた場合、一定以上の収入が必要不可欠です。離職率が高い企業は給料が年齢に伴わないので、30代や40代で辞める人が多くなります。

また、給料に問題がなくても、時間外の労働時間が長いと時給が安くなってしまいます。サービス残業や休日出勤を強要されるので、体を十分に休ませることができません。

辞める人が多く、急な退職もあるため、残っている人が必死で働く羽目になります。毎日クタクタになるまで酷使されれば、辞めたいと思うのが当然です。

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非正規社員による不満

非正規社員は正社員と違って雇用契約で守られていません。正社員と比べると、待遇や給料の面で大きな格差があります。

同じ仕事内容でも賃金だけ安いので、非正規社員の不満はたまるばかりです。正社員と接している時でも、立場は弱くなってしまいます。

年下の指示に従わなければならなかったり、周囲から軽視されれば、嫌な気分になるでしょう。

さらに、中には正社員としての採用だと思って入社したら、非正規雇用だったというケースも。離職率が高い会社にとって非正規社員は、いつでもクビを切れる都合のよい存在です。

「契約期間が更新されるかわからない」「正社員になれる保証はない」という状態では、モチベーションは維持できません。

意識の差や立場の違いは大きいため、正社員との食い違いや諍(いさか)いは避けられないでしょう。ギスギスしたり、格差が嫌になったりといった理由で、辞める非正規社員は多いのです。

また、「女性と男性」「上司の依怙贔屓(えこひいき)」による格差は、今でもなくなっていません。女性は結婚や出産があるため、給料に予め差をつけられるケースが多いのです。

女性が働きにくい環境であれば、自然と離職率は高くなります。同じ仕事をしても給料は安いとなると、働くのが馬鹿らしくなってしまうでしょう。

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パワハラ・セクハラ・モラハラの問題あり

一時期は社会問題にまでなったパワハラへの対策は、会社として当然の義務です。相談の場を用意したり、取り組みの周知をしたり、社員が不当な扱いを受けないように徹底する義務があります。

嫌な上司や同僚はどこの会社にもいますが、暴言や嫌がらせがあれば会社が対処します。個人の問題で離職率が上がることはないので、会社の社風や取り組みの不足に問題があると考えたほうが自然です。

部下の教育として会社側が黙認していれば、パワハラはなくなりません。精神論や根性論を押し付けるような会社では、パワハラの常態化が深刻です。

性的な嫌がらせを受けるセクハラ、同僚や部下から受けるモラハラなども、周知や対策が不足すれば横行します。社風で容認する空気があれば、訴えても無視されるだけです。

>>職場のモラハラは嫌ですよね!無視や誹謗中傷などの対策

また、一番厄介なのは無理な要求をするワンマン経営者や上司です。無能で性格に問題がある人間が上に立つと、組織全体への悪影響がでてしまいます。

役職や権力があると止められる人がいないので、異常な言動はエスカレートするばかりです。横暴な言動をくり返す、責任を一切とらないとなると、部下はそうそうに見切りをつけます。

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悪質なパワハラやセクハラは立派な犯罪です。我慢して働く必要はないので、一刻も早く会社から離れましょう。

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疲弊する人間関係

嫌いな相手と仕事をするのはストレスが溜まりますよね?人手が足りていない離職率が高い会社では、誰もがイライラしています。

仕事量が多く大変なので他人に気遣う余裕はなく、心が荒れてしまうでしょう。嫌味をいったり、八つ当たりしたり、常にギスギスしているため人間関係は最悪です。

厳しいノルマがある職種なら、お互いがライバル関係になります。蹴落とそうとしかしないので、足を引っ張りあうことになるのです。

さらに、人間関係が悪いとコミュニケーションに不備がおきるため、仕事にも悪影響がでてしまいます。上手くいかないことで苛立ちがつのり、悪循環におちいってしまうのです。

人がすぐに辞めていく職場だと、健全な人間関係は構築できません。仮に仲が良い人ができても、いずれ耐えきれずに辞めてしまいます。

優秀な人や真面目な人ほど早く辞めていくので、残るのは性格が悪い人だけです。人間関係の改善はまったく期待できないので、和気あいあいと働ける転職先を探してください。

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害のあるベテラン社員(老害)

部下にとって目の上のたんこぶになるのが、強い力を持ったベテラン社員です。尊敬できる人格者ならまったく問題はありませんが、そうでないケースは多々あります。

上下関係や年長者への配慮は必要とはいえ、相手が尊敬できる人でないと苦痛なだけです。日本では今でも年功序列の文化が根強い会社が多く、ふさわしくない人が役職についていることは少なくありません。

年齢を理由に常に上から目線で対応する老害がいると、苛立ちと不満は増すばかりです。なぜ従わなければならないのか、と理不尽に耐えながら働き続けることになります。

さらに、ベテラン社員だけが発言権を握っている会社だと、新しい価値観や意見は排除されます。非効率的な昔のやり方を押し付けたり、重要なことを独断で決めたりと、若い社員は自由に働けません。

「反論や意見は受け入れられず、黙って従うしかない」そんな環境ではスキルアップや成長は不可能です。若い力が生かされない会社は、同業者からも取り残されてしまいます。

人を人と思ってません(使い捨て)

通常であれば、離職率の高さは会社にとって深刻な問題です。社員を大事にしているなら、大切に育てた人材が辞めるのは大きな痛手でしょう。

離職率が高いのは、社員を留めるための努力をしていない結果です。「人材を育てる」という意識がなく、辞めても補充すれば良いという考えが透けて見えます。

社員を使い捨ての労働力としか思っていないので、待遇や給料は最低限です。誰にでもできるキツい仕事を押し付けて、働けなくなれば次を探します。

仕事のせいで病気になったとしても、会社側としては大した問題ではありません。「嫌なら辞めろ」というスタンスなので、労働環境の改善を期待するだけ無駄です。

離職率の高い会社にとって、社員はいくらでも換えがきくコマです。ボロボロになるまで酷使されて捨てられる前に、自分から会社を捨ててしまいましょう。

仕事に見合った評価をしてくれません

優秀な人材が正しく評価され、見合った待遇や給料を受け取るのが健全な会社のあり方です。頑張った人間が報われる仕組みであれば、誰も文句はないでしょう。

しかし、離職率の高い職場の場合、評価体制そのものに問題を抱えています。社員の能力を正確に把握できなかったり、上司の個人的な感情が影響したりすると、正当な評価は期待できません。

自分より劣っている社員が出世すれば、納得するのは難しいと思います。どれだけ努力しても結果に反映されないなら、モチベーションの維持は困難です。

名ばかり管理職として責任ばかりを負わされて、給料や待遇は見合わないケースも。優れた社員は見合った評価がしてくれない会社に見切りをつけて、次々と辞めていきます。

残るのは無能な社員ばかりなので、仕事の精度やスピートは下がる一方です。仕事ができない人間に囲まれてしまうと、できる人間だけに仕事が集中してしまいます。

成果を上げても評価は変わらないため、会社にもたらした利益だけを不当に搾取される状態です。貧乏くじを引くだけなので、正当に評価してもらえる転職先を探してください。

仕事の遣り甲斐のなさ

自信やモチベーションを維持するためには、遣り甲斐が必要です。自分の力を最大限発揮できる仕事をこなしていけば、能力は自然とアップしていくでしょう。

難しい仕事は大変ですが、会社や社会の役にたっているという充実感があります。しかし、簡単でレベルが低い仕事ばかりだと、張り合いがありません。

楽な仕事が良いのは最初だけで、暇を持て余せばいずれ耐えきれなくなります。自分だけ簡単な雑用ばかり押し付けられるなら、ただの嫌がらせです。

誰にでもできるような仕事をいくら続けても、経験やスキルアップにつながりません。長く働けば働くほど、本当に転職したくなった時に不利になります。

仕事内容が薄いということは会社自体のレベルが低い証拠です。将来性もたかが知れてるので、遣り甲斐のある仕事を探してください。

このまま今の会社にいても意味をないと感じる

業績が悪化したり、大幅な人員削減をしたり、働いていれば潰れる兆候がわかります。そうでなくても成長性や経営方針に不安があれば、辞めたくなるのは当然です。

順調に定年退職まで働くのが社会人として理想的ですが、会社がなくなればすべて台無しになってしまいます。優秀な人は危機をすぐに察知するので、早めに辞めていくのです。

・ノウハウのない新規事業の立ち上げ
・経営改善が不十分
・具体的な数値目標がない
・資金繰りが厳しい月がある
・社員教育をしない
・管理職が辞めていく
・取引先がすぐに変わる
・経費を削減しだす
・ノルマが厳しくなる

などなど、思い当たる点が一つでもあるなら注意してください。未来のない会社で働き続けたり、離職率が高い職場に転職したりすれば、いずれ共倒れになってしまいます。

倒産によって給料や退職金すら満足に支払われないケースは、珍しくありません。なぜ働いているのか自分に問いただしてみて、答えが出ないようなら辞めるべきです。

40歳や50歳など年齢を重ねると転職活動は難しくなるので、早めに将来性がある会社に転職しましょう。

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