仕事のストレスで限界を感じた時の対処方法は?

現代日本は大変なストレス社会だとも言われますが、生真面目で仕事熱心な国民性が災いし、仕事がストレスを溜め込む原因となってしまっているパターンもかなり多いのです。

ストレスそのものは目には見えず、程度も人によって様々であるため正確に認識するのは難しいもの。中には自分がストレスに蝕まれていると気づかないまま働き続けた結果、突然限界を迎えて仕事はおろか日常生活もままならない状態になってしまう人もいます。

しかしながら全くストレスのない仕事は存在しません。働かずに生きていくことは難しい、しかし仕事をする以上ストレスは切っても切り離せない。そうなると必要になってくるのは、ストレスのコントロール法です。

では仕事のストレスにはどのように対処していけば良いのか?その方法を5つ提案しましたので、悩んでいる人はどうぞ参考にしてみてください。

自分にとっての仕事の限界とは?

具体的な対処法をお読みいただく前に、まず重要なのはあなたが今抱えているストレスと正しく向き合い把握することだとお伝えします。

というのも同じ環境で働く仲間が何人もいる場合、自分だけがこんなにもストレスで押し潰されそうになっているのはただの甘えではと考え、辛い気持ちを我慢してしまいがちだからです。もちろん、対応できない自分が恥ずかしくて隠してしまうということもあるのでしょう。

しかし感じ方は人それぞれ違い、仕事内容に対する得手不得手も人によりますよね。同じ環境にいるからといって受けるストレスの度合いがみんな同じということにはなりませんから、人と比べても意味はないのです。

あなたが辛いと感じる気持ち、そしてその限界がどこにあるのかはあなた自身しか把握することはできません。それに気づきあなたを助けてあげられるのも、あなただけなのです。

周りと比較するのではなく、あなたの心や体と向き合って自分自身の状態を確認するようにしてください。

大抵の場合は自分で限界だと感じているようであれば、すでにかなりのストレスを抱えている状態です。それでも客観的な判断基準が知りたいという方は、以下のような心当たりがないかチェックしてみましょう。

消えない疲労感はストレス蓄積のサイン

睡眠時間も体力的にも問題がないはずなのに、朝起きた時にすでに疲労感があってだるいということはないでしょうか。

生きている限り人間は常に何かしらのストレスを受けているものですが、正常な範囲内であれば休息や睡眠によってその都度リセットしていけるようになっています。体力を消耗したとても、休息をとることで回復できるのと同じですね。

起きている間に受けるストレス量が睡眠時に回復できる量を上回ってしまうと、起きた後にも前日のストレスが残ってしまい疲労感や倦怠感となって表れることがあります。

忙しい時期などに時々そうなる、休日にしっかり休めば解消されるという程度ならば誰しも経験があるものです。しかし長期に渡ってそういった状態が続くようであれば、回復できなかったストレスがどんどん蓄積されているというサインであり、何らかの対処をするべきでしょう。

体重の増減など体の変化にも注意

ストレスによる影響は精神的な変化だけでなく、体の変化を起こすこともあります。数値としてはっきり認識できるため特にわかりやすいのは体重の変化です。

イライラすると大食いに走ってしまう人は決して珍しくありませんよね。これはストレスを感じた時に脳が分泌するホルモンに、食欲を増加させる働きがあるためです。当然、食欲に任せて暴食を続けていれば過剰なカロリー摂取により体重が増えてきます。

その他にも過度のストレスが原因で発症しやすい鬱の症状の一つには食欲の減退があり、この場合は逆に体重が減ってきます。増えるにしろ減るにしろ急激な体重の変化は体からの大切なSOSのサインですから、決して見逃さないでください。

そして体重に大きな変化が表れるほど長期に渡って食欲が乱れているのなら、それだけ長くストレスを受け続けているということでもあります。早めに対策をとりましょう。

仕事に限界を感じた時の対処方法5選

ストレスに対する最も効果的な対処法は、ストレス源から自分を遠ざけることです。仕事がストレスである場合、思い切って退職や転職で現状から抜け出すことが良いということになりますね。

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しかしすぐ実行するのは難しい、いきなり今の仕事を捨てるのには抵抗があるという人がほとんどでしょう。そこで、今の仕事を続けながら少しでもストレスを軽減するための対策をいくつか提案いたします。上手くストレス源と折り合いを付けられるようになるかもしれません。

ただし、すでに限界と感じるほどにダメージを受けていることは念頭に置いて取り組むようにしてください。少しでも負担を軽くするための対策なのですから、辛さが増すようであれば一刻も早くあなたに害のある環境から離れましょう。

仕事に対する責任感を軽減する

仕事でストレスを溜め込みやすい人は責任感が強すぎる傾向があります。理想の高さゆえに自分の仕事内容に満足することができず、そのギャップがどんどんストレスとなってしまうのです。

こういった人は頼まれると断れないタイプである場合も多いようです。そして引き受けたからにはしっかりこなさないと、と責任を感じるがあまり余計に自分を追い詰めてしまいます。

>>嫌な仕事や無理な仕事の断わり方は?仕事を断る勇気を持つ

責任感や緊張感は適度であれば、正確に仕事をするための集中力となります。そして仕事を終えた時の達成感に繋がるものです。しかし仕事を終えた後にもストレスとして残り次の仕事へのプレッシャーとなるほどの責任感は、もはや悪循環しか生まない不必要なものですよね。

まずは自分ひとりで全てを完璧にこなそうという考えをやめてみましょう。

そして失敗を必要以上に気にしないことです。取り返しのつかない事態さえ避ければ、仲間とフォローしあうのもお互いさまというもの。失敗から学べることもたくさんあるのですから、失敗することそのものは恐れなくても良いのですよ。

自分のペースで頑張る

集団行動での協調性を重んじるがあまりストレスを溜め込んでしまうタイプの人もいます。自分の意見を主張するのが苦手であるゆえについ足並みを揃えてしまう、という人も少なくはないでしょう。

周りと合わせていた方が楽だという人もいますから、そういったやり方を一概には否定できません。しかしそれが自分を追い詰める息苦しさに繋がっているのなら、考え方を変えた方が楽になりますよね。

「みんなこうだから」ではなく、あくまであなたに無理のないペースを考えて仕事をしてみましょう。

最低限のマナーや協調性さえ守ってさえいれば、人の目を気にする必要はありません。任された仕事を最終的にこなせるのなら周りならとやかく言われる筋合いはない、それくらいの気持ちで大丈夫です。

ちなみに周りに仕事ができると思われたくて頑張りすぎてしまう人も、本来の自分のペースと合わずにストレスを溜めやすいタイプです。無理をしてもボロが出るか自分が壊れるかでそのうち破綻してしまいますから、見栄を張っても良いことはありませんよ。

限界であることを上司や先輩に相談する

限界だと感じるほどにストレスを抱えている場合、心身の消耗により任された仕事すらこなすのが難しい状態になってしまうこともあります。そういう時は、仕事を割り振る立場である上司や先輩に相談しましょう。

そこまでストレスを溜め込んでしまう人は性格上「できない」と伝えることにとても抵抗があるかもしれません。しかし無理をして引き受けた仕事を成し遂げられない方が、結果的に迷惑をかけます。自身のコンディションを正しく判断し申告することも社会人としての礼儀です。

部下の能力を把握して仕事を割り振るのも管理職の役目ですから、上司が正しい判断力を持っていれば、あなたの仕事量を調整してくれたり休息を勧めてくれたりといった対処をしてくれるはず。場合によってはストレス源を改善も期待できます。

また「配慮してもらっている」という実感が得られるだけでも精神的な負担は軽くなり、仕事のやる気が向上する効果があります。これは心理学の実験でも確認されているものです。

もしきちんと状態を伝えているにも関わらずあなたにさらなる無理を強要するような会社なら、そんな会社のために心身を削ることはありません。その時は心置きなく、その会社とさよならしましょう。

家族や友人、同僚に相談する

上の立場の人に相談するのとは別に、家族や友人などプライベートであなたの近くにいる人、会社であなたと近い立場にいる同僚などに相談することもストレス軽減に繋がる場合があります。

上司や会社の責任者は仕事を滞りなくするためにあなたの事情を汲んでくれることはありますが、あなた個人のケアを積極的にしてくれることは稀でしょう。ダメージを受けているあなたを支えてくれるのは、やはりあなた個人を大切に想ってくれる家族や友人です。

仕事を続ける場合ストレスをゼロにすることは難しいため、せめてプライベートではストレスを減らし自身が癒やされる環境を作りたいもの。あなたの状態を家族や友人に把握してもらうことで、そうできるような手助けをしてもらいましょう。

そして仕事の悩みを共有できる同僚がいれば、互いに愚痴を言い合うことで溜め込む前にストレスを発散できるようになります。実際の仕事でもサポートを得られるかもしれません。

辛い時に誰かに支えてもらうことは、決して悪いことでも恥ずかしいことでもないのです。しかし一方的では相手の負担となりますから、あなたが回復した時に改めて感謝を示し、逆に相手が辛い時には力になるなどバランスの良い関係を築きたいですね。

有休を使って現実逃避をする

いろいろ対策をしてもなかなか状況が良くならない、やはりこの仕事を続けるのは限界なのかもしれない…その時には思い切って取れるだけの有給休暇を使って好きなことだけをしてみましょう。

出かけるのが好きであれば旅行やショッピングでも良いですし、スポーツで体を動かすのも良いですね。昼からお酒を飲んで趣味に没頭するなどちょっと自堕落な生活を楽しんでも、パチンコや競馬などのギャンブルに熱中しても、堅苦しいことはいいっこなしです。

とにかくあなたが楽しいと感じる時間だけを過ごして、嫌なことは全部忘れてみてください。

日本人は日常的にストレスを抱えやすいため軽視しがちですが、ストレスは鬱病や自律神経失調症だけではなく、脳卒中や心臓病などの命に関わる病気をも引き起こす恐れのある万病のもとです。たまに現実逃避をしてストレスをリセットすることで、そういったリスクを減らす効果もあります。

そしてストレスのない状態を知っておくことはとても大切です。リフレッシュして余計なしがらみや凝り固まった思考から解放されたら、もう一度今までの仕事を見つめ直してみましょう。

また同じストレスと戦ってでもその仕事を頑張りたいと思えるか、もっと別にやりがいのある仕事を見つけたいと思うか…ストレスは目に見えないからこそ、あなたが自分で思う正解を見つけられるといいですね。

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