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レブキャピタルファンドは仮想通貨ライズトークンへの投資の名目で全国でお金を集めていた集団です。
会員への配当が止まり返金すらされなくなって久しく民事訴訟に発展していたなか、首謀者とされる湯田陽太さんが別件で逮捕されました。
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レブキャピタルファンドは主にセミナーでの勧誘活動で会員を増やしていきましたが、被害者の大部分が20代の若い人たちです。
ここではレブキャピタルファンドの概要をおさらいしながら、これまでの流れを振り返りましょう。
レブキャピタルファンドについて
まずレブキャピタルファンドがどのような投資案件だったのか、その概要を見てい見ましょう。
レブキャピタルファンドは2019年に仮想通貨のICOを使った投資案件を始めました。レブキャピタルファンドが発行したと主張していた仮想通貨はライズトークンです。
投資の仕組みをまとめるとこうなります。
・会員となった人がライズトークンを購入する
・会員から集めた資金の70%をレブキャピタルファンドが鉱山や不動産に投資を行う
・投資で出た利益を会員に配当する(ライズトークンの購入額に合わせ月利5%から6%)
不動産などに投資するお金をライズトークンを介して会員から集め、会員に利益を還元していくとの話しだったんですがいくらなんでも月利が高すぎます。
投資について少しでも知識があればこの時点で絶対あり得ないと気付くと思います。
月利5%は年利にすると79.6%にもなりますね。一方銀行から融資してもらった場合の年利は1%から18%程度です。
普通に考えて会員に80%近くも金利を払うくらいなら、最初から銀行にお金を借りた方がレブキャピタルファンドにとってよっぽど割りがいいんですよね。
このことからもライズトークンが提示している月利5%の配当は実現性がない、ただ会員を集めたいがために提示している嘘である確率が高いです。
実際発足からしばらくしてこの配当は停止し、さらに解約や返金もできないような状態になりました。
運営が集めたお金で投資していた実態がないことから、ポンジスキームと考えてまず間違いないでしょう。
つまりレブキャピタルファンドは不動産投資など一切行っておらず、ただ会員から集めたお金を持って逃げただけです。一時期きちんと支給されていた配当は後から入った会員の資金を自転車操業的に回していただけでしょう。
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レブキャピタルファンドはMLM
レブキャピタルファンドの会員獲得方法はMLMでした。MLM、つまりネットワークビジネスは新しい会員を獲得する度に紹介報酬がもらえる仕組みです。
投資案件でMLMときたらまず疑ってかかる必要があります。なぜなら過去にもこの組み合わせの詐欺案件が多発しているからです。
またネットワークビジネスと聞くと地道に周りの人を勧誘していくイメージかもしれませんが、リーダー格はセミナーを開きそこで勧誘活動をしています。
レブキャピタルファンドは投資に対する知識が浅く稼ぎたい願望の高い20代の若者をターゲットに、セミナーで多数の会員を得ていたようです。
レブキャピタルファンドは危険
当初から悪評が目立っていたレブキャピタルファンドですが、配当停止や返金されないなどのトラブルが現実となり大部分の人が『詐欺だろう』と結論付けています。
問題が大きくなる中でなんとレブキャピタルファンドが発行したとしていたライズトークンがそもそも存在していないこともわかりました。
ライズトークンはイーサリアムのブロックチェーンを利用していると説明されていました。でもイーサリアムのブロックチェーンで発行された全てのトークンの情報がまとめられたサイトで調べても、ライズトークンなんて出てこないんです。
ライズトークンが存在しないとなると会員はただの紙切れに大金を支払ったのと同じことになってしまいます。
架空の仮想通貨でお金を集めていたなら相当悪質としか言いようがないですね。
また日本人だけで運営しているにもかかわらずレブキャピタルファンドの所在地はイギリス領のバハマ諸島です。バハマ諸島はタックスヘイブンでペーパーカンパニーの設立に利用されることが多いですよね。
おそらくレブキャピタルファンドもペーパーカンパニーだろうと思われます。
レブキャピタルファンドの湯田陽太氏が逮捕される
レブキャピタルファンドの首謀者とされるのが湯田陽太さんです。実はこの方レブキャピタルファンドの前にも数々のMLM投資案件や情報商材に関わっていて、ネット上に悪評が溢れかえっています。
そしてなんと2021年7月投資スクールのアルケミストのメンバーの1人として福岡県警に逮捕されています。福岡はレブキャピタルファンドでも被害者が特に多かった地域ですね。
容疑は特定商取引法違反。つまり株式投資スクールへの勧誘セミナーで『絶対稼げる』など事実とは異なる勧誘した疑いがあるようですね。
これはレブキャピタルファンドの手口にも共通する内容で、今後レブキャピタルファンドにまで捜査が及ぶかどうかも注目されています。
レブキャピタルファンドの民事訴訟
湯田陽太さんが逮捕されるより前にレブキャピタルファンドの湯田陽太さんと岩松瑛斗さんを相手取った民事訴訟が起こされました。
民事訴訟は被告側の不誠実な態度によってほとんど進展がなかったようですが、湯田陽太さんの逮捕によって状況が変わることが期待されています。
こういった案件で全額返金を勝ち取るのはなかなか難しいのですが、裁判によって被害に合った方に返金が実現すればいいですね。
民事訴訟が始まってからも湯田陽太さんの仲間はまだ全国でセミナーを行っていたようで驚きです。
レブキャピタルファンドにしてもアルケミストにしても資金が足りない場合借金までさせられた人もいるようなので本当に気を付けていただきたいです。
まとめ
レブキャピタルファンドは仮想通貨のICOにからむ投資案件ですが、肝心のライズトークンがそもそも存在しない非常に悪質な案件です。
別件ではあるものの首謀者の湯田陽太さんが逮捕され危険な案件であることが証明された形です。
既に返金を求める民事訴訟が起こされていますが、返金を願う被害者はまだまだ多いと思われます。
湯田陽太さんは投資詐欺集団ジョーカーに所属していた過去があり、レブキャピタルファンド以外にもいろいろな悪徳案件に関わっています。
今後湯田陽太さんの名前で何らかの投資案件が出てきても関わらないようにしたいですね。