転職活動に疲れた!しんどい!と思う原因と対策

転職・就職

「1日も早く今の職場を脱出したい」「もっと稼げる仕事に就きたい」「ライフワークバランスを大事にして理想の生活を手に入れたい」など、転職への想いは人それぞれですが、共通して言えることがひとつあります。

それは、転職活動はやり方や心構えによっては、疲れたりしんどいと感じたりすることがあるということです。

疲労感を感じながら転職活動を続けていると、今の仕事や生活に支障をきたしたり、そもそもなぜ転職しようと思ったのかという軸がぶれて本末転倒な結果を招いたりするおそれがあります。

昔と比べて、転職は手軽にできるのものとして定着しつつありますが、それでも人生においては大きな決断であることに変わりはありません。

だからこそ、疲れを感じながらするものではありません。

では、なぜ自分で望んで始めた転職活動で疲れてしまっているのでしょうか?この記事では原因と対処を解説します。

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転職活動に疲れてしまう原因

転職活動で疲れる原因は主に5つあります。それは必死で頑張っている人や高い理想を持って邁進している人ほど、見落としていることです。

転職活動に疲れる原因を自覚できずにいると、心身の健康を損ない、今の生活の質さえ落としてしまうことがあります。

自分に思い当たることはないか、5つの原因をさっそくチェックしてみましょう。

自分の理想と現実のギャップを理解してない

転職活動をするにあたって、「現在の職種でキャリアアップできる職場」を探す人と「新しい職種にチャレンジできる職場」を探す人の2パターンがいます。

この2つは全く違う道を歩いているようですが、転職に過度な期待をするとかえって疲れることになるというのは共通です。

たとえば前者なら、今の職場じゃなければ待遇や給料が良くなるだろう、土日祝はきっちり休めるだろうと思って転職先を探していると、なかなか理想の転職先が見つからない可能性があります。

そんな夢のような職場がないとは言いませんが、そういったところは貴重で競争率が高いのが現状です。より良い職場でキャリアアップしたいと言っても、どこかしら妥協する必要が出てくるでしょう。

後者の場合は、未経験で新しい職に就こうと思ったら、理想の給料では雇ってもらえないといったギャップを感じることがあります。

あるいは、転職のために資格を取得したけど、結局は実務面も重視されるので応募しにくいといったギャップを感じることもあるのです。

いま一度、あまりに高い理想のライフスタイルを描いていないか、あるいは今の自分の職歴やスキルでは実現が不可能な理想を描いていないか、頭の中を整理してみると良いでしょう。

短期間で自分の満足する会社への転職は無理

今の職場を辞めたいあまりに、少しでも早く結果を出そうと焦ってしまうと、転職活動に疲れてしまう可能性があります。

転職は、人生の中でも大きなイベントのひとつです。だからこそ、じっくり時間をかけても良いのです。

早く転職先を見つけたくて慌てて作った書類だと、雑な印象を与えたり、あなたの本当の魅力を伝えきれないものに仕上がったりしている可能性があります。

面接まで辿り着けたとしても、時間をかけて応募先の下調べしていたら充実した対話ができたかもしれないのに、慌てて応募したために相手に良い印象を与えられないまま終わってしまうこともあるのです。

ここだと思う職場を見極め、丁寧に作成した書類で応募をして、相手に良い印象を持ってもらうための下準備を行う、一見遠回りのようですが、意外とこうした時間をかけた方がすんなり結果が出ることがあります。

また、現在の職場の人に転職活動中であることを悟られないためにも、焦りは禁物です。職場に転職活動によるイライラや疲労感などを持ち込むと、場合によっては気付かれてしまいます。したたかさと平常心を忘れずに転職活動に励みましょう。

孤軍奮闘で転職活動してる

あなたは転職活動を1人で頑張っていませんか?1人で頑張って当たり前だと思っていたら、あなたは転職活動で損をしているかもしれません。

「私はこういう人間だ」というのを完璧に把握している人は、ほぼいません。多くの人が、自分の本当の魅力やポテンシャルに気付かないまま、転職市場で自分を売り込もうとしています。

しかし、それでは自分を安売りしているようで損をした気分になりませんか?

そこでおすすめしたいのが、「転職エージェント」という人材紹介サービスです。

転職エージェントを活用すると、自分はどんな市場で人気が高いのか、自分を希望の市場で高く売るにはどうすればいいのかといった戦略的なことが分かります。

転職のプロの知恵を借りることで、あなたの転職活動の負担を減らしつつ、理想的な転職先を見つけることができるのです。

不採用は気にしないで

昔に比べて転職しやすくなったと言われますが、それはつまり、競争率が高まったということも意味しています。

ネットで全国どこからでも転職情報をチェックできる現代では、日本中であなたが応募した企業を狙っている人がいるのです。だからこそ、不採用ということも多々あります。

受験や就職など、これまでにも合格・不合格といったふるいにかけられる場面はありましたが、何度経験しても不合格や不採用というのはこたえますよね。

しかし、多くの人が行っている転職活動だからこそ不採用もあって当然と思い、重く受け止め過ぎないことが大切です。

思い入れの強い企業ほど不採用は辛いものですが、ここは上手く気持ちを切り替えて、「縁がなかったみたいだな」「自分を採用しないなんて、あの企業は損したな」なんて、受け流しましょう。

不採用だったことを気にしすぎたり、自分という人間が否定されたと深刻に考えたりすると、自律神経失調症や鬱病によって心身の調子を崩すおそれがあります。幸せになるために転職活動をしているはずなのに、これでは本末転倒ですよね。

>>ストレスで自律神経失調症を患った人は重症化する前に楽な仕事に転職

この企業が不採用だったのは、自分にもっと合う企業との縁が待っているからだと、前向きに考えると良いですよ。

在職中の転職活動に疲れた

在職中の転職活動というのは非常にキツいものです。今の仕事をこなしつつ、転職情報をチェックして、応募書類を用意して、面接も受けるのですから無理もありません。

場合によっては、睡眠時間を減らしてでも職務経歴書を作成したということもあるでしょう。

こういった生活を何週間、何か月と送っていると、精神的にも体力的にも本当に疲れます。

しかし現職に支障をきたすと、同僚や上司に転職活動を悟られる可能性があるので、あくまで無理のないペースで行うことが大切です。

一刻も早く職場を抜け出したい人には不本意かもしれませんが、疲労感を減らしつつ転職活動を続けるためには、繁忙期は応募するペースを落とすといった工夫も必要です。

転職活動に疲れたときの対処

転職活動に疲れたときは、心身をクールダウンさせたり、新たな視点を設けたり、誰かの力を借りたりといった対処が有効です。

具体的にどんなことをすれば良いのか、5つの対処法を紹介しましょう。いずれも難しいことではないので、転職活動に疲れたと感じたら、早めに実践してみてくださいね。

転職活動を保留にする

転職活動に疲れたという人は、一旦お休みを設けましょう。現職に就いている人であれば、特に焦る必要はないので、心身がリフレッシュできるまでしっかり休養を取ってください。

応募書類のために神経をすり減らしていた時間を睡眠や趣味の時間に充てるだけでも、ずいぶんと疲労感が取れますよ。

現在無職という人は、ひとまずアルバイトを始めてみると良いでしょう。わずかであっても収入が確保できれば、精神的な安定感が増します。いわゆる「長期希望」と書かれたアルバイトではなく、短期で問題なく辞められるアルバイトを選ぶのがおすすめです。

現在の職場の人間関係があまりにひどい、給料があまりに少なすぎるといった場合は、現職の辛さと転職活動の板挟みで特に辛いかもしれません。

しかし、今の疲労しきった状態で転職活動を行っても良い結果は得られないので、まずは仕事以外で気分転換を図ると良いでしょう。

お金に余裕がある人は思いっきり旅行を楽しんでも良いですし、薄給でお金を自由に使えない場合は、図書館で本やDVDを借りるといったお金をかけずに楽しめる趣味を作ると良いですよ。

友人知人に転職中の苦労を相談する

悩みを誰かに聞いてもらうと心が軽くなりますよね。ぜひ、転職の悩みも友人や知人に相談してみましょう。

職場の愚痴を言いつつ、転職に向けての希望を語っていると、自然と活力が湧いてきます。また、自分の希望を口にすることで未来のビジョンがより具体的になって、転職活動に活かせることも少なくありません。

さらに、友人や知人の言葉が転職のヒントになることもあります。自分が希望している職種に就いている知り合いがいたら、転職に向けた戦略を聞いてみるのもモチベーションを高めるひとつの手です。

このように人に悩みを聞いてもらうのはあらゆる面で有効ですが、あくまで職場に関わりのない人間に限定しましょう。間違っても職場の上司や先輩の耳に入るような人には話さないでください。

あなたが転職したい情報が漏れると、職場での立場も危うくなりますし、転職活動を妨げられるおそれがあります。

転職して幸せな自分の未来を想像する

そもそも、なぜ転職活動を始めたのかという原点を忘れないことは非常に大切です。今の職場が嫌だからという思いにとらわれず、転職先で何をしたいのか、どんな生活をしたいのかといった幸せな未来を思い描くと、転職活動へのモチベーションが高まります。

幸せな未来像を描くのにおすすめの方法が、転職に成功した人の話を聞くことです。

転職でキャリアアップをした結果、どんなメリットが得られたのか、労働条件が良いところに就いたことでどんな風に生活が良くなったのかといった前向きな話を聞いてみましょう。

転職や仕事、資格に関するサイトや雑誌にも、こういった体験談は数多く掲載されています。このほか、買いたい車や住みたい住宅などの情報を収集して、それらを手に入れた自分を想像するのもおすすめです。

今の会社や職場のダメさを妄想する

改めて今の職場を振り返ってみるというのも、おすすめの対処法です。

離職率が高い、人間関係が悪い、給料が少ない、業務内容に未来が見えないなど、今の職場のダメなところや今後さらに悪化するであろう会社の姿を思い浮かべてみましょう。

きっと、「今のままじゃダメだ!早く違う職場に行かないと」という気持ちが湧き上がってきます。

労働環境が悪い職場は、多くの人が隠れて転職活動をしているものだということも頭に入れておきましょう。自分が最後まで取り残されたらますます辞めにくくなると、危機感が湧いてきますよ。

自然と応募書類を作るために、必死になってパソコンと向かい合ってしまうかもしれません。転職活動に対する情熱を再燃させたいと思ったら、ぜひ試してみてくださいね。

転職エージェントを利用して二人三脚で頑張る

先ほども紹介しましたが、効率的に転職活動を使用と思ったら転職エージェントは非常に有効です。

転職エージェントに登録すれば、「どんな職種に就きたいのか分からない」「職務経歴書の書き方が分からない」といった初歩的なことから、親身になってサポートしてくれます。書類選考に通った後は、面接の対策といった高度なアドバイスも貰えますよ。

自分が希望する職種や企業はどんな人材を望んでいるのかをプロの目で判断して、導いてくれるので、応募先に自分の魅力を最大限伝えることができます。転職活動中のささいな迷いや悩みを相談できるというのも心強いですよね。

転職エージェントと二人三脚で頑張れば、あなたの負担が減り、よりスムーズに転職することができますよ。

転職エージェントは、それなりに職歴やスキルがある人でないと登録できないと思っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。

転職エージェントは、正社員の経験がない派遣社員や専門的なスキルがない一般事務に就いている人でも登録することができます。また、現在無職の人や離職期間が長い場合でも登録が可能です。

今の自分に自信がないけど良い仕事に就きたいという人も、ぜひ相談してみましょう。

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