ここの会社にいてもやりがいのある仕事をさせてもらえそうにないし、30歳になる前にどこか違う所に転職したいなあ…と思っていませんか?
入社してようやく一人前と言われる3年も過ぎて気がつけば6年目。仕事にも慣れて周囲を見る余裕もうまれ、ふと「私がやりたかったのってこういう仕事だったっけ…」と考えてしまうお年頃です。
思い切って転職したいとは思うけれど次が見つかる保証もないし、新卒には勝てる気がしない。せめて20代前半だったらいいのにと迷ってしまいますよね。
恐れることはありません、迷っているだけ時間がもったいない!転職市場にとって28歳女性といえばむしろ売り手市場です。
気を付けるポイントさえ抑えていれば、他の求職者よりも有利に転職活動を進められることうけ合いですよ。
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28歳女性の転職は難しくない理由
28歳女性の転職が難しくない理由としては次の3つがあげられます。
・即戦力になる
・伸びしろが期待できる
・若いので未経験分野への挑戦も可能
企業にとって、社会人としての常識や仕事のやり方をすでに身につけている人間はぜひとも欲しい人材です。
決まった時期に大量採用するのであれば新卒が圧倒的に有利ですが、中途採用となると話は別。例えば繁忙期に新卒が入社したところで教育する時間はとれませんよね。そうなると、即戦力になる人材のほうが採用される確率がグッと上がるわけです。
即戦力ならもっと経験を積んだ人の方がよいのでは?と思うかもしれません。確かに即戦力だけに注目すればそうですが、企業は即戦力になりつつ伸びしろを残している人材を欲しがります。
なぜなら、伸びしろのない即戦力には成長という魅力がないからです。
そういった意味では28という年齢は絶妙で、基本的な経験と知識を持ちつつも成長余力を残し、さらには若さもあるので未経験分野への勧誘も可能という企業にとってはゴールデンゾーン。
もちろん27歳や29歳もゾーンには入っていますので、これから書く内容は共通で言えることだと思ってもらっても構いません。
ただ、その中でも28歳がど真ん中なのです。
「喉から手が出るほど欲しい」とはまさにこのこと。年齢的に難しいかも…なんて諦める必要はありませんよ、今こそ転職時!その理由を、じっくり見ていきましょう。
女性の転職は28歳が限界なのはウソ
女性の転職は28歳が限界という説があるのをご存じでしょうか。
全員ではありませんが、30歳前後というのは人生の一大イベントである結婚や出産といった時期に重なりやすいタイミングではあります。
企業側に「すぐに結婚して辞めるんじゃないか」「子どもがすぐにできて辞められると困る」といった想像をさせてしまう年齢なわけで、それが採用の際マイナスへ働いてしまう可能性がゼロではないでしょう。
特に結婚相手の希望にすべて合わせたいと思っているタイプの女性はそうした企業側の不安を煽るような受け答えをしてしまう場合が多いもの。
女性の転職は28歳が限界と言われる理由の多くはそこにあります。
ただ、結婚も出産も終わって共働きのスタイルを確立している女性には関係のない話ですし、独身であっても結婚後も継続して働きたい意思を持っているなら気にする必要は全くありません。
「すぐ辞めて欲しくない」という企業側の懸念さえ吹っ飛ばしてしまえば、これほど魅力のある年齢層はないのですから採用率はグッとあがるはずです。
即戦力の人材である
社会人としての常識や基本的なことを覚えて多少のイレギュラーに対応できるまでが3年、仕事を少しずつ任されるようになり自分なりのスタイルを確立するのがそれ以降です。
28歳前後の転職希望者に期待されるのはズバリ即戦力。
社会人としての基礎がしっかりしているので教育の必要がなく、仕事もある程度こなせるというのは企業にとって魅力的な存在です。そういう意味では転職する際あなたのライバルになりえるのは25歳以降の人たちでしょうか。
転職するなら早ければ早いほどいいと思いがちですが、企業としては社会人のイロハも分からないようなタイミングで辞めた人材には難色を示します。
辞めた理由にもよりますが「この会社じゃない」というジャッジを下すには早すぎる退職というのは疑問を持たれることが多く、採用してもすぐに辞めるのではないかという印象を与えてしまうのです。
企業側としては新卒と同等であれば、わざわざ中途採用するメリットもありませんよね。
即戦力としても使えて、転職したことによる変化にも柔軟に素早く対応できる。これが28歳という年齢の一番の魅力と言っていいでしょう。
今後も伸びる人材である
今後の伸びしろ、つまり成長余力があるかどうかという点も採用する上では外せない条件といえます。
成長余力って具体的になに?と思ってしまいますよね。簡単に言うと、入社後にやりたい何かがあって、それに向かって成長しようとする意思があるかどうかといったところでしょうか。
面接を受ける側は面接時だけでも取り繕おうとしますが、面接官が見るのは「入社をゴールだと思っている人間」か「入社をスタートだと思っている人間か」という点です。
多少人よりも優れた能力があったとしても本人にそれを磨く意思がなければ会社の利益にはなりませんよね。
年齢が上がるにつれて成長余力を求めるのは難しくなります。なぜかというと、色々な経験や挑戦を経て自分の限界を作ってしまっているからです。限界ラインを引いてしまった人間に成長余力は望めません。
自分の限界を作るほどの経験はなく挑戦もまだそれほどしていないであろう年齢といういのは、成長余力を求める側にとって大きな期待が持てる年頃なのです。
若いので未経験分野への転職もOK
若くないという声も聞こえてきそうですが、28歳はまだまだ若者。
個人差もありますが、30歳も半ばを超えると新しい物事への対応能力は緩やかに落ちていきます。物覚えや覚えた事を活用する能力も20代に比べれば衰えは否定できません。
未経験分野に放り込まれても知識を吸収してモノにしていく対応力が機能している年齢というのは、転職を探す上で大きな強み。
「自信ないんですけど…」と気弱なセリフを面接時に言ってしまえば採用も難しいですが、そうでなければ経験の有無はさほど問題にされないことも多かったりするものです。
運悪くその分野で働いてきた他の転職者とかち合っても怯む必要はありません。
即戦力として無理なら成長力で勝負すれば良いだけのこと。繁忙期の真っ只中でもなければ、充分わたりあえるはずです。
諦めないことが大切です、28歳なら未経験分野への転職もまだ間に合いますよ。
28歳女性が転職を成功させるためのポイント
28歳の女性が転職を成功させるためのポイントは4つ。
・人生のイベントに対して自分の考えをもっておく
・決めたら動く
・自分自身を把握しておく
・目的地を定める
当たり前のようでなかなか難しいことが分かると思います。28歳という年齢は、企業側にとって魅力的でもあり心配要素をかかえた年齢。転職を成功させる鍵は、その心配要素をどれだけ取り除いてやれるかにかかっています。
まずは自分の将来像をハッキリさせた上で現状の把握をしましょう。それができれば、おのずと進む方向が決まるはずです。
方向が決まれば、どんな企業に転職すべきかも分かってくるので企業選びも進みますよね。
転職する意思が固まったら、あとは行動あるのみ。
せっかく転職するのに条件のよい適齢期にいるのですから、これを利用しない手はありません。29歳にさしかかった人も、ズルズルと年齢が上がる前に動きましょう!
重要!結婚・出産・育児の問題
企業が嫌がるのは、面接時に不確定要素があること。
・結婚したらやめるかもしれない
・出産を機にやめる可能性がある
人生の一大イベントだし、相手もあることだから分からなくても仕方ないじゃない!と文句のひとつも言いたくなりますが、企業側としてはせっかく得た人材に短期間で逃げられるのは避けたいところ。
即戦力で欲しいと採用したのにすぐに産休に入ってしまった、寿退社してしまったというのは雇う側としても困るし納得いかないのは理解できますよね。
対策としては、しっかりと自分の考えをもっておくことです。
結婚後も変わらず働きたいと思っている、出産は産休後に復帰する意思がある…自分の考えがなく相手にすべて合わせようとするから「分かりません」という不確定要素になってしまうわけで、自身の考えがあれば印象はだいぶ違うはず。
そして、それに沿った企業を転職先として選ぶことも転職を成功させる大きなポイントです。
産休制度がないのに「出産しても産休後に復帰したいと考えています」とアピールしても仕方ないですよね。子育てに関しても同じで、自分の考えと企業の体制との間に大きな食い違いがないようにリサーチしておきましょう。
「転職する!」と決めたらさっさと動く
会うたびに転職するアピールしてるけど、一向に動こうとしないお友達が周囲にいませんか?
人間、一度慣れた環境から動くのは存外エネルギーがいるものです。特に居心地が悪くない場合は面倒くささが先にたってなかなか動けません。
休日に求人情報をリサーチするだけで転職活動している気分になっていては、いつまでたっても転職できないのは当たり前。
あまり先延ばしにして年齢が上がれば、業績という名の土産を求められるのは必至です。転職することを決めたならサッサと動きましょう。
動くと言ってもすぐに辞表を出せということではありません。まずはリサーチが必要ですから、人材紹介してくれるところへ登録するのがオススメです。
退職時期が具体的に決まっていなくても情報提供はしてくれるので心配はいりません。
登録しなくても求人を閲覧できるところもありますが、登録すれば非公開の求人が閲覧できる場合もありますし希望にそった条件で検索でき時間の短縮にもなります。
「登録は面倒くさい…」と思ってはいけません。転職で重い腰をあげるには、人を巻き込むことが一番の解決方法!情報を積極的に提供されることで、あなたの意識にも変化が起こるはずですよ。
自分を棚卸してみる
自分のセールスポイントが分からないという人は意外と多いものです。
まずは今までを振り返り、自分がどんな仕事をしてきて何ができるのかを整理してみましょう。これは転職活動においてあなたの武器となる部分ですから重要です。社内で表彰を受けたとか、そういったものも実績になるのできちんと思い出しておく必要があります。
自分のしてきた仕事を上手く説明できない人は、自信をもっていないか意識して仕事をしていないかのどちらかです。
自信がないなら周囲の人間に確認するのもひとつの手ですし、意識が薄いならまず自分の仕事が会社にとってどういう位置づけにあるものなのかを再確認してみるのが有効です。
自分はなにができるのかが整理できたら、次は転職した先で何がしたいのかを考える番です。これがないと「何で転職しようと思ったの」と言われてしまう可能性が大。
できれば「こういう事を学びたい」「成長したい」といった個人の希望的な内容だけでなく、あなたを採用することで企業にとってどんなプラスがあるのかを想像させるものが好ましいと言えます。
自分の将来像から逆算して転職活動する
就職や転職において、自分の将来像をしっかり持っていることほど強いものはありません。
学生時代に将来の夢なるものを散々考えさせられたと思いますが、あれはなるべく早期に目標をもたせて動けるようにという目論見からのイベントです。
まずは最終的にどうなりたいのかをハッキリさせましょう。最終目標がはっきりすれば、そこへたどり着くためのルートを作ることができます。
現状を考えたとき、目標に通じる道へはまっすぐに進めそうもない…という場合もあるかもしれません。その時には「じゃあ、まずはこっちに進まないといけない」と迂回ルートを作ればよいのです。
目的地が決まっていれば迷子になることがありません。それは転職活動において最大の強みになります。
将来像が固まっていない場合は、まずそこに多くの時間を割いてみることがオススメです。