SEを辞めたいなら転職だろ!SEを辞めたいと思う理由

何かとハードなことが多いSEの仕事、このまま続けていて果たして大丈夫だろうか…なんてお悩み中の人も少なくないですよね。

山田鉄男山田鉄男

連日の徹夜に、それほど高くない給与、それでも好きなIT系の仕事だからと思って続けていても、結局まわってくるのは誰でもできるような仕事ばかり…。それでは仕事のモチベーションも奪われてゆきます。

そんな悩めるSEの皆様に向け、多くの人が共感できる「SEを辞めたくなる6つの理由」をご紹介します。「あー、ウチの会社コレかも…」と感じられたらそれは転職を考えるべきタイミングかもしれません。

また、SEを辞めたくなった時におすすめの転職先についても詳しく説明しています。「SEから新しい一歩を踏み出したい」とお考えの皆様には役立つ情報満載ですので、ぜひ本文をチェックしてみてくださいね。




SE辞めて転職した方が良い理由

SEを続けていて、「仕事辞めたい…」なんて事を考えているのであれば、今すぐにでも辞めて転職した方が良いかもしれません。

山田鉄男山田鉄男

というのも、現状SEを取り巻く状況を鑑みますと、このまま仕事を続けたとして、素敵な未来が待っているとは言いづらい現実があるからです。

ということで、まずはSEから転職した方が良い6つの理由について解説してゆきたいと思います。1つでも当てはまったら要注意。2つ以上「あるある」なんて思った場合には、すぐにでも転職活動に乗り出しましょう。

なお、ちょっと前までは「少なくとも3年は我慢する」というのが一般的でしたが、その考えはだんだんと古いものとなりつつあります。むしろ若いほど転職に有利だったりするものです。3年未満の皆様もじっくり考えてみてください。

>>普通のSEから、社内SEに転職したら天国のような世界が待っていた!?

激務で長時間労働

SEあるあるですが、仕事は往々にして激務で長時間労働は当たり前です。そもそも業界全体の特徴として、受注してきた仕事量の見積もりが甘いことが多く、完璧にこなせたとしても多少の残業は当たり前という世界です。

上手くいったとしてソレなのですが、往々にして上手くゆかなくなるものです。例えば設計書自体に問題があり、無駄な手戻りが発生するなんてことも…。

ちょっとした変更をして、うまく修正できたはずが、その変更が思わぬ機能に波及して更なる混乱を引き起こすなんて事も良くある話です。

そうなってくるともう大変で、関係する機能を洗いださなくてはなりません。本来であれば然るべき資料をチェックすれば関連機能を洗い出せるはずなのですが、そんな時に限って資料がきちんと揃っていなかったり、アップデートがおろそかになっていたりするものです。

時間と人員を使い、何とか無理やりプログラムを作り上げ、一応は形になったとしても、まだまだ地獄は続きます。

なにせ無理やり作ったプログラムですから、動作確認のためのテストを実施しようにも、いったい何をテストしたら担保できるのか誰一人ワカラナイなんて状況となってしまいます。

とりあえず形だけのテストを済まし、無理矢理にリリースした商品には当然のように不具合が紛れ込んでいるものです。

それをリカバーするために、徹夜は続き…。やっと一仕事終わったと思ったら、次の仕事が舞い込んで来て、以下繰り返しです。こんな仕事を続けていますと、肉体的にもツラいですし、精神的にも追い込まれてゆきます。

薄給である

何かと忙しく過ごすSEですが、その割に薄給であるというのもツラい部分です。何せシステム開発の仕事は要件定義や基本設計といった上流の仕事ばかりが潤うもの。下流にはお金がなかなか流れてゆきません。

そもそもがそんな状況ですから、会社自体が潤うこともありません。それを補うために、大量の仕事を受注し、安くてもそれを大量にこなすということになりがちです。現場はますます忙しくなり、それでも給与が上がらない日々が続きます。

そもそも会社がそんな状態なので、いくら努力しても給与に反映されません。仕事の合間をぬって、ちょっと難しい資格を取ろうと、クライアントとの関係を円滑にしようと、基本給は一向に上がらないまま日々を過ごすことになります。

あり得ない残業時間をこなしているワケですから、残業代を含んだ手取りくらいは良くあってほしいものですが、なかなかそうもゆきません。ブラック気味の会社では「見込み残業代込み」なんてシステムを採用し、残業時間も残業代もうやむやにされてしまいます。

>>毎日残業はおかしい!毎日3時間も4時間も残業してるなら辞めろ!

そんな時にふっと社内の経理担当者を見てみると、定時に退社していたりします。残業代もままならぬまま、心身を疲弊して働いているSEと経理担当者の給与にそれほどの違いはありません。これを時給で考えますと…。これ以上は言わぬが花というものですね。

営業と揉めて嫌になる

プログラム関連の仕事では、なぜか妙にクライアントの立場が高いということも良くある話です。

業界全体としてそういった傾向があるため、各社の営業はとにかく取引先の言い分を最優先に考えます。

クライアントが軽い調子で「この画面から〇〇のデータをチェックできないかなぁ」なんて言おうものなら、「わかりました、やっておきます」なんてものです。

その一言が開発の現場にどれほどの混乱をもたらすものか、クライアントはもちろん理解していません。営業はある程度は理解しつつも、「しょうがないじゃん、クライアント様がそうおっしゃるのだから」の一点張りです。

あるいはクライアントの顔色ばかり伺って、無茶な量の仕事を安い値段で取ってくるなんて事も…。

山田鉄男山田鉄男

当然ながら営業と現場の仲は険悪なものとなります。SEとしての仕事だけでも十分にめんどくさいのに、営業とやりあって神経をすり減らすなんて、かなりのムダですよね。

岩田有也岩田有也

とはいえ、現場が営業の言うことばかりを聞いていては仕事量が爆発してしまいます。ツラい現実ですが、営業とのバトルもSEの仕事の一つです。

ITスキルは磨く機会はありません

プログラミングが好きで、最新のIT技術に触れたくてSEとなったなんて人もいるかもしれません。そんな場合には理想と現実とのギャップに驚いているかもしれません。

というのも、SEが最新のITスキルを磨く機会は皆無と言ってよいからです。新しい技術を試したくとも、使うべきプログラミング言語は上流の工程でしっかりと決められていますし、現場がそこに抗うことはできません。あくまでも設計書通りにプログラムを書くだけの日々です。

それでもプログラムに触れている間はまだマシなのかもしれません。SEとしてだんだんと年次を重ねてゆきますと、進捗管理、設計書作り、クライアントとのやり取りといった仕事が増えてゆきます。

エクセルでバグのリストを作り、バグの状況をひたすらチェックしていても、ITのスキルなんて身につくワケがありませんよね。せいぜいエクセルの技術が身につくのみです。

SEの現場では設計書作りもかなり独特です。フォーマットはクライアントに指定されることが多く、独特のフォーマットにやっと慣れたころにはプロジェクトが終了します。

新しい現場では全く違ったフォーマットでの資料作りが待っています。このように、その場しのぎの技術だけが身につくのがSEならではの設計書作りです。もちろん最新のIT技術に触れられるワケではありません。

クライアントとのやり取りも、進捗状況を説明したり、問題点に関して言い訳をしたりといった作業内容ですから、IT技術とはますます遠くに離れてしまいます。

とはいえ開発の現場に戻っても自分の試したい技術を使って、書きたいようなプログラムが書けるワケで無いことは先に説明した通りです。このようにSEは仕事を通じてIT技術を磨くことはできないのです。

山田鉄男山田鉄男

じゃあ、自力で自分の時間を使って勉強できるかと言いますと、残業続きの日々ですから、なかなかそうもゆきません。これでは八方ふさがりです…。

社畜扱いされる下請け企業のSEやPG

SEと一口に言っても、その仕事は様々です。例えば元受けであるIT系のコンサル会社などは、クライアントとの要件定義だけを担当し、実際のプログラミングは下請けに任せることもしばしばです。

この場合、下請けのSEやPGは完全なる作業員扱いです。そこでは資料に従って、上流が決めてきたことをただひたすらにプログラム化してゆく作業が求められます。

下請けが自社で仕事を賄いきれなくなると、孫請けの出番です。何も考えず、ひたすら手を動かすといった仕事ばかりが周ってきますので、作業員的扱いはさらに顕著になります。

例えば画面の挙動をテストするために、マウスを握ってひたすらボタンをクリックするなど、プログラミング的要素すらありません。

また孫請けの悲しさで、仕事の単価はかなり残念なものになっています。それを補うために、会社は大量の仕事を受注してくることになります。現場は意識がもうろうとする中でひたすら画面上のボタンをクリックして、結果をエクセルに書き込んでゆく…。

「この仕事にやりがいを感じられるか?」と問われると「なかなかキビシイ」というのが現実です。こういった下請け・孫請け仕事ばかりが続いていますと、優秀な人材はどんどん会社を離れてゆきます。

そうなると、会社としての技術力が低下するため、ますます作業員的な仕事に頼らざるを得なくなるものです。SEと言えば世間的な聞こえも良いですが、現実はひたすらクリックするための要員というのでは浮かばれません。これではまさに社畜です。

ビジネスマンの基本すら学べません

SEと一口に言っても、クライアントと接する機会の多い元受けと、ただひたすらに作業をこなす孫請けとでは社会人としての成長具合にも大きな違いが出てきます。

クライアントと日常的に接する機会があれば、社会人として最も有効なスキルであるコミュニケーション能力は自ずと高まってゆくものです。またプレゼンをする機会にも恵まれるはずですので、ビジネスマンとしては少なからずステップアップすることが可能です。

一方で、孫請けになりますと、社長自らが仕事をとってきて、現場はそれをただひたすらにこなすなんて場合も多々あります。

社外の人全く接することなく、ただひたすらに内々で働くとどうなるでしょう?コミュニケーション能力は高まるどころか衰える可能性だって秘めています。出来ることと言えば、最低限のプログラミングのみ。名刺交換は社員研修で習って以来一度も行っていない…。

これでは転職活動にも大きな支障が生まれてしまいます。あまりにも人と接する機会が少ない場合、ビジネスマンとして成長する可能性を失っている可能性もありますよ。

転職すれば間違いなく年収や地位は上がる

SEとして、それなりの知識と経験があるのなら、転職した方が年収や地位がアップする可能性は大です。

山田鉄男山田鉄男

というのもIT技術者の人手不足は深刻で、即戦力となり得る人材は各社で奪い合いをしています。給与の面でも、待遇の面でも、驚くほどの好条件がゴロゴロしている状態です。

一方で生え抜きにキビシイのがSE業界の大きな特徴です。それなりの成果を残しても、給与にはなかなか反映されません。「ウチの会社、全然給料あがらねぇよ!」なんて飲み屋さんでこぼしたことある人も多いのではないでしょうか?

IT系人材の奪い合いをしている中途市場と、生え抜きをひたすら浪費するSE業界、どちらの道を選ぶべきなのかは明確ですよね。

SEの主な転職先は?

SEからの転職を考える際、どこを目指すべきでしょうか?

社内SE

一つ目に挙げられるのが「社内SE」です。メーカーにしても、小売店にしても、物流にしても、システムと無縁という会社はありません。それを支えるのが社内SEの仕事です。

自社で優秀なIT技術者を育てることができないことも多く、そのほとんどが中途の技術者に頼っている状態です。つまりSE出身者としてはかなりのねらい目です。

作り上げたシステムを使うのは同じ会社のスタッフですから、ユーザーの視点をしっかりと見据え、物作りに取り組むことが可能です。一般的なSEのように「いったい何に使うのコレ?」なんて事を考えながらひたすらプログラムに取り組むなんて事はありません。

また、システム開発があまりにも大きな案件になりますと、結局は外注することになります。そこで求められるのは技術的な橋渡し役としての仕事です。当然、鬼のような残業でプログラムを書くといったことはありませんし、かなり平和な職場といえます。

山田鉄男山田鉄男

やりがいを感じながら、SEとしての技術を磨け、残業とは無縁の日々を過ごせるのが社内SEの仕事です。

WEB系のエンジニア

一方で、 最新のIT技術に触れていたいという人には「WEB系のエンジニア」がおすすめです。日々新しいサービスが生み出される業界ですから、そのエンジニアには常に新しい技術に触れることが求められます。

社内の研修として各種勉強会に参加することもできますし、覚えた技術をすぐに応用してみることも可能です。

新しい技術を使い、自らが生み出したサービスが大ヒットでも生み出そうものなら、一躍部門のトップに上り詰めるなんて事も夢ではありません。そうなれば給与だって文字通り「ケタ違い」になります。

残業は当然のようにありますが、SE時代のようにやらされている残業ではなく、自ら進んでイロイロ試したいという思いの強い残業ですからモチベーションが全く異なります。これがWEB系エンジニアの仕事です。

IT系のコンサルティング会社

バリバリに仕事をこなして、大幅な給与アップを目指したいという人であれば、「IT系のコンサルティング会社」をチェックしてみましょう。

クライアントによって仕事内容は様々ですが、そこに共通しているのはIT技術を応用して、仕事の効率化を図るということです。

例えば生産工場がクライアントであれば、原材料、仕掛品、製品、不良品といった各種の数値を一目で把握できるシステムを構築し、現場の動きをスムーズにするなんて事が求められます。

ここで重要なのは、「あくまでも仕事を効率化するための道具としてITを用いる」ということです。システム導入による費用対効果をしっかりと見据え、場合によっては人力に頼るという選択も必要となってきます。

経営者・管理者としての立場から考えることも必要ですし、現場の視点に立って使いやすいシステムを導入するということも必須となります。このように、様々な視点で仕事ができるため、その後のキャリアパスにおいてかなり有利になるのがIT系コンサルの特徴です。

なおIT系コンサルティング会社は往々にしてハードな仕事になるものですが、給与やその後の成長ということを踏まえて、目指してみるのも悪くはありません。

このようにSEからのおすすめ転職先として「社内SE」、「WEB系エンジニア」、「IT系コンサルティング会社」の3つを挙げましたが、皆様の今後のキャリアパスを踏まえて考えてみてください。

もちろん上記3つ以外にも経験が役立つ仕事は多数ありますので、「コレだ」というジャンルを見つけたらそこを目指すのも良いでしょう。

なお、とりあえず同じようなSE仕事への転職を考えていた人もいるかもしれませんが、どの会社も結局のところ似たり寄ったりです。仕事が忙しいわりに薄給という現実は変わりません。せっかくであれば「SEとしての経験を活かせる違う業界」を強くおすすめします。

心身が疲弊してる場合は即転職だろ!

さて、もしあなたが心身共に疲弊しきっているというのであれば、今すぐにでも転職することをおすすめします。

というのも、その状況がさらに悪化してしまいますと、イロイロと考えることが億劫になってしまいます。そうなってしまうと、今の状況を抜け出すことができず、さらに心身を疲弊するという悪循環に引きずり込まれてしまうものです。

山田鉄男山田鉄男

その行きつく先は最悪うつ病…、そうなってしまうと社会復帰することも大変になってしまいます。

転職にはそれなりのエネルギーが必要ですから、少しでも元気なうちに動いて、より良い職場環境を見つけ出しましょう。

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