商社を辞めたい!残業や転勤、仕事の重圧の激務で悩んでる人

商社と言えば一般的には「勝ち組」と言われる職場です。新卒採用で商社に入ったからには、バリバリと仕事をこなし、海外赴任も経験、高い給与を得て、生涯に渡って勤めあげるのが当然というイメージもあるものです。

山田鉄男山田鉄男

「商社の仕事、辞めないな…」なんて口に出そうものなら、周囲は大反対します。「なんでワザワザ勝ち組人生を捨てに行くの?」と思われるからです。

岩田有也岩田有也

けれど、商社の仕事は周囲が想像する以上にハードですし、これ以上耐えられないというのであれば、さっさと転職するのをおすすめします。

今回は商社からの転職を考えている皆様に向け、商社から転職する際に注意すべきポイント、おすすめの転職先などなど、役立つ情報を余すところなくご紹介してゆきます。

また、商社を辞めたくなる3つの理由についてもご紹介しています。一つでも当てはまったら転職活動の準備をはじましょう。2つ以上当てはまるのであれば、即転職することをおすすめします。

転職すべきか否かをお悩みであれば、ぜひチェックしてみてください。転職について周囲は反対するかもしれませんが(というか必ず一度は反対されます)、自分の人生を決めるのは自分自身しかいませんよ。

人気商社を辞めたくなる理由

一般的には超がつくほど人気の職場である商社ですが、「人気がある職場」というのと「一生働きたい職場」というのは似て非なるものです。

商社は確かに給与も良く、真剣に取り組んでいれば海外勤務だって可能です。バリバリに働きたい人にとっては確かに働き甲斐のある職場といえるでしょう。はたから見ている分にはかなりうらやましい職場です。羨望の眼差しで見ている人も少なくありません。

その一方で、バリバリに働くことに疲れてしまうと、その仕事内容はかなり重いものです。「頑張りたい」と思える時には張り合いがいもあるものですが、疲れが溜まっている時には仕事の一つ一つが心身ともに重くのしかかってきます。

例えば海外赴任に関しても、気合が入っている時であれば「どこの国でもOK」と思えるものですが、心が折れつつあるタイミングですと「〇〇ですかぁ、はあっっ…(深いため息)」となるものです。

山田鉄男山田鉄男

海外赴任がイヤになりますと実際に赴任先が決まらなくとも「いつ海外赴任に飛ばされるかわからない…」ということ自体がストレスに繋がります。商社で働く以上、コレはかなりツラい状態です。

また、連日のように続く残業も心身を蝕んでゆく要因の一つです。ただでさえハードな仕事ですから、労働時間が長くなればなるほど疲れるのは当然です。しかも残業が発生している時にはたいていトラブルが発生しています。

>>月80時間以上の残業は「普通」か「きつい」か?きついので転職しましょう

時差がある海外とのやり取りをするため会社に居残り、タフなネゴシエーションを済ませ、その結果を上司に報告するための資料に落とし込み…。書類ができたころにはとっくに終電も終わって、タクシーにて帰宅です。

>>毎日終電まで仕事するのは辛い!残業で終電まで働くリスク。残業代なしなら辞めましょう

コレで交渉事が上手くいっているならまだしも、取引先とコジレタ時には最悪です。それを上司に報告し、「なんとかしろ!」なんて無茶を言われ、現地にめんどくさいメールを作成する…。心身ともにそうとうタフでないとできない仕事です。

山田鉄男山田鉄男

またタフな仕事内容ゆえに、体育会系のノリがはびこっていることも多々あります。文科系として生きてきた人にとって、その独特の雰囲気がツラいという人も多いですよね。

商社と言えば就職活動時に大人気の職場です。けれどハードな仕事内容やゴリゴリの人間関係に疲れはて、辞めたくなる人がいるのは当然の流れなのです。結局なんだかんだと言ったって「給与が良い≒仕事がタフでハード」という公式が成り立つものです。

嫌なら無理して商社に留まる必要はありません

せっかくハードな就職戦線を勝ち残って入社した商社ですから、辞めることに対して「もったいないかも…」という気持ちも湧いてきますよね。それは当たり前の感情です。

けれど、自分に合わないと感じているのに働き続けるというのは精神的にも肉体的にもツラいものです。もしあなたが嫌々ながら働いているとすれば、極端な言い方をすれば「人生を無駄に過ごしている」ということになります。

商社を辞めることに対して「もったいない」という気持ちになるのは当然ですが、それ以上に素敵な可能性を見つけられるのが商社からの転職です。どんな素敵なことがあるのかをチェックしてゆきましょう。

なお、かつての日本には「少なくとも3年は我慢」という伝統がありましたが、現在ではこの公式は成り立たなくなっています。しっかりと経験値を積んだ上で転職するのも良いですが、若手のうちにサッサと転職するというのもおすすめです。

商社からの転職は引く手あまた

そもそも「商社からの転職」は引く手あまたな状態にあります。何せ皆様はハードな就職戦線を勝ち抜いてきたエリートです。さらにハードな職場で鍛えられたという事実があります。

一般的な会社でも、そういった状況は十分理解していますから、商社からの転職というだけで単純に「優秀な人材」と認識してもらえます。コレだけでも転職活動を視野に入れるには十分な理由です。

おすすめの転職先に関しては後程ご紹介しますが、小売店のバイヤーとして活躍するも良し、交渉力を活かして営業をするも良し、人生に様々なオプションがついています。それを活かさない手はありませんよ。

もちろん、まったくの異業種だって、商社出身者は大歓迎です。人口減少や景気の低迷など、国内消費が落ち込んでゆかざるを得ない状況に対し、海外での需要というのはすべての企業にとって魅力的なものです。

海外への輸出をしたい酒蔵や農家、独自技術を持つ中小企業、インバウンドをグッと引き寄せたい地方自治体や小売店などなど、商社出身者を欲しがっている企業は挙げればキリがありません。

山田鉄男山田鉄男

「疲れたなぁ…」と思いながらひたすらに仕事をするのが良いのか、「コレだ!」という気持ちで新天地を目指す方が良いのか、皆様はどちらの道を選びますか?

転職時に注意すること

さて、商社からの転職に関して注意しておきたい項目が3つあります。それらについてもしっかりとチェックしておきましょう。

一見すると転職するデメリットにも見える項目です。けれど「それを踏まえても転職したい」と思えるのであれば、それはもう転職すべきタイミングです。転職によって、これまでとは全く違った未来が見えてくるかもしれませんよ。

年収ダウンはあると思う

商社からの転職でまず悩ましいのが年収ダウンの問題です。端的に言って商社の年収はかなり良い方の部類です。

同様の年収を得ようと思いますと大手広告代理店や外資系コンサルティング会社など、かなり限定されてしまいます。またそれらへの転職は容易ではありません。

つまり、転職をするということは基本的に(一時的には)年収が下がるということです。年収が下がるというとかなりのデメリットに感じられますよね。ただし、それはあくまでも一時的な事です。10年後・20年後で考えてみますと必ずしもそうとは言えません。

山田鉄男山田鉄男

然るべき仕事をしっかりとこなしていれば、給与はそれなりに追いついてきます。ましていわんや皆様は商社に勤めるエリートなワケですから、どんな仕事内容でもしっかりと着実にこなして行けるはずです。

商社という大きな企業で「そこそこ」の立場、小さな規模ながら「最先端」にいる立場、どちらの年収が高いのか、そしてどちらの仕事にやりがいを感じられるのか、しっかりと考えてみてください。

親や嫁、知人からの引き止めは無視する

さて、商社に勤める皆様が「転職しょうかなぁ~」とポロっとでも言ったらどんな反応が返ってくるでしょうか?答えはおそらく「辞めない方が良いよ」です。

何せ超の付くほど人気の職場、おまけに給与が良いとなれば「辞めるのはもったいない」というのが一般的な反応でしょう。

親や奥様といった家族であればその傾向は強くなるはずです。なにせ高給が約束されている職場なのですから、親や妻の立場としては辞める理由を探す方が困難です。もちろん「辞めない方が良い」というそれらの言葉を完全に無視することは困難です。

山田鉄男山田鉄男

とはいえ、それに素直に従うべきか否かは全くの別問題です。皆様が仕事に対してどういった感情を抱いているのか、そして今後も今の職場で働き続けたいと思っているのか否かはあなた自身にしかわからないことです。

岩田有也岩田有也

最終的に自分の生き方を決めるのは自分以外にはいません。自分自身がどうしてもイヤだと感じるのであれば、その気持ちに従うのがおすすめです。

一時的には不満や不安を言われることもあるはずですが、皆様が楽しそうに仕事をしていれば、そんな状況は一転します。そしてだんだんと給与が追い付いてきた頃には「転職して良かったね」と言ってもらえるはずです。

転職後の仕事内容に辟易するケースもある

商社の仕事は日々刻々と状況が変化します。地政学的問題で頭を悩ませることもありますし、為替の変化で「うぉぅあッ!」なんて言葉にならない言葉を発したこともあるはずです。

一方で、企業勤めですと、特にメーカー系などであれば、それほどハードな状況はなかなか起きないものです。一般的には良いことなのですが、商社出身者としてはそんな状況にある種の物足りなさを感じることもあり得ます。

とはいえソコは頭の使いようです。何かしら新しい事業企画を考えても良いですし、趣味などのプライベートを充実させるのも良いでしょう。

そうこうしているウチに物足りなさは感じなくなるはずです。むしろ、その状況に慣れて、「あぁ、あの頃はハードだったなぁ…、あんな働き方は二度と無理…」なんて思うようになりますよ。

商社から転職するのおススメの転職先は?

商社からの転職を考える際、せっかくであればこれまでの経験で得たスキルは活かしたいですよね。とはいえ同じ商社に転職しても、同じ業界は同じような条件ですから、ハードワークに変わりありません。

では一体どんな業種が向いているのでしょうか?商社と一口に言っても「総合商社」と「専門商社」では微妙におススメの転職先が異なるため、それぞれについてご紹介してゆきたいと思います。

総合商社から転職の場合

総合商社からの転職を考える場合、まずおすすめなのが国内大手メーカーです。海外に工場や営業拠点を持っていることが多く、商社での経験が即活かされます。海外向けの営業なども即対応できますよね。

あるいは小売店への転職も考えてみてください。「小売店?」と思われる方も多いかと思いますが、いまや様々なお店で独自商品の開発を進めています。小売店も大手になりますと、自社で商品を輸入したり、各種メーカーと共同で商品開発をすることも多々あります。

思い切って海外メーカーの日本支社へ転職するのもおすすめです。仕事内容は様々ですが、本国からの商品をさばいたり、国内に向けて営業をしたり、あるいは来日する本社スタッフをアテンドしたりと、これまでの経験をベースに仕事を続けてゆくことが可能となります。

国内大手メーカー、大手小売店、海外メーカーの日本支社などなど、総合商社からの転職を考える場合、ぜひチェックしてみてください。

専門商社から転職の場合

専門商社からの転職を考えている場合、「これから海外へ商品を売り込みたい」と考えている職種がおすすめです。

例えば地方の酒蔵など、海外に活路を見出している場合も多くあります。けれど言葉の壁に文化の壁にとハードルが高く、なかなか現実的に動き出せないものです。だからこそ専門商社出身の皆様の出番ともいえます。

各種商談会や商品見本市などへの出店経験を活かして、自社製品をガンガンにアピールしてゆきましょう。

あるいは地方自治体もおすすめです。どの地方も地場産業を盛り上げるべく海外進出を狙っているものです。けれど、海外経験豊富な人材というのはなかなか見つからないものです。

皆様の経験は即戦力の人材として期待大、そしてその期待に応えられるはずです。首都圏在住という方もコレを機に地元やその近辺のエリアでの転職を目指してみては如何でしょう?

海外との交渉はもう疲れた…という人におすすめなのがB to Bのルート営業です。営業というとノルマが大変で残業だらけ…というイメージもありますが、B to Bのルート営業であれば、そういったこともありません。

営業する相手も働いているワケですから、お互い営業時間内に仕事を終えるということで残業もほとんどありませんし、営業と言っても商品を売り込むというよりも、顔をつなぎ、顧客からのフィードバックを受け取るということがほとんどです。

山田鉄男山田鉄男

タフな交渉事もありませんし、残業も少なめですから、自分のペースを守りながら働くことが可能です。これを機に趣味の時間を充実させるというのもおすすめです。

>>ルート営業(法人営業)は楽?きつい?ルート営業のメリットとデメリット

英語力を活かしたいという場合には貿易事務もおすすめです。海外から届く各種書類をチェックするといった内容です。問題があれば輸出先に連絡し、必要な生類を手に入れましょう。

多少の交渉事が発生しますが、商社での内容と比較しますと、そこまでハードなことはありません。あくまでも書類の不備を見つけ、指摘し、正しい書類を手に入れればOKです。

なお、貿易事務関連では通関士という国家資格があり、それを取得すると給与アップなどにもつながってきます。そういった着実なステップアップができるのも魅力です。

ここまで総合商社・専門商社それぞれについておすすめの転職先をご紹介してきましたが、いざ転職しようと考えますと色々と厄介ごとがあるものです。そんな時におすすめなのが転職エージェントの存在。何かと力になってくれますよ。

タイトルとURLをコピーしました