山中武（@tyblogty）です。
毎日のように『新しい稼ぎ方』や『毎月数百万円稼げる』と謳う怪しい副業案件が登場しています。三井秀司さんはそんな副業を顔出しで提供している1人で、世界で51人しか知らない稼ぎ方を公開するなどと宣伝していますね。
（月１００万円を目指すのであればトライアングルやFSP、PPMですね）
そんな三井秀司さんのRelaysについて調べていくと、ありえない事実が明るみになりました。今回は三井秀司さんのRelaysの危険性や問題点などを詳しく紹介していきます。
三井秀司氏について
まずは今回検証する副業案件の発足人である三井秀司さんについて、公開されている経歴をまとめていきましょう。
・MBA（経営学修士）取得
・某大手外資系銀行に勤務していた
・当時の年収4000万円
（トライアングルやPPMであれば年２０００万円以上も可能です）
これだけ見ると絵にかいたようなエリートですね。ただ三井秀司さんは銀行員としてのキャリアをあっさり捨て、自分のファンドを立ち上げたようです。そこでそれまで誰も知らなかった市場を発見し、たった7年間で莫大な資産を築いたとか。その額はなんと21億円です。
まあ本当なら凄いですよね。
ただこの内容、RelaysのLPに写真付きで紹介されているものの経歴を裏付けできるような情報は全く見つけられませんでした。メディア初登場らしいですが、SNSなどにも出てきません。経歴どころか三井秀司さんが本当に実在するかどうかも怪しい状態です。
三井秀司氏のRelaysについて
そんな三井秀司さんが紹介するのがRelaysなる副業案件です。LPにある内容を見ると、なかなかに怪しいんですよね。
・世界で51人しか知らない稼ぎ方
・日ごとに最低3万円、月に100万円から300万円稼げる
・365日稼ぐチャンスあり
（月５０万円を堅実に稼ぐのであればDEH）
この内容もさることながらサブタイトルの『あなたの人生が生まれ変わる』が変な表現すぎてびっくりしました。わざとだとしても意味が分かりませんよね。
ようは三井秀司さんがファンドを立ち上げてから莫大な資産を形成することができた稼ぎ方をわたし達にも教えてくれようとしているのが、この案件の趣旨のようです。この稼ぎ方は三井秀司さんだけでなく、世界で51人の人が実践しているようですね。
限られた人だけが知るからこそ価値のある情報のような気がしますが、そんなものこんな怪しい広告で広めて大丈夫なんでしょうか。わたしだったら絶対秘密にしておくと思います。
さらにやたら稼げるとアピールしているわりには、具体的な内容が何もわかりません。三井秀司さんの経歴から投資かなと思うのですが、株でも仮想通貨でもFXでもバイナリーでも競馬でもないようです。
ここでも疑問なのですが、株やFXといった投資に1つだけギャンブルの競馬が混じってるのは何故なんでしょうか。競馬だけ明らかに浮いていますよね。
三井秀司氏のRelaysの実態
三井秀司さんのRelaysの実態ですが、なんと競艇です。どうやら自動システムを使って競艇の予想をし、稼いでいこうとのことらしいですね。しかも『競艇投資』とか言ってしまっています。
先程の競馬と同じように競艇はギャンブルです。そしてギャンブルと投資は全く違います。MBAを取得して外資系銀行で活躍していた人は競艇を投資とは絶対言わないはずです。
世界で51人が実践している莫大な資産形成の舞台が日本の競艇、国営ギャンブルとか笑えますよね。これを信じる人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。
三井秀司さんはシステムでオッズの穴をついて予想を3日ごとに的中させると説明しています。でもこれだけははっきり言えるのがギャンブルで必ず勝つ方法や、同じ頻度で当てる方法なんてありませんし、そんなことができるシステムも存在しません。
おそらく三井秀司さんのRelaysでは最終的にこのシステムを高額で売りつけようとしてくるはずです。ただギャンブルで資産形成なんてありえない話なので、絶対に乗らないようにしてください。
三井秀司氏のRelaysで稼げない理由
ここまで見てきて三井秀司さんのRelaysはかなり怪しい案件であることがわかりました。おそらく3日ごとに10万円稼げるなんてありえないと思いますが、その理由を見ておきましょう。
1つ目は、競艇は基本的に参加すると損をする仕組みになっていることです。国営ギャンブルで、掛けた額の25％は自動的に国土交通省に徴収されます。予想を的中させても、勝った人に分配されるのは集まった売上金の75％だけです。
もちろん定期的に競艇を楽しんで勝つ日もあるかもしれません。でもギャンブルは結局娯楽でしかありません。予想を的中させるシステムを使って月に100万円稼ぎ続けるなんて絵空事です。もし本当にそんなシステムが開発される日が来たとしても、怪しい副業広告なんかで紹介しないでしょう。
投資の自動売買システムならまだ検証する価値はありますが、ギャンブルが舞台な時点で正直検証する価値もないと思います。それだけギャンブルで稼ぎ続けるとかありえないですから。
まとめ
元敏腕銀行員が紹介する世界で51人だけが知る稼ぎ方とかなり大風呂敷を広げていましたが、結局三井秀司さんのRelaysは日本の国営ギャンブル競艇で勝つための自動システムとのオチでした。三井秀司さんの経歴はもちろん、こんな人本当にいるのかも疑わしいかなと思います。
ほとんどの人は興味を持っても競艇を投資と言ってしまっている時点でおかしいと気付くと思います。3日ごとにギャンブルを当てるシステムなんてまぐれでも開発できるものではないので、出来心でも関わらないようにしたいですね。
