山中武(@tyblogty)です。
最近スマホから写真や動画を送るだけで稼げると銘打った副業をよく見かけますが、ジョブサポ+もその一つです。
(インスタで稼ぐのであればFIP、ツイッターはTFB、TIKTOKはTTFP、動画はMFPですね)
写真を送るだけで高額稼げるならやってみたいと思っても不思議ではないですが、この手の副業で本当に稼げた事例をまだ見たことがありません。
ジョブサポについても登録してしまう前にその実態について詳しく調べておいた方がいいでしょう。
ここではジョブサポは本当に信用できるのか、また本当に稼げる見込みはあるのかについて検証していきます。
ジョブサポについて
まずジョブサポのLPの内容を確認しておきますが、やはり一番強調されているのは写真や動画を送るだけでかなりの大金を稼げる見込みがある点でしょう。
・写真の買い取り保証が付いている
・登録すると最大10分の特典がもらえる
・送る写真は何でもOK
これだけ見ると何て良い案件なんだろうと思ってしまいそうですよね?
しかも実際の仕事内容に関してもLINE登録をした後専用アプリをDLすればすぐに始められるとされていて、アプリに写真を送ればすぐに報酬が発生するとされています。
ジョブサポのLPでは一番稼げたメンバーが紹介されているのですが、1位の方で1日に約30万円、2位と3位の方でも月に約20万円稼げたことになっていますね。
1日30万円稼げたら1月で大体900万円稼げることになりますが、なぜ素人が撮った普通の写真をそこまで高額で買取ってもらえるのかは正直謎でしかありません。
ただこの実績紹介は何の証拠も示さないイラストのランキングなので、信憑性については何とも言えません。
(月100万円以上はトライアングルやオロチ、MANEKIN)
ジョブサポに登録するとどうなる?
ジョブサポに参加するためにはまずLINE登録しないといけませんが、一応この登録は無料で行えます。ただ個人情報を入力しないといけないので実際に登録するかどうかは慎重に判断したいです。
そしてジョブサポに登録してもLPにあるような写真送付用のアプリをDLするような案内はありません。副業案件の傾向からこのアプリを高額で買わされるんだろうと思っていたのですが違いました。
実は登録したが最後写真送付の話は完全になくなり、HANDS(ハンズ)なる別の副業案件に勧誘されるんですよね。ジョブサポなんて全く出てこないのですが、じゃああのLPにのせてたメンバーの実績は一体何だったのと言いたくなります。
結局は『写真を送っただけで稼げるよ』とおいしい話を持ち掛けておいて、別の副業に誘導する。この時点でまともで信用できる案件でないことだけは確かでしょう。
ジョブサポで紹介されるHANDS(ハンズ)とは
さて、ジョブサポから誘導されるHANDSは一体どんな副業なのでしょうか。
少し調べただけで悪評が山ほど出てきたので正直衝撃でした。HANDS内容を簡単にまとめるとこうなります。
・スマホのデータだけでできる
・月に100万円稼げる
・最大10万円のプレゼント
・マニュアルやLINEサポート完備
何となくジョブサポと似た部分がありますが、ひと月に稼げるとされる額にかなりの開きがありますね。
そしてこの案件LINE登録をしたあと、まずは5千円程度でマニュアルを購入させられ、その後もさらに高額な商品を売りつけられるのが実態だったようで、いろいろなサイトで注意喚起がされていました。
しかもHANDSでは最初に購入するマニュアルの返金制度があるとアピールされていたのですが、返金に関する条件がきつく返金してもらうのがほぼ不可能なこともわかっています。
最初に手が出やすい金額のマニュアルを購入させてその後どんどん高額な商品を売りつけるのは、悪徳副業においては教科書通りの手口です。
おそらくHANDSの悪評が広まりすぎたために人が集まらなくなり、苦肉の策でジョブサポと名前を変えて集客しようと試みているのでしょう。これも副業案件では非常によくあることだったりします。
ジョブサポの評判や口コミ
ジョブサポを実際に使って稼げた方の口コミがないかどうか探しましたが、1件も見つかりませんでした。ジョブサポに実体はなく結局はHANDSへの勧誘なので当然と言えば当然でしょう。
ジョブサポに登録しようか迷っているという相談は知恵袋にいくつかありましたが、『稼げない』や『詐欺の可能性が高いのでは』とのアドバイスで溢れています。
そもそも誘導されるHANDSに関して高額なバックエンドを売りつけようとされるとの実態が暴露されているので、ジョブサポには絶対に関わらない方がいいでしょう。
ジョブサポの特商法に関する記載
ネット上で運営する副業案件は消費者の利益を保護するために特商法に関する記載を掲載することが義務付けられています。
特商法に関する記載はそのサービスを運営する運営元の情報や連絡先さらに返品方法など、もしトラブルになった時に絶対に必要な情報が明記されているので必ず確認した起きたいです。
しかもこの特商法に関する記載の内容を見ると大体まともに運営されているかどうか想像がつくため、悪徳案件かそうでないかの大きな判断材料になるんですよね。
そこでジョブサポの特商法に関する記載を探してみたのですが、なんと記載自体が丸ごとありませんでした。これは本当に自ら『悪徳案件です』と告白しているのと同じことです。
絶対に関わったらダメですね。
試しにHANDSの特商法に関する記載も調べてみましたが、こちらにはちゃんと記載がありました。ただ運営元は日本ではなく香港の会社になっています。
一応日本の電話番号はあり、番号から恐らく東京にもオフィスかサービスセンターがあるのかなとも思うのですが、公開されているのは香港の住所だけです。
副業案件の運営会社は海外のタックスヘイブンにオフィスを構えていることも少なくありませんが、海外の会社の場合トラブルになった場合日本の会社を相手にするよりもさらにややこしいことになります。
外国の企業がなぜわざわざ日本で副業案件の紹介をしているのかも謎ですし、正直実体のないペーパーカンパニーと思われても仕方ないのではと思ってしまいますね。
まとめ
ジョブサポは写真を送るだけで稼げるとされていますが、実はジョブサポなる副業は存在せずただ別の副業のHANDS(ハンズ)への誘導窓口に使われていることがわかりました。
写真を送るためアプリも存在しなければ、それで報酬がもらえることもありません。
この手口自体が十分悪質なのですが、間違ってHANDSに関わってしまうとマニュアルから始まり様々な高額商品を言葉巧みに購入させられる危険があります。
間違ってジョブサポに登録してしまったとしても、そのままHANDSにまで登録するのは避けるようにしたいです。