マーケ博士のQMPSS(コンパス)は怪しいの?(死ぬほど高額なインスタサロン)

情報商材批判
山中武
山中武

山中武(@tyblogty)です。

マーケ博士なる人物が手掛けているQMPSSなるコミュニティ型商材の情報が入ってきたのでご紹介します。

特に今後副業初心者の方や、会社員の方が新たな学びを得るためにコミュニティへ参加希望される場合などに予想されるリスク、そもそも安全に取り組める案件なのかどうかについて詳しく見ていきましょう。

マーケ博士の説明によるとQMPSSに参加した人は、世代問わず未経験でも半年程度で月7桁クラスの収入を得られるとされていますが、一番気になるのはエビデンスがあるのか、本当なのかという点です。

これまでもLPでは稼げると豪語しており、参加費を支払ったら、自動的に収益を上げられるなんてうたい文句で勧誘している業者は多数いましたが、本当に稼げる案件というのは非常に少ないのが現実です。

つまりLPや広告動画の内容だけを鵜呑みにしていると、痛い目に合うリスクがあります。

その商材の過去の実績はどうだったのか、これから稼ぐにあたっての事業計画や見込み、リスク管理に対する考え方など、様々な角度から検証してからでなければ、登録するだけでも損をする可能性があります。

最近は業者も個人情報リストを作成することに躍起になっています。高く売れるからです。

特定の情報商材におけるLPで個人情報を集めリスト化し、そのリストを高額なバックエンドへ誘導するような悪徳業者へ販売する等、業者間での連携が上手く取れている様子が分かります。

「登録するだけならいいか」
「試しに登録してみなければ内容が分からないな」
という理由から、お金に困っている人や副業を探している人向けに広告し、個人情報を集めています。

さて、今回のQMPSSはそんな短絡的な業者ともまた一味違った面があり、結論として危険案件であることに変わりはないので参加に関してはまったくオススメできませんが、本記事をもって検証内容を確認いただければと思います。

マーケ博士のQMPSS(コンパス)は怪しい

マーケ博士のQMPSSは、
「未経験者でも月7桁クラスの収入を得られる」
「コミュニティに参加して学べば稼げるようになる」
このように謳っていますが、参加料金が99万円と高すぎるため利益を得られるかという観点で見ればなかなか難しいのが現実です。

コミュニティで何を学ぶのか?ですが、内容としては「Instagram等SNSを活用し、マーケット特化型のコンサルコミュニティ」となります。

つまり、Instagram等を活用してWEB上においてどのように集客を進めていくのか、さらに販売はどのように行うのかについて詳しく学んでいこう、という話です。

ちなみにQMPSSはよくある詐欺商材のように、申し込んだのに満足なサポートを受けられなかった、高額商材を買ったのに全く稼げなかった、延々と別の副業情報に関する情報だけ送り付けてくる、というような三流案件とは一味違います。

QMPSSは「しっかり活動しているし実績がある」上に「稼げる可能性もしっかり用意されている」のです。

最初の登録費用は高額らしいですが、参加後はしっかりとした教材も届くし、Instagram等SNSを駆使する方法について一定の学びを得ることもできます。

では、何が危険なのかということですが、
「広告内容が少々誇大的」
「マルチっぽさがある」
このような点があるにつきます。

マルチっぽい案件はいくら担当者の人が良くて、可愛くて、役に立ったり楽しい感じの案件だったとしても、絶対にオススメできません。

マルチとはねずみ講とも言いますが、ねずみの親分であるトップ層だけが儲かる仕組みになっているからです。参加したら痛い目に遭います。

自分のノルマもクリアしつつ、新たな会員を募集してフォローし続けなければお金が尽きてしまうのです。

資金補填に消費者金融からの借り入れを平気でする人も多いです。

所属しているチームの中である程度の成果は出し続けなければならないため、入ってくるよりも圧倒的に出ていくお金の方が大きいわけです。

そのためいくらQMPSSでInstagram等SNSマーケティングについて学ぶことができても、損する部分の方が大きいです。

このようによく作りこまれた案件は損害も大きくなりやすいため、注意が必要です。

内容は詳細を見ると怪し過ぎる?

Instagram等SNSにおけるマーケティング効果を最大化し、大金を稼げる可能性を示唆するQMPSS。

LPにおいて参加者が意見や口コミを投稿しているのですが、どれもこれも「本当に?」と感じてしまうレベルの内容でした。

「稼げた」とは言うけど具体的にどのようにして稼げたのかが完全に抜けています。客観的ではない意見が多く、本当に稼げるのかさえ怪しく感じてしまいます。

一方で、SNSマーケティングの手法について学びたいという強い目的を持った人であれば、高額な料金を支払ったとしても一生モノのスキルを身に着けられるから良いのではないか、という意見もあります。

確かにすぐに利益に繋がらないとしても、将来的に一定以上の収益を確保し続けられるのであれば案件として悪くない気がしますよね。

しかし極端な話ですが、商材が100万円で毎月得られるようになる収入が1万円だとしたら、回収するのにどれだけの年数が必要になるのか、という点が気になります。

ちなみにQMPSSの料金は6カ月受講で66万円、保証アリのコースであれば6カ月99万円もの料金が必要になります。

ちなみに保証と謳っていますが、これは実質的に料金回収の保証をしてくれる訳ではなく、通常コースに比べて若干サポートが手厚くなっただけのレベルです。

そもそもInstagram等SNSを活用して収益を上げたいのであれば、広告収入を得ることになるため初期投資は極力抑えるべきと私は思います。

自分自身で価値ある情報発信に取り組み、収益を積み重ねていくことにやりがいを感じるものです。

もう少し詳しく見ていきましょう。マーケ博士のQMPSSの参加料金は二種類あります。「6カ月プラン:660000円(税込)」
「6カ月プラン(保証アリ):990000円(税込)」
とあります。

180日もの日数をかけて講義を受講し、担当からのサポートを受けながら月7桁もの収入を目指すことになります。

かなり高額な商材ですから、参加には躊躇すると思いますが、知り合いなどから勧誘されるパターンも想定されます。

「私は参加して儲かったよ」という話が出てくるかもしれませんが、その辺はじっくり考え良く見極めることが大切です。

特に気になるのは保証に関してですが、
「表現、および商品に関する注意書き」として「本商品に記載された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではありません」
と説明があります。

さらに、
「利用規約第12条4項に関して、当社および共同事業者は、サービスの内容について、完全性、正確性、確実性、有用性など、一定の結果を保証するものではないこと」
との説明があります。

保証料は差額の33万円です。保証料だけでも非常に高額ですが、それでも説明を読むと非常に無責任というか、本商材に取り組んだ結果についてはすべて自己責任ですからね、という内容がとても気になります。

それならQMPSSが言う保証ってなんなの?という話ですが、全く明らかにされていません。

LPを読み進めても、会員の発信している内容を確認しても詳しい情報が明らかになりません。

じゃあ今からQMPSSに申し込もうとしている人は何を基準に、どのように判断して保証のありなしを選択するのか、という話になります。

保証内容が分からないのに申し込めないですからね。

この点に関しては、基本的にQMPSSは紹介加入がメインとなりつつあるため、説明が省略されている可能性があります。

では紹介者がしっかり説明してくれるのかというと、そんなこともないようです。

怪しいロードマップ

マーケ博士のQMPSSロードマップは以下の全5章で構成されるカリキュラムを半年間ほどの期間をかけて学ぶことになります。

第一章:インスタ月7桁必達コース(45講義)
第二章:Canvaデザインマスター講座(55講義)
第三章:インスタグラムマスター講座(67講義)
第四章:SNSマーケマスター講座(10講義)
第五章:限定LIVEセミナー講義(適宜追加)
との内容ですが、カリキュラム自体は結構な量がありますね。

第四章までのカリキュラムだけで177講義存在しますが、そこまでガッツリ学ぶとなるとかなりの時間や労力が必要になることが予想されます。

また、QMPSS登録者の話を聞くことができましたので具体的なサポート内容を確認したところ以下の内容と判明しました。

「運営者とチャットを用いた個別コンサルティング(期間内無制限) 」
「運営者とSlackを用いたQ&A 学習用動画コンテンツの提供(約2時間)」
「会員専用Slackグループに招待」
「 月2回のオンラインウェビナー (仕様ツールZOOM・当日参加できない方向けのアーカイブも用意)」
「実行タスクを全て体系化したフローチャート配布」
についてサポートしてもらえるそうです。

このサポートは手厚いのかも知れませんが、QMPSSに関して副業レベルで考えている人は、結局「稼ぐためには具体的にどのような行動を取れば良いのか」を知りたいしサポートして欲しい訳です。

その中でウェビナーへの参加や会員専用グループへの招待はそれなりに情報交換等もできるようになるのかも知れませんが、実効性のある稼ぎ方を習得することができるのかどうか、という観点から考えると正直微妙ですよね。

ここまで高い料金を支払って参加する価値はあるのか?ということです。

いろんな考え方があるかも知れませんが、99万の保証付きプランに加入しても収入保証が受けられる訳ではないと分かりました。

QMPSSで稼いでいくのは現実的に難しいと言わざるを得ません。

怪し過ぎる運営会社「BUZZSHIP」

QMPSS運営会社の株式会社BUZZSHIPについて調べてみました。

企業HPへの記載から分かる特徴として、代表の電話番号が携帯電話であり、連絡先メールアドレスがフリーアドレスという点があります。

これらが法的に問題があるという理屈ではありませんが、マトモな企業であれば固定電話や企業名の入ったメールアドレスを用意するのが普通ですよね。

そうしなければ、特にサービスやサポートについて問い合わせしたいユーザーから信用が揺らいでしまう可能性があるためです。

LP等の情報を参考にすると、数億円規模の売上を誇る企業と判明します。もちろん本当のところは分かりませんよ。

とは言えこの規模の企業であればフリーアドレスを使う等の対応は信頼をなくすNG行為ですよね。

例えば電話番号が携帯電話だと、困った場合にサポートスタッフが対応してくれないでしょうし、会社として複数の回線を用意しなければ顧客満足度は下がるのではないでしょうか。運営会社自体、その点少し甘いように感じますね。

さて、株式会社BUZZSHIPについてもう少し調べてみると、登記情報は確認できますが、公式ホームページも作られておらず、経営実態やこれまでの実績は一切不明のままです。

LP広告上のプロフィールに書かれている割に、具体的にどのようなビジネスを展開されているのか説明がないのは企業として問題ですね。

電話番号やメールアドレスには疑問が残るものの、基本的な情報に大きな問題はないように見えます。

しかし、過去の実績を詳しく確認できないことや度重なる住所変更など気になる点があります。企業として実態が不透明といった声がでるのも仕方がない気もします。

会員になってからマルチっぽい勧誘方法等が判明してくるのでQMPPSは胡散臭い案件ですね。

最近Instagram等SNSにおいて、アフィリエイトやSNSマーケティング等の名前で募集している副業が多いのですが、実際にスタートしてみるとはねずみ講やマルチ商法だったということが非常に増えています。

(ねずみ講まがいで有名なのが全国福利厚生共済会

もう少しマーケ博士のQMPSSにおける紹介制度について見ていきましょう。

会員になりQMPPSに参加すると、「QMPSS 活動支援金制度」なる制度を利用できるようになります。

これはQMPPSを人に紹介して登録させると5万円の報酬が受け取れるという仕組みです。

このような紹介制度自体は別に法的にも問題のないことなのですが、危険なのは講座の内容の質や自分自身が稼げるようになったかどうかに関わらず、良い評判だけを伝えて登録を勧める行為です。

ピラミッドになっておらず、単発の紹介報酬ですからマルチの仕組みという訳ではないのですが、一部で「マルチと同じようなもの」といった声がでています。

こういった紹介制度が影響していることもあるのでしょう。

稼げなかったり、何かしら問題やデメリットを感じることがあってもそれを伝えず参加登録勧誘する訳ですから、そんな勧誘方法を続けていたら信頼を無くすと思いますけどね。

口コミや評判

マーケ博士QMPPSについては、参加者も多く様々な口コミがありますが、基本的には、
・稼げない、カリキュラムが多すぎる
・内容が薄い

このような批判が集まっています。

一部QMPPSを熱烈に推薦する口コミもありましたが、基本的にはステマと見て間違いないでしょう。

早速口コミを見ていきましょう。

「半年ほど前にマーケ博士のコンパス講座を契約して、カリキュラムを一生懸命実践しているのですが、まだ一円も稼げていません。 マーケ博士はZOOMの話の時に、初心者でも3ヵ月くらいで稼げるようになると言っていたのですが、今となっては嘘なのだと思います。 未だに稼げませんし、全ての作業が苦行としか思えないようになってきて辛いです。」
とあります。

作業をかなり大変なものに絶対し、稼げなかったのは自分のせいと思わせる作戦なのでしょうね。

他にもあります。

「バズシップと言うSNSマーケの会社のコンサルは信用できるか分かりますか? 特商法は載ってました。 稼げるまでずっとサポートしていくから基本的に自分が諦めなければ収益は出るとマーケ博士がおっしゃってました。料金は99万円です。」

という口コミに対し、ベストアンサーは、

「コンサルと言ってもSNSの経験として数年しか皆ありませんし、どこでもほとんど保有するアルゴリズムは変わりません。料金99万は高いですよ。平均的には手付金5〜40万、月額30万程度が相場です。」とあります。

確かにそうですよね、SNSコンサルにお金取りすぎです。

「バズシップとゆうマーケティング会社と電子契約書にて契約を結びましたが、入金前にやはり辞めたいと思い、LINEにて辞める旨を伝えました。わかりました。 と返事は来ましたが、契約書の破棄するとゆう書面はない。クーリングオフはない。と言われました。本当に破棄できているのか不安です。どうすれば良いのでしょうか。」

という解約状況を不安視する声もありました。

ベストアンサーとして、
「一般的には「契約破棄に関する書面」はないのが普通です。 なので無いのは仕方がないです。どんな業界でもそんなものです。 クーリングオフに関しては「無い訳ない」ので信用しなくていいです。 ↑LINEのやり取りの文面が消えないようにスクショして保存しておいてください。解約を申し出たことの証拠になりますし、相手方が「わかりました」といった言葉も解約に同意をしたのと同じ意味を持つ証拠になります。

で、今後は連絡もすべてブロックして無視すればいいです。 他に何かする必要は無いです。不安に思う必要は無くてただ無視するだけです。」
が選ばれました。

他にも、
「私はQMPSSに入って3ヶ月経過している者ですが、カリキュラムが厳しすぎてついていけそうに思えなくなりました。 できのいい人は課題をハイペースで合格して行っているのですが、私は何度もダメ出しを受けて牛歩状態でしか進めません。

もう加入したときのことをあまり覚えていませんが、返金してもらうことは可能でしょうか?」とあります。カリキュラム内容を大変にして、受講者がクリアできない状況を作っている様子が伺えますね。

以上の口コミからも、QMPPS参加のメリットは少ないと分かりますね。

まとめ

マーケ博士のQMPSSについて解説しました。

LPや動画等の説明によると、QMPSSに参加した人は、世代問わず未経験でも半年程度で月7桁クラスの収入を得られるとされていましたが、実際にそのカリキュラムに取り組んでもほとんど成果は見られず、頑張って継続しても意味ないという意見が多いですね。

副業等の案件に取り組む際に一番気になるのは、エビデンスがあるのか、本当に稼げるのかという点ですが、そもそも参加料金が99万円とかなり高額であるため、利益を得られるかという観点で見ればなかなか難しいのが現実と判明しています。

また、QMPPSのコミュニティで何を学ぶのかについては、内容としては「Instagram等SNSを活用し、マーケット特化型のコンサルコミュニティ」となります。

つまり、Instagram等を活用してWEB上においてどのように集客を進めていくのか、さらに販売はどのように行うのかについて詳しく学んでいこう、ということ。

とにかく、SNSコンサルに徹しているようですが、それだけで99万の参加費は高すぎます。

具体的なサポート内容としては、
「運営者とチャットを用いた個別コンサルティング(期間内無制限) 」
「運営者とSlackを用いたQ&A 学習用動画コンテンツの提供(約2時間)」
「会員専用Slackグループに招待」
「 月2回のオンラインウェビナー (仕様ツールZOOM・当日参加できない方向けのアーカイブも用意)」
「実行タスクを全て体系化したフローチャート配布」
となっています。

それでビジネスとしての収益が安定して上がるようになれば良いのですが、そうではなく紹介料で稼ぐしかない実態がありました。

QMPPSを人に紹介して登録させると5万円の報酬が受け取れるという仕組みがあります。

このような紹介制度自体は別に法的にも問題のないことなのですが、危険なのは講座の内容の質や自分自身が稼げるようになったかどうかに関わらず、良い評判だけを伝えて登録を勧める行為です。

ピラミッドになっておらず、単発の紹介報酬ですからマルチの仕組みという訳ではないのですが、一部で「マルチと同じようなもの」といった声がでています。

こういった紹介制度が影響していることもあるのでしょう。

稼げなかったり、何かしら問題やデメリットを感じることがあってもそれを伝えず参加登録勧誘する訳ですから、そんな勧誘方法を続けていたら信頼を無くしますね。

また、高額案件の勧誘において、資金補填に消費者金融からの借り入れを平気で勧めてくる人も多いので要注意です。

QMPPSで所属しているチームの中である程度の成果は出し続けなければならないため、参加者においては入ってくるよりも圧倒的に出ていくお金の方が大きいわけです。

そのためいくらQMPSSでInstagram等SNSマーケティングについて学ぶことができても、損する部分の方が大きいです。紹介報酬目当てで動く人が増えるのも時間の問題ですよね。

稼げる商材ではないので、せっかく本業や家事、学業の間に取り組んでも時間やコストを無駄にしてしまうだけです。

他に稼げる商材はいくらでも存在しますので、特に大事なのは再現性のある案件を選ぶことです。QMPSS は高額なのに再現性は低いため、オススメできません。

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