MRを辞めたい理由。MRが嫌なら異業種に転職すればいい

人間関係の不満

MRとして働いているけれど、もう辛くて辞めたい、将来のことを考えると早い段階で転職したいと悩んでいませんか?

とはいえ、転職の前に失業したくはないですし、無職期間も作りたくないものです。

悩めば悩むほど遅くなり、長引いてしまうのが転職なんですね。

場合によっては思い切って異業種に転職、キャリアチェンジすることも視野に入れたほうがスムーズな場合もあります。

特に業界的に不満や悩みがある場合は、同じ業種に転職しても同じ悩みを抱えつづける結果となります。

職場環境や人間関係などは同じ業種・業界に転職しても根本的な解決にならない可能性も少なからず存在するからです。

今回はMRを辞めたいと思った時に、どのように考えるべきかについてご説明致します。

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MRを辞めたいと思う理由

MRを辞めたいと思う理由に挙げられるのが、嫌な人間関係や医師の理不尽な扱い、数字に終われる日々や転勤や単身赴任に悩むなど様々ですね。

もちろん、全てのMRの方が同じ心境だとは言いきれませんが、あなたが今現在、悩み事があるなら、まずは自分自身の気持ちを受け止めましょう。

また、あなた自身が気が付いていない悩みや困りごととなる理由も見つかる可能性もあります。

ネガティブなことを直視するのは辛い場合もありますが、まずは自分の現在の状況を把握するためにもMRを辞めたいと理由を見ておきましょう。

MRならではの嫌な人間関係

MRならではの悩みとして医師やMSとの人間関係に悩まされることがあります。医師やMSとの人間関係の他にも上司からの数字に対する重圧など、ストレスの貯まることが非常に多いですね。

今、あなたがMRを辞めたいと感じている理由として、耐えるべきものなのか、それとも理不尽な部分が多く、耐えるべきではないのか、比較して考えてみてください。

医師に理不尽な扱いをされる(人間関係)

MRとして働いて入れば医療関係者との人間関係が増えて、特に医師とのコミュニケーションも増えてきます。

医師によってはMRはただの営業であり、何かと新しいものを売りつけてくるようなイメージしか持っていない場合もあるかもしれませんね。

しかし、MRが必要となる時もありますから「もう、絶対に来るな!」とも言われず、邪険にされたまま月日が流れることもあるんですね。

本来であればお互いに仕事ですから、尊重し合うべき、節度を持った態度であるべきですが、お互いの立ち位置の違いから人によっては上から目線どころか、パワハラ近い態度や言動の場合もあります。

例えば、MRが専門家としての知識を持って交渉や説明をしていても、相手は医師ですから、さらに頭が良く、知識が豊富であり小さなミスや間違いを指摘され、時にはパワハラ紛いの言葉を投げかけられることもあるでしょう。

言うなれば医師のご機嫌取りをし続けながら、頭を下げ続けなければならないような状況さえ考えられるのです。

医師が悪い、MRが悪いというのではありません。医師とMRの立ち位置や立場の違いによって生まれる温度差が人によってはストレスの原因となり、MRを辞めたい理由になるという意味合いです。

理不尽だなと思う言動や態度を感じたことはありませんか?もし、日常的に感じているのであれば心の病気になる可能性も少なからず存在します。

「自分が未熟なせいだ」とか「他の人も耐えている」といったような自己犠牲的な考え方で乗り切ろう、耐えようとしているのであれば間違いです。こうしたこともMRを辞める十分な理由になると考えることも長い人生に置いて重要な選択肢になり得ます。

MS態度にイライラする

MRとMSは本来協力し合う立場ですが、やはりお互いの立ち位置や立場の違いによって生まれる温度差によってストレスの原因となる可能性があります。

MSの方が権限があるとまでは言いませんが、MSの考え方や性格に関わらず少なくともMRに対して影響力があるため、医師と同様に頭が上がらない関係性になり兼ねない時もあり、目の上のたんこぶのように頭の痛くなる存在になりがちです。

また、仲良くなることで相互協力できる関係性になれば、お互いに利となる部分で高め合える存在でもあるので、MR側としても蔑ろにできないのも悩みの種ですね。

例えば、顧客・クライアントとしての人間関係と業界の環境によって構築される人間関係の多くが「自分が一番下だ」という状態であれば、時には人としての自尊心を損ねてしまうことがあります。

一日中、どこにいても、どんな作業や交渉、面談をしていても頭を下げることばかり、ご機嫌伺いは仕事として当たり前のこと、何を言われても何をされても我慢するしかないとなれば、やはりストレスが確実に蓄積されていきます。

MRやMSの人間関係に限ったことではありませんが、どちらかが情報や権限などを持ち、相手に対して影響を及ぼせる立場の人間ですと、人によっては困ったことに「ひいき」が生まれることもあります。

もちろん、目に見えて他のMRばかりに気を掛けたり、明らかな妨害をすることはないにせよ、他と比べたら扱いや待遇が違うと感じてしまえば嫌な気持ちになるものです。

そしてMSのご機嫌を取ったり、仲良くするために営業努力しても報われなければ非常に辛いですし、何よりも頑張っても数字に現れず結果が出せない日々が続くことになります。

もし、あなたがMSの態度にイライラしたり、悩んだり困っているのであれば、やはりMRを辞めたい理由として、曖昧なままにせず、受け止めるようにしましょう。

数字必達ゆえの上司からの重圧

MRは営業としての数字が大きくのし掛かってきます。数字とは不思議なもので、一度達成すればパーセンテージによって前年比、前月比と比べられ、未達成となれば攻められる原因になります。

MRの営業の数字が少しでも減少傾向になれば、企業として、会社としてマイナスになるのですから上司がうるさく言うのもしかたありません。

また、上司も上司になるために数字を作ってきた、数字にうるさく言われてきた人間である可能性も高く、数字ありきの仕事なのは間違いありません。

もちろん、無茶な数字や個人業績を求められているとすれば、単なるパワハラであり別問題ではありますが、個々人の能力に合わせて月ごと、日ごとの売上や実績の数字は少なからず存在するので、人によっては気を抜けない日々を過ごしている場合もあるでしょう。

MRに限らず営業職でありがちなのが自分の実績や売上、数字に関することが好きで向上心を持ってガンガン取り組んで数字を出す方と、数字は押し付けられたものであり仕方なく否応しにギリギリの数字を出す方と別れることです。

はっきり言えば数字が好きか嫌いかで働くモチベーションが全く違ってくるということなんですね。

そして、最初は数字が好き、実績や業績、売上を達成することに喜びを感じたり、純粋に嬉しく思っていても、やがて数字に振り回されるのが嫌になってしまうこともあるんですね。

他の同僚は数字を出している。しかも楽しそうだ。上司に嫌味を言われることなく働いている人が羨ましい。そんな風にポジティブな気持ちをあなたが持ち合わせているとしたら、MRを辞めたい理由として、目を逸らさず受け止めるようにしましょう。

どの職種でも言えることですが「自己否定感」や「自己無力感」を感じてしまうことで、自分自身を追い詰めてしまうと心の病気だけでなく、体にも影響が出てきます。

また、自分が気が付かないうちに家族や友人、同僚に対する態度が変わったり、生きることそのものに喜びを見出せなくなることもあります。

働くということは、少なからず数字に関わる部分はあります。でも、数字ありきではない職業や働き方もありますし、何よりも数字に対するモチベーションが全く違ってきます。

MRだけが仕事ではありません。悩みすぎて心身ともに疲れ果ててしまう前に異業種、他の業界への転職も含めて、転職活動することも視野に入れましょう。

転勤に疲れた。単身赴任は嫌だ

MRの仕事は主に医療機関がお客さんであり、日本国内どこにでも存在します。転勤や単身赴任となればどこに行くか、それこそわかりません。

家族がいれば持ち家や子供の学校・友人関係などを考えると転勤は非常に大きな労力や手間であり地域に馴染むまでの時間、馴染んだのにまた転勤となれば落ち着く間もありません。

また、独身であっても友人や知人と離れることになれば疎遠となり、寂しい思いをすることもあります。

転勤を前向きに捉えられる方もいらっしゃいますが、やはりその都度起こる引越しや挨拶回りだけでなく、土地の風習や雰囲気に慣れるまでは、大変な思いをするもです。

家族一緒に引越しするとなれば、旦那さんや奥さん、子供も同じように新しい土地で再出発する形となりますし、何度も転勤となれば友達ができにくかったり、出会いと別れを繰り返す大変さを感じさせてしまうことにもなります。

そんな中、自分自身はMRとしての新しい人間関係を構築する必要があり、土地は変わっても職場環境が大幅に改善しないのであれば、同じように人間関係で悩み続けることとなります。

逆に単身赴任となれば、ある意味二重生活をすることとなり、家賃の負担などはあれど食事など家事は自分自身で行いながら日々を働かなくてはいけません。

転勤や単身赴任が悪というわけでは決してありませんし、MRだけが転勤や単身赴任の悩みを抱えているとは言わないにせよ、MRを辞めたいと思いながら引越して、新しい土地で頑張ろうとするのは限界があります。

若い内は気にならなくても、どこかのタイミングで定住の地が欲しいと思った時には、あなた自身が上司や管理職となり、さらに転勤する可能性が高まるかもしれないと考えると、やはり長く続けるべきではないと悩んでしまうかもしれません。

もし、あなたが心のどこかで転勤や単身赴任は嫌だ!と考えているのであればMRを辞める理由の一つとして受け止めるようにしましょう。

女性MRならではの辞めたい理由

男性MRでも同じように辞めたい理由として考えられるものですが、女性MRの目線で辞めたい理由をいくつかピックアップしてみます。

もし、少しでも「わかる!」と思ったのなら、それは苦労や大変さを感じている証拠です。

既に感じていることばかりかもしれませんが、今一度チェックしてみましょう。

女性一人での転勤は大変

女性一人での転勤は非常に大変です。慣れ親しんだ土地を離れて暮らすだけでも大変なのに、知らない人ばかりで買い物や移動などに慣れるのも一苦労です。

今時、女性の一人暮らしくらいで危険だ!など言われないとしても、見知らぬ土地や人、風習や雰囲気の中で生活することも働くこともゼロから再出発となれば、少なからず不安な気持ちもあるでしょう。

また、職場の同僚男性からいらぬお世話やお節介を通して、パワハラやセクハラを受けやすい理由にもなり、精神的に参ってしまうことも考えられます。

友達や家族、親戚や兄弟も近くにいない。知人と言えば職場の人だけとなれば必然的にプライベートでの時間が楽しくなくなり、結果的にふさぎこんでしまうこともあるでしょう。

精神的に落ち込んでしまい、優しくされて不倫してしまった、浮気相手にされてしまったなどなど、笑えないことまで起こり得ます。

その上、仕事は何となくでも「辞めたい」と思っている状態であれば逃げようがありません。それなのに仕事をしなければ生活はできませんし、転勤してすぐ帰るような仕組みなんてそうはありません。

男性一人で転勤するのも、もちろん大変ですが、女性は女性特有の転勤の悩みがあることを忘れてはいけません。

恋人・結婚の悩み

見知らぬ土地で友人がいない状態であれば、恋人作りや結婚相手探しなども非常に大変です。

転勤で来ているのであれば、またどこかに転勤することも考えられますから、何となくその土地の異性に興味を持てなかったり、距離を置いてしまうのが当たり前になることもあるでしょう。

さきほどのセクハラ、不倫や浮気なども決して冗談ではなく、女性であれば誰でも受けてしまう可能性があることです。

また、恋人がいる方であれば転勤を気に疎遠になったり、別れてしまうことも考えられます。

そしていざ、結婚しようと思っても、あなた自身に転勤が必ずある仕事となればあなた自身も相手も結婚に二の足を踏む可能性もありますよね。

女性MRの転勤とは自分の恋人や結婚をも天秤に掛けなければいけないことも考えると、MRを辞めたいと思うのも自然な流れかもしれません。

出産・育児との両立の難しさ

出産や育児との両立となればさらに難しい状況になるでしょう。そもそもMRは簡単お手軽なお仕事ではありませんから、日々の激務をこなしながら、出産や育児を向かえるというのは非常に大変です。

もちろん、産休や育児休暇はあるにせよ、転勤した先で出産となれば病院への通院や身重な状態での生活は大変ですし、旦那さんの協力があるにせよ困難が伴います。

子供が大きくなって復帰なども考えられますが、もしそのタイミングであなたが「MR辞めたい」と考え復帰したくないと感じていれば、子供が小さい状態で転職・仕事を探したり、別の土地に引っ越すことも考えなくてはいけません。

その都度転勤に悩まされたり、仕事そのものに対する意欲も少なくなれば、家庭と仕事とどちらを取るべきなのか、女性側が泣く泣く選ばざるを得ないこともあります。

女性MRとしてMRを辞めたくなる理由はそれぞれありますが、やはり仕事以外の生活や人生といった部分での悩みも大きくなりがちであり、悩んでも解決しにくいことばかりなので注意しましょう。

大切なのはあなたが「MRを辞めたい」と考えているかどうかです。

MRは今後不要になってくる…(将来不安)

MRは今後不要になってくる、と考えたことはありませんか?MRが増えすぎた問題や業界的な立ち位置としても、自らが不要になると感じられることなど、将来的な不安が少なからず発生しているはずです。

仕事をしていても上司や同僚だけでなく、医師やMSからも邪険に扱われたり、必要ないと思わされるような態度や言動が続けば「やりがい」だけでなく「続けがい」がない仕事だとも感じてしまうでしょう。

MRの方で心が病んでしまい、過労死や自殺などもこの先に起こらないとも限りませんし、それがあなたの身に降りかからないという保証もありません。

もし、心のどこかでMRを辞めたいと考えているのであれば早い段階で転職活動を始めましょう。

転職活動は心と体が元気な時に行わないと上手くいかない場合が多いです。いざ、心も体も疲れ果ている状態ですと、面接も上手く行きにくいですし、何よりも生活に困りながら転職活動をすることになります。

また、転勤が続くとなれば転職活動にも影響が出てきます。どこか定住したい土地があればその周辺で就職先や引越し先を探しておき、自分の人生がもっと生きやすいようにライフプランを考えましょう。

いざ、自分が働けない状態になってからでは遅いです。そして、耐えること、我慢することだけが人生ではありません。MRを辞めることが、何かから逃げること、負けたと考え無いようにしてください。

仕事はMRだけではありませんし、他の業界を知ることで見えるものもたくさんあります。

まずは「MR辞めたい」と純粋に思った気持ちをごまかさないようにしてくださいね。

転職による年収ダウンを懸念してて辞めれない

MRを辞めたい!と思っていて最大の壁となるのは年収ダウンかもしれませんね。もし、個人業績などによって思ったような年収がもらえていなければ、辞めない理由はないとも言えます。

年収相応の仕事であり、耐えたり我慢することで対価を得ていると考えてしまうこともあるかもしれません。

もしかしたら、それなりに裕福な暮らしが出来ていて満足な生活かもしれません。

もちろん、人によっては転職を楽しんで、転職先の土地の良さを味わったり、転職するたびに友達や知人を増やしていけるようなこともあるでしょう。

しかし、全てが満足いく状態であればどんなに過酷で大変でも「MR辞めたい」とは考えないはずです。

年収が下がるかどうかは、転職先にもよりますから、転職に対する不安そのものを考えすぎないようにしましょう。

まずは転職活動を始めること、異業種や他の業界も含めて、キャリアチェンジしながら、キャリアアップするような気持ちになること、ポジティブな転職をすることが大切です。

実際に転職活動をしてみると、年収が下がるよりも同等か上がる転職先を見つけられる可能性も十分にあります。

実績が作れず思ったような年収ではない場合や、お金の問題ではなく辞めたいけど不安と考えている場合でも、まずは動き始めることをおすすめします。

MRから転職するのはどのような業界がいいの?

MRの方は基本的に頭が良く、人材としてのレベルが高いので、ある程度高い年収の転職を目指すようにしましょう。

もちろん、他業種や業界のことがわからずに悩むこともありますが、未経験だからと自分を安売りしないことが大切です。

医療業界がそこまで嫌ではなく、薬剤師であれば調剤薬局、その他にはCROのモニターなどが視野に入るでしょう。

医療機器メーカーなどもおすすめですね。この場合も営業自体は嫌じゃないし、医療業界でも良いけどMRは辞めたいという方に向いています。

全く違う業種であれば金融やコンサルティング、または資格を何か取得して資格を活かした仕事をするのもおすすめです。

新しい業種に挑戦するのは大変?と思われがちですが、MRになれる底力があるのですから、自信を持って自分を売り込むことが大切です。

そもそもMRの方は優秀な方ばかりであり、どの業界でも通用するようなビジネススキルを持ち合わせていることが多いです。

よく考えてみてください。医師が顧客で、同僚もそれなりに頭の良い方しか残らない業界です。そこで働いていたという実績や経験は必ず役に立ちます。

今一度、何か自分のしたいことを思い出すのも良いかもしれません。また、年収面だけでなく、福利厚生や転勤などの面もしっかりと考えながら、労働条件をチェックしながら転職活動することを忘れないようにしてください。

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