山中武(@tyblogty)です。
物販での仕入れの負担を軽減してくれる輸入代行業者ですが、悪徳な業者だった場合かなりの金銭的被害を被ることがあります。株式会社ダバダは中国輸入の代行をしてくれるようなのですが、信用して利用して大丈夫なのでしょうか。
中国からの商品輸入を任せられると助かる気もするのですが、だからってこのサービスを使ったら絶対稼げる保証はありません。それでは株式会社ダバダの中国輸入代行サービスについてその実態や怪しいなと思う点などを見ていきたいと思います。
株式会社ダバダの中国輸入代行の概要
株式会社ダバダの中国輸入代行は個人で物販をしている方向けに、中国からの仕入れを助けてくれるサービスです。
広告によると個人での仕入れではなかなか利益が出なかったり、仕入れ先とのやり取りが上手く行かずに困っている方に相談してほしいとされています。少量の仕入れにも対応してくれるような記載もあります。
もちろんこのサービスを利用するにはそれなりの費用を支払わないといけません。月額料金などは設定されていませんが、手数料として仕入れ料金の5%(最低3,000円)、為替手数料、送料(最低25,000円)を支払う必要があります。
6万円分仕入れすると丁度手数料が3,000円になる計算です。株式会社ダバダの中国輸入代行を利用するなら、最低でも6万円分頼まないと手数料が割高になります。
この費用自体は他の輸入代行サービスに比べて高額なわけではありません。ただ仕入金額にこれらの手数料をプラスしてそれでも利益を出せるとある程度でも目途の立つ場合でないと、自分で輸入するより赤字が広がる可能性もあります。
株式会社ダバダの中国輸入代行は広告から問い合わせや見積もり依頼ができるようになっていますが、名前・住所・電話番号は入力必須です。個人情報をがっつり教えることになるので、ちょっとだけ話を聞いてみたいとの好奇心だけで申し込むのはどうなのかなと思います。
株式会社ダバダの中国輸入代行は怪しい?
株式会社ダバダの中国輸入代行について怪しいのではとの声があります。調べた感じ完全なる詐欺業者ではありません。ただ広告や会社の実績をみるとちょっと気になるところもあるんですよね。ここでは怪しいと思われても仕方ないポイントを2つあげていきます。
特商法に基づく記載なし
まず広告に特商法に基づく記載がなく、会社情報がどこにも記載されてない点です。広告から申し込みの流れでは料金が発生しないものの、個人情報を教える相手やサービスの提供先がわからないのは異常でしょう。
『DABADA』で検索するとオンラインショップがヒットしてそこから株式会社ダバダの情報がわかるのですが、広告からは一切わかりません。一応プライバシーポリシーなどはあるのですが、情報公開が不十分と言わざるを得ないですね。
株式会社ダバダの輸入代行に申し込んで連絡がなかった場合も、広告だけ見ている利用者は連絡先すらわからないことになります。
特商法に基づく記載がないサービスは業者に順法精神があるかどうか疑わしいので、その時点で関わるのをやめた方がいいくらいです。そもそも自社のサービスに自信があるなら会社情報を積極的に載せたがるのが普通だと思うのですがどうでしょうか。
実績がわからない
もう一つ怪しいのではと感じる点は、ネット上に実績や口コミなどが全く出てこないところです。
この輸入代行が始まったのが大体2019年頃なので、もしこの輸入代行を利用して利益を出せるようになったり定期的に依頼する人がいるなら評判が色々なところから出てきてもおかしくない気がするんですよね。
口コミが唯一出てくるのは広告上だけなのですが、こういった案件の広告に出てくる利用者の声はいくらでも勝手に作れるので鵜呑みにするのは危険です。
株式会社ダバダの中国輸入代行の広告にある口コミは『物販をはじめて半年で軌道にのってこちらが本業になった』や『1日30分で稼げている』といった物凄く無機質な感想ばかりで、本当に利用者に話を聞いたのか疑わしい感じがします。
ネット広告に上がるこういった副業系の案件は悪質なものがほとんどです。こういったサービスを利用するなら慎重すぎるくらい怪しいところがないかチェックする必要があります。
その際SNSなどで客観的な実績がわかるのが1つの基準になるのですが、サービス開始から何年も経っているのに全く実績が出てこないのはやはり不安要素ですね。
株式会社ダバダの中国輸入代行で素人が稼ぐのは難しい可能性
株式会社ダバダの中国輸入代行は詐欺案件ではないといいましたが、ではこれで稼ぐことはできるのでしょうか。正直広告にあるように物販初心者がこれを利用するだけで誰でも簡単に稼げるようになるかは疑問です。
申し込むと株式会社ダバダに手数料を支払って輸入してもらうことになります。株式会社ダバダが売れそうな商品を提案してくれるわけではありません。
どの商品を輸入するか目星をつけたりそれで利益が出るか概算したりするのはある程度物販の経験がある方じゃないと難しいです。素人がいきなり思いつきやひらめきで適当に輸入してそれが順調に売れるほど物販は甘くありません。
実際Amazonでもメルカリでも転売ヤーが飽和している状態で、新規参入自体が難しくなっていますからね。広告だけみて『これなら自分でも物販ができるかも』と考えるのは危険です。
逆にある程度物販で利益を出せていて輸入に関わる雑務を軽減したいと考えるなら利用してみてもいいかもしれません。
ただその際は最初の見積もり以外に後から発生する料金がないかどうかや、納期はどれくらいかかるのか、またトラブルや遅延が発生した場合の対応などを細かいところまで詰めて確認しておいた方がいいでしょう。
まとめ
株式会社ダバダの中国輸入代行は少量からでも中国からの仕入れを依頼できるサービスで、パッと見は物販をしたいものの仕入れに困っている方におすすめのように思えます。
ただ仕入れるものやそれがどれくらいの値段で売れるのかは自分で考えないといけないので、物販をはじめてばかりだと使いこなせるか疑問です。
実績がわからず広告に特商法に基づく記載がないなど気になる点があり、問い合わせの段階から個人情報を求められます。利用するかどうかは慎重に検討する必要があるかなと思います。