気分屋上司がうざくて…なんて人、いませんか?完璧な上司なんてなかなかいないものですが、あまりにも気分屋で目に余る…なんて上司はけっこういるものです。
そんな上司にあたってしまっては、仕事自体が嫌になってしまったり、体調を崩してしまったりと良いことなんて一つもありません。
気分屋上司に振り回されている皆様のため、その対策方法についてご紹介してゆきます。誰でもすぐに始められる事ばかりですから、ぜひ参考にしてみてください。
あまりにも上司の気分屋が過ぎる…という場合には、転職がおすすめです。上司が嫌いだから転職するという事に引け目を感じてしまうかもしれませんが、そんな事を言っている場合ではありません。
気分屋上司とは縁を切った方が良い理由についてもご紹介していますので、そちらも是非参考にしてみてください。
気分屋の上司が嫌で転職するのは甘いのか
「気分屋の上司が嫌で転職したい…」なんてお考えの皆様、なんとなく「甘えてるんじゃないか」とか「自分の我慢が足りないのかも…」なんて自分を責めてはいませんか?
確かに「上司が嫌だから転職したい」なんて事を親や兄弟に相談した場合、「甘えるな」なんて答えがかえってきそうですよね。
けれど「気分屋の上司が嫌で転職したい」というのは転職する理由としてなにひとつ恥ずかしい事はありません。むしろ今すぐにでも転職した方がベターなケースも多々あります。
気分屋上司の下で働くデメリットの詳細は後述しますが、そもそも仕事が嫌になったり、場合によっては心の健康を損なってしまったりと、場合によっては取り返しがつかない事態になってしまいます。
社内での移動という選択肢も考えているかもしれませんがそれもなかなか現実的ではありません。
そもそも人員の割り振りは考えつくされた結果です。「この部署は人が足りないから」とか「この事業は今後伸ばしたいから」といった経営側の判断がしっかりと入っています。
「上司と合わないから部署を変えて欲しい」などと言っても「とりあえずあと1年だけ待って」などと言われるのがオチです。
それで1年後にはといいますと「状況が変わって今はちょっと動かせないからもうちょっとだけ…」などと言われ、結局同じ部署で働かされるのがオチです。
運よく部署が変われたとしても、なんだかんだと同じ職場で働いているワケですから、関わりを完全に断つことは不可能です。
顔を合わせるたびに「嫌だな…」なんて思いながら会社員人生を過ごすのもツラいものです。それよりはいっそ転職した方が、身も心もスッキリしますよね。
自分の状況は自分にしかわかりません。どうしても「気分屋の上司が怖い…」というのであれば、自分の身を守るためにも転職する事をおすすめします。それは甘えではありません。
気分屋上司の下で働くデメリット
続いては気分屋上司の下で働くデメリットについて具体的に見てゆきましょう。「あぁ、あるある…」なんて一つでも感じたら要注意。転職活動を開始しましょう。二つとも当てはまれば、即転職をおすすめします。
仕事嫌いになる
「仕事が好きで好きでしょうがない」なんて人はなかなかいませんが(時々いますが)、「自分の仕事に少なからず誇りをもって、誠実に対応している」という人は数おおくいるものです。
そもそも生活ができるのは仕事があるおかげですし、仕事を通じて、成長できたと感じる瞬間も少なからずあるものです。
ところが、気分屋上司の下で働いていますと、そもそも働くという事が嫌になってしまいます…。
イヤイヤながら働いているので仕事へのモチベーションも低下、これでは社会人として成長できません。学生時代の友人や会社の同期がどんどんと出世してゆく中で、自分だけが置き去りになるなんて事もおこります。
若い皆様には具体的なイメージもわかないかもしれませんが、これはかなりキツいことです。まず出てくるのが生活スタイル差、「〇〇は立派なマンションを買ったらしい」に始まり、「△△の車はランドクルーザーだってさ」なんて噂を耳にするはずです。
一方の自分は、学生時代から住み続けたアパートで、学生時代から乗り続けている自転車に乗り、近所のスーパーでお弁当が3割引きになるのを待つ…。なんて事になってしまいます。気分屋上司に振り回された結果がソレでは、ちょっといたたまれないですよね…。
また、別の部署に配属された同期が、いつの間にか主任になってたなんて事もあるでしょう。よーいドンで始まったのに、片や主任、自分はうだつが上がらないまま、仕事が嫌でしょうがない…。仕事が嫌になってしまいますと、こんな現実が待ち受けているのです。
さらにヤバいのが、仕事に行くのが嫌になってしまうということ。毎朝目が覚めるたびにうんざり。会社への足取りも重く、暗い気持ちで1日を過ごし、やっと仕事が終われば、居酒屋にいって憂さ晴らし…。
せっかく美味しいはずのビールも、おつまみも、これではおいしくもありません。憂さと共に飲み込まれるのみです。
そんな日々が健康に良いかと言いますと、もちろん最悪です。ストレスで食べ過ぎたため体重は増え、コレステロール値も上がり…。健康診断のたびに数値を気にしなくてはなりません。
さらにコワいのがうつ状態になってしまう人がいるという事実です。心の健康を害してしまいますと、復帰するには多くの時間とお金がかかってしまいます。
生きてゆくために仕事は必要です。気分屋上司のせいで仕事が嫌いになってしまっては、人生にかなりの悪影響が出てしまいます。仕事嫌いになるくらいなら、さっさと新しい仕事を探した方が吉ですよね。
気分で評価される
上司の仕事の一つに部下を評価するというものがあります。きちんと仕事をこなしてくれた人には然るべき評価をし、給与アップやボーナスの査定など、然るべき結果が得られるはずです。
ところが、気分屋上司では部下の評価もまっとうではありません。「なんとなくこいつは良かった」とか「まっ、こんなもんでしょ」などなど、適当な理由で評価されます。
それで良い評価がつけばまだ許せますが「なんか気分が乗らないのは部下が悪い」とか「あいつは何となくイヤだから」なんて評価をされてしまっては最悪です。せっかくの頑張りも、ボーナスに反映される事なく水の泡となってしまうのです。
これでは真面目に働こうなんて気持ちになれないですよね。仕事のモチベーションを保つ上で、評価というのは非常に重要です。その根底が揺らぐようであれば、まっとうな職場とは言えません。
あなたの上司が気分屋の場合の対策
あなたの上司が気分屋の場合、今日・明日を乗り切るために、取り合えずの対策が知りたいですよね。そんな皆様のため、気分屋上司の対策方法についてご紹介してゆきたいと思います。
機嫌のパターンを理解する
気分屋上司には一定のパターンがあることもしばしばです。朝は機嫌が悪いという人もいれば、疲れがたまる16時頃の機嫌が悪くなるという人もいます。
そこまで単純でなくとも、機嫌が悪くなるトリガーがある人もよくある話です。例えば質問をするにしても「○○について教えて欲しい」なんて言えばもう大変。「そんな事は自分で調べろ!」なんて切れ気味に返される事もあるものです。
一方で「○○の解釈ってコレで合ってます?」なんて聞き方をすればOKなんて事も良くある話です。
そういった機嫌が悪くなるポイントを一つ一つメモしておけば、気分屋上司攻略マニュアルの出来上がりです。そして、そのマニュアルに従って行動するだけで、地雷を踏む可能性はずいぶんと小さくなりますよ。
もしそれでも地雷を踏んでしまったら、その原因を分析して、マニュアルをアップデートしてゆきましょう。上司を使ったゲームとでも思えば、少しは気分もマシになるものです。
ただし、気分屋上司攻略マニュアルの存在は、絶対に誰にも知られてはいけません。万が一上司に知られたら、機嫌が悪くなる程度で済まない可能性だって出てきます。あくまでも自分用として、極秘中の極秘にしておきましょう。
拗れそうな話は機嫌の良い時にする
上司に対して、拗れそうな話をしなくてはならない事もありますよね。当初の見積が甘く余計なコストが発生したり、発注などのミスにより作業が予定通りに事が進まなかったり。仕事をしてゆく上で、まあ良くある話です。
そんな話をするには何といってもタイミングが重要です。何せ気分屋上司ですから、機嫌が良い時であれば「あっそう、資料の数字直しといて」程度で済む事だってあり得ます。
機嫌が悪いときであれば「なんでもっと早く報告してないんだ!」にはじまり、過去のミスまで引っ張り出してきて、ああだこうだと説教されるのがオチです。あげく「俺が若いころにはなんて昔話まで」聞かされるハメになってしまいます。
本来であれば資料のちょっとした修正で済むはずが、機嫌が悪いタイミングのせいで、ワケの分からない報告書まで要求されて…なんて事も良くある話です。機嫌が悪い時に、拗れそうな話を報告しても、良いことなんて一つもありません。
なお、高度なテクニックとして、いったん揉めたタイミングで、複数の爆弾を投下するというものがあります。
どうせ揉めているのですから、報告していなかった別の問題についても報告してしまいましょう。一つ一つの濃度が薄まりますし、複数ミスに対して一度の叱責で終了です。
上司の機嫌が悪い時は近寄らないこと
明らかに上司の機嫌が悪い…。この場合にはもう近づかないのが吉です。無駄に近づいても地雷を踏むだけです。
どうすれば近づかずに済むのか?その答えは「避ける」と「逃げる」です。オフィスが座席指定でなければ、できる限り遠くの席に座り、お手洗いでバッティングしないようにタイミングをずらします。資料集めと称してオフィスを抜け出すのも良いでしょう。
そして定時になったらさっさと帰れるよう、直近の仕事はさっさと片付けておく。これだけで、ほとんど上司と話さないままに一日が終了です。
上司の上司に相談する
上司のふるまいがあまりにも目に余る…という場合には、上司の上司に相談するというのもポイントの一つです。
この場合、感情的にならず、客観的で具体的な証拠を集めておきましょう。それをもって、「こういった事で困っている」と伝えるのがポイントです。
ただし、気をつけて欲しいのが、きちんと対策してくれそうな人に相談するという事です。なにせ気分屋上司を出世させたのは紛れもなくその上の上司です。気分屋上司に一定の評価をしたからこそ、今の状況があるワケです。
気分屋上司の方を評価して、あなたの主張を突っぱねる可能性だってありますし、あなたの訴えがそっくりそのまま気分屋上司に伝わる可能性だって否定できません。
そうなっては最悪です。上司かのあたりはさらにキツくなり、あなたの居場所はますます居心地悪くなってしまいます。
上司より上の役職に相談するという場合には、人選に客観的な証拠集めと、とにかく慎重に行ってくださいね。
気分屋上司に限界なら転職もあり
ここまで、気分屋上司対策方法についてご紹介してきましたが、対策してもどうにもならない…という場合もあるはずです。
そんな場合の対策方法となりますと、やはり転職です。仕事が嫌いになってしまってはどうしようもありません。ましてや心身ともに健康を失っては大変です。
そうなってしまう前に、早めの対策をおすすめします。自分自身を守れるのは自分しかいませんよ。