山中武(@tyblogty)です。
スマホで気軽にできる副業を探している方も多いでしょう。今回検証するショッピングキャットはショッピングサイトにレビューを書いて報酬を受け取る仕組みの副業とされています。ただちょっと調べてみるとそのビジネスモデルには疑問に感じるところも多く、既に良くない噂も広がりだしているようです。
ショッピングキャットと同じ形態の他の副業にも問題が生じている模様で、正直危険な香りが漂っていますね。そこでここではショッピングキャットについての疑惑や気になる点をまとめていきたいと思います。
ショッピングキャットの副業について
まずショッピングキャットがどんな副業なのか、広告の内容をまとめておきましょう。今後類似案件が出てきたときの参考になればと思います。
・ショッピングサイトのレビュー代行
・スマホで10分作業するだけ
・専用アプリに登録後作業を始める
ショッピングサイトで商品のレビューを書いて、レビューを書いた商品を出品しているお店から報酬を得るといったビジネスモデルのようです。しかも短時間の作業でも結構稼げるようなんですよね。
ただこの時点で既に疑問点があるんです。基本的にAmazon等のショッピングサイトでは、購入者以外レビューしてはいけないはずなんですよね。違反行為をしたアカウントにはペナルティがあるはずです。誰でも気軽に始められる簡単な副業とするには無理がある気がしますね。
ショッピングキャットに参加するには専用アプリをDLする必要があります。アプリ上で作業完了なので、一度試しにやってみようかなと思ってもおかしくないです。ただ本当に怖いなと思うのが、手に入れた報酬をアプリから引き出す際に、お金のチャージを求められるところです。
報酬が手に入った時点で初めて『振り込んでほしかったら先にお金を払え』と言ってくるサービスがまともなわけないですよね。いくらアプリ上は稼げているように見えていても、出金する度にアプリに入金するなら利益はぐんと少なくなります。
またショッピングキャットには紹介報酬の制度もあります。友達や知り合いにショッピングキャットを紹介して会員になってもらうと、紹介した人に報酬が支払われる仕組みです。これはマルチ商法の構造そのままですよね。
調べても調べても、ショッピングキャットに関しては怪しい情報しか出てきません。
ショッピングキャットの副業にポンジスキーム疑惑
実はショッピングキャットはポンジスキームなのではとの疑惑が持ち上がっています。ポンジスキームは自転車操業型の詐欺で、よくあるのは高利率の投資を謳いマルチ商法の仕組みで資金を集める手口です。最初は利益が出ているように見えても資金運用が上手くいかなくなったら運営がそれまで集めたお金を持ち逃げして、出資者はそれまで溜まっていたはずの利益や預けた資金を丸々失うことになります。いわゆる『飛んだ』と呼ばれる状態ですね。
ショッピングキャットは出金のための費用やルーレット参加料などの名目で参加者からお金を集めています。開始当時はレビューの報酬が発生しているように見えますが、実はそんなビジネスは行っておらず新会員がチャージした費用をあたかもレビュー報酬であるかのように分配しているだけなのかもしれません。もし本当にポンジスキームならそう遠くないうちにいきなり出金停止になりチャージしたお金が返ってこなくなる可能性が高いでしょう。
ショッピングキャットの類似案件はすでに飛んでいる
ショッピングキャットは過去にレビュネコなる名前で運営されていた副業の焼きまわしなのではと言われています。名前があまりにも似ていますし、内容もほとんど同じです。そしてこの案件はポンジスキームで既に飛んでいます。
そしてショッピングキャットとそっくりなP-Agentが飛んだのを覚えている方もいるかもしれません。やはりポンジスキームだったのですが、こちらは若者中心に被害者も多く一時期問題になりました。
投資と違いそれぞれがチャージする金額も小さいからか、すぐに資金繰りが難しくなって短期間で飛ぶことが多いです。ショッピングキャットにも十分注意してください。
ショッピングキャットの危険な点
ショッピングキャットで特に危ないなと思うのが、特商法に基づく記載がないところです。表記に問題があるとかじゃなく、全くどこにも見当たりません。つまりどこの会社が運営しているのかやその連絡先、さらに免責事項などが全くわからないんですよね。
ショッピングキャットに参加するにはアプリに電話番号や口座番号を入力する必要がありますが、こんな大事な個人情報を名前もわからない会社に渡すなんて怖いと思いませんか?作業して報酬をもらうのに、誰から報酬が支払われるのかわからないのもおかしいです。
またショッピングキャットの副業はポンジスキームではないかとの疑惑がつきまとっています。ポンジスキームで急にサービスが飛んだとして、運営会社がわからないと返金の請求のしようがありません。完全に泣き寝入りになってしまうでしょう。
特商法に基づく記載がないので、飛ぶ気満々なんじゃないかなとさえ思ってしまいます。
まとめ
ショッピングキャットは過去に何度か登場している、レビューの副業を装ったポンジスキームだと考えられています。利益が出てるし詐欺ではないのではと思う参加者の方もいるかもしれませんが、ある日いきなり飛んでチャージした資金が消えてなくなってしまうことにもなりかねません。
運営会社の正体を明かさず同じ手口の副業を名前を変えて発表している可能性もあるので、類似案件も合わせてしっかり注意しておいてください。