山中武(@tyblogty)です。
トラトレという副業情報が入ってきました。安全に稼げる案件なのか、自己持ち出し資金は極端に多くないか、継続して稼げるのか、初心者でも稼げるのか、など様々な項目に関して検証を進めていきます。トラトレのLPを見る限りは投資で収益を出すタイプの案件(実際に稼げるのであればですが)のようで、「運用」「システム」といったワードが並んでいます。世の中には様々な商材がありますが、トラトレは恐らく自動売買ツールやEAシステムの類に近いのかなという予想になります。
投資案件であれば初心者でも稼げるかどうかは非常に重要な項目となります。初心者でもある程度のガイドが示されたり、サポート体制がしっかりしている案件であれば安心です。逆にその辺りのサポートがない状況だと、損失がどんどん膨らんでしまうなどの大きなリスクがあります。投資案件は稼げる可能性は十分にありますが、下手をすると損をしてしまうリスクも大きいのが現実です。
特にFX自動売買ツールなど、本当に稼げる案件はある程度放置しても大丈夫だったりしますが、ロジックをしっかり踏襲しているシステムなのか、過去の実績はしっかり出せているのかなど、チェックすべきポイントはいくつもあります。
その辺りの体制がしっかりしておらず、稼ぎにくい案件というのは残念ながら多数存在します。それだけではなく、最初から利用者に稼がせる気がなく、全く稼げないだけではなく時間やお金を無駄にしてしまい、借金だけが残ってしまったというとんでもない案件が多数存在するのも事実です。せっかく忙しい毎日の隙間時間などを活用して副業に取り組んでも、被害に逢ってしまったら本末転倒と思います。
この記事では、トラトレが実際に稼げる案件なのかについて、LPの見極め及び登録検証を進めていきます。登録するかどうかは、本記事の検証結果を確認してから判断することをオススメします。
トラトレとは稼げる副業なのか?
早速ですが、結論から言ってトラトレは稼げないどころかお金を巧みに騙し取られてしまう可能性を含む詐欺案件である可能性が高いと判明しています。現時点で登録は決してオススメできません。実際にトラトレのLPを含む内容を確認し、登録検証結果についても解説していきます。
さて、まずはトラトレのLPについてです。「トラ・トレは投資が初めての方も、長年の経験者も、無理なく楽しく簡単に誰でもできるサービス」とのキャッチコピーが目を惹きます。投資案件として間違いないのですが、ここで大事なのはロジックと過去実績となります。その辺りが明確にされているのか検証を進めていきます。
LPでの説明が続き「毎日24時間、自動取引で安定し運用、確実に利益のリターン」「自動運用システム勝率90%以上」とあります。また、「運用資金として5万円を受け取れる」との説明が続きます。勝率90%と聞くとそれなりの自動運用ツールなのかな?と感じるかもしれませんが、この実績の根拠が提示されているのかどうかが、信頼できる業者かどうかを見極めるために大事になってきます。
ただし、現時点でLPを確認する限り、トラトレが「投資案件だ」と言っているにも関わらず「FX自動売買システム」であること「初期費用がいくらかかるか」という情報には一切触れられていません。LPでの情報開示が誠実に出来ていない印象がありますし、「まずは登録をするように」誘導してくるのも気になります。経験上ですが、この時点でトラトレは詐欺案件と断定しても問題ないレベルです。自動売買システムの提供者としては、足りないところが多すぎます。
LP公式ページ上ではトラトレの申込終了までの時間がカウントダウンされており、「残り〇分〇秒」「メールアドレスを入力」「お申し込みはこちら」との案内が続きます。ページ訪問者を急かして登録させることを意識しているのでしょうけど、投資に関して冷静に判断させる余裕も持たせられない運営側の配慮のなさを感じます。
現時点でトラトレは運営サポートのレベルが低く、詐欺案件と見て間違いないでしょう。トラトレがどのような目的を持っているのか、今後どのようにユーザーを誘導していくつもりなのかを確認するためにも、トラトレへの登録作業を進めていきます。検証で登録するだけですので、決してマネしないようにお願いします。
トラトレの登録検証!副業としては価値があるのか
先ほどの「申込終了まで残り〇分〇秒」と表示されているページが登録フォームとなります。「申込終了まで残り0分0秒」と表示されたのを確認したのち、メールアドレスを入力し登録申請をしてみました。申込終了しているはずですが、何ら問題なく申請できてしまうのでLPの完成度というかトラトレの世界観的なものもかなりブレブレと感じます。
さて、入力したメールアドレスにリンクが届くので、登録を行ったうえでログインを進めるとトラトレのシステム画面が表示されます。チャートと購入オプションが並んでいますが、このチャートはTradingViewの画面を流用していることが分かります。
ちなみにTradingViewとは、FXやCFD、株式や仮想通貨などについてあらゆる市場分析ができるチャート分析ツールです。実際の株価に基づいたデータがリアルタイムで反映されるため、「それっぽい」画面表示になります。(TradingView自体は悪い訳ではなく、単なる一般的な分析ツールということです)
つまり、トラトレに関する専用システムが動作している訳ではなく、TradingViewの動きが表示されているだけとなります。あたかも自動売買システムが動作しているかのように見えますが、そう見えるように仕掛けてきているだけです。試しにトラトレのSTARTボタンを押して稼働させてみたところ、時間が経つごとに1円ずつ利益が積みあがっていきました。
為替と株の値動きについて考えると、時間経過と共に1円ずつ上がっていくというのも変な話です。様々な原因によって値動きがありますので、上がり続けるというのも変な話ですし、金額が1円ずつ刻まれていくのもロジックから考えるとおかしな話です。通常の値動きとは大幅に異なる内容であるため、単なるデモでしかありません。
トラトレは稼げるシステムを用意していないどころか、資産の出金条件もまともじゃありません。稼げる自動売買ツールやEAシステムなら、手数料が発生する場合もありますが基本的には残高の範囲内で出金できます。しかしトラトレは「残高が50万円以上」「口座情報を登録する」という条件を達成しない限りは、出金することもできないとあります。
ある程度の投資金を入金し、先ほどの投資画面に残高が表示されたとしても50万円を超えなければ出金できないため、一度入金したお金を永遠に出せないというトラブルにもなりかねません。そしてここまで登録を進めてきましたが、トラトレが具体的にどのようなファンドに投資を行う案件なのか、過去の具体的な実績に関する情報についても一切情報が出てきませんでした。
結論として、トラトレは不審な点が多数見受けられる詐欺案件と断定するしかありません。信用できる投資案件であれば、きっちりと証券会社を通じて取引が行われますし、自動売買システムの実績や投資先についての情報開示もしっかりしています。その辺りが信用できる状況ではないため、LINE友達登録だけというのも避けた方が良いでしょう。
トラトレの副業に関する口コミは?
TwitterやInstagram等SNS上でトラトレの口コミを探してみましたが、基本的には関係者によるサクラ口コミが多数を占めていました。「トラトレに出会って借金生活から脱出することができた」「完全な自動売買システムなので、投資初心者で知識がなくても問題なく取り組める」「年配の機械に弱い家族でも、トラトレで利益を出せている」というような内容です。
あまりにもキラキラした口コミが多いので、これは偽の口コミだとバレるんじゃないか?と思いますが、運営側はあまり気にしていないようです。恐らく情報商材の取り扱いにあまり慣れていない人をターゲットにしているため、サクラだとバレないと思っているのかもしれません。
とにかくトラトレに関しては具体的なビジネスモデルや過去の実績が明らかになっていない以上、詐欺目的で利用者を集めようという魂胆が透けて見えます。高額なバックエンドへ誘導するだけでなく、個人情報が流出する可能性が高いので、十分に注意する必要があります。
トラトレの副業情報に関するまとめ
トラトレのLPから登録作業を進めて実際に稼げる案件かどうか検証をしましたが、自動売買システムに見せかけた詐欺案件と判明しました。登録後のマイページで、チャート表示されているので何となく本物のような雰囲気が醸し出されていましたが、これは単にTradingViewの動きをなぞっているだけで、トラトレ独自のシステムが動いている訳ではありませんでした。
トラトレは様々な部分で「それっぽい」雰囲気を醸し出し、利用者登録数を増やそうとしています。いわゆるオプトインアフィリエイトの仕組みになっており、登録すればするほど運営側が儲かる仕組みになっています。もちろん、トラトレの説明を信じて「投資金」ということで入金してしまった場合、50万を超えるまでは返金不可の仕組みになっているので、結構な金額を騙し取られてしまう人もいます。
ちなみにトラノコという投資情報発信ツールがあります。こちらは詐欺ではないのですが、気になるのが互いにやたらとロゴマークが似ている点です。トラトレはロゴマークをほぼパクっていることになります。そのため、「この案件知ってるかも」「どこかで見たことあるかも」という錯覚効果をもたらし、「とりあえず登録する」という利用者を獲得することに繋がっています。
詐欺案件はあの手この手で登録させようとしてきます。大きな損害を受けてしまう可能性が高いので、案件は慎重に選ぶことをオススメします。