執筆:豊嶋あい
「毎日通っているコンビニの店員さん可愛いな」
「毎日彼女の笑顔に癒される」
「心の中で「俺を温めて」と言ってしまう」
などなど、会社や学校の行き帰りで立ち寄るコンビニで、可愛い店員さんを相手にドキドキしている男性は少なくないでしょう。
出会いの少ない男性にとって、コンビニで毎日顔を合わせる店員さんは、とても魅力的に見えるのかもしれませんね。
私も高校生のときに、コンビニでバイトをしていた時期がありますが、お客さんから連絡先をもらったり誘われたりすることが度々ありました。
高校生だったこともあり、誘いに乗るようなことはほとんどありませんでしたが、嬉しくなるような誘い方をしてくれる男性もいましたし、数回デートに行ったこともあります。
しかし中には、写真を勝手に撮る人や、お釣りを渡すときに手を握ってくる人などもいて、とても怖い思いをした経験もあります。
こんな経験を元に、コンビニ店員をナンパするときの注意点や、相手に好印象を与えられるデートの誘い方などをまとめてみました。
一歩間違うと、犯罪者のような扱いになってしまうコンビニという空間で、可愛い店員さんと仲良くなる方法をチェックしてくださいね。
ナンパする時の注意点
コンビニ店員さんをナンパする場合、通常のナンパとは大きく違う点は、相手が仕事中だということです。
気持ちが高まりすぎると、この点を忘れてしまう男性も多いので、相手のことを思いやった行動をしなくては、相手から嫌われてしまったり店員さんがコンビニを辞めたりしなくてはいけなくなります。
事実、私は強烈に誘ってくるお客さんが原因で、コンビニを辞めなくてはいけなくなりました。
そのお客さんは何を勘違いしたのか、毎日彼氏のような顔をして、店の外で私のバイトが終わるのを待っていて、しばらく帰宅する私に着いてくるという奇行に恐怖を感じました。
好きな店員さんにそんな怖い思いをさせないよう、必ずここをチェックしておいてくださいね。
年齢差に注意すること
単純に考えて、年齢差がありすぎる店員さんに声をかけるのは無謀すぎます。
冒頭で書きましたが、私の写真を撮ったお客さんは、当時で40代くらいでした。私は高校生だったので、父親ほど程の年のおじさんです。
そんな、年齢の離れたおじさんから「一緒に写真撮って」「無理なら写真撮らせて」と迫られたら、女性にとって恐怖以外の何物でもありません。
また、この40~50代くらいのお客さんからの誘いは本当に多かったです。
正直なところ「本当に付き合えると思ってるの?」と、怒りが湧いてくることもありました。
どんなに恋心を抱いた店員さんがいても、年齢差がありすぎる場合は諦めましょう。店員さんに誘いを断られるだけじゃなく、キモいと思われてしまいます。
一緒にデートしているのを想像して、誰が見ても違和感のない年の差であることがナンパする条件です。
見た目の問題
ナンパをしたい場合は、身だしなみにも十分気を付けましょう。
但し、ここでの身だしなみは、オシャレをするということではありません。
毎日、仕事の行き帰りで立ち寄る人も多いので、あなたが着ている服は店員さんも見慣れており、相手のことを判断する材料にはなりません。
一番大切なのは清潔感です。
女性の中には、スーツや作業着が好きな人も多いので、服に関して気を使う必要はないのですが、身の回りは必ず清潔にしておかなくてはいけません。
髪型はボサボサにせず、セットが苦手なら短く切っておきましょう。店員さんは、お客さんの手が自然と目に入ってしまうので、仕事帰りでも手はキレイにしておかなくてはいけません。
間違っても、ボロボロにくたびれたのスーツや作業着で、ナンパに挑まないようにしてください。あなたがどんなにイケメンでも、清潔感のない人は女性に嫌われてしまいます。
急ぐと失敗する
コンビニ店員は、キャバ嬢ではありません。
同じ接客業で、お客さんにはニコニコと笑顔で対応していても、男性客だけ相手にしているわけではないのです。
数回会った程度で、焦って誘うと必ず失敗します。
相手は普通の女の子なので、男性に慣れていない人もたくさんいます。そんな相手に対して、信頼関係も築けていないうちから電話番号やLINEを聞いても、教えてくれるはずがありません。
毎日のように顔を合わせ、日頃の会話からどんな仕事をしているのか、どこに住んでいるのかなど、相手に伝わっているくらいの仲でなくては、店員さんも心を開いてくれません。
私は一度、ほとんど覚えていないお客さんから「俺たち、こんなに会ってるから、もう友達だよね」と言われてドン引きしたことがあります。
私がプロボクサーの那須川天心なら、一発でKOにしているほどの怒りさえ感じました。
どんなに店員さんが優しい笑顔で迎えてくれても、仲が深まるまではナンパは控えておきましょう。
あなたが、1日店員さんのことばかり考えているとしても、店員さんからするとあなたは毎日何十人と来るお客さんの1人であることは理解しておかなくてはいけません。
【実践】ナンパの流れ
ナンパの注意点が分かったところで、実際にこれから店員さんにアプローチを始めようとしているあなたに、上手く行きやすいナンパの流れをご紹介します。
全般的に言えることですが、とにかく焦ってはいけません。また、どんなに好きでも挙動不審になってはいけません。
1日数分しか接することのできない相手なので、その瞬間の印象が強く残ってしまいます。
焦らず冷静に、じっくり時間をかけて口説くことを心がけて、着実に関係を深めていきましょう。
私や、コンビニで働いたことのある友達が好印象を持ったナンパの方法も織り交ぜて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
【1】顔見知りになる
まずは、顔を覚えてもらうことが第一歩です。
コンビニ店員さんも、毎日のように顔を合わせる人には心を開きやすくなるので、とにかく毎日のように通って顔を覚えてもらいましょう。
但し、毎日通っているからといって、すぐに馴れ馴れしく話すのはNGです。
顔を覚えてもらって、店員さんが心を開いて会話をしてくれるようになるまでは、笑顔で必要最低限の会話をする程度にとどめておきましょう。
店員さんは、毎日来る人の買い物の特徴をある程度把握できるので、あなたが毎日のように通っていれば、相手がそれを理解してくれるようになります。
店員さんの方から「コーヒーはブラックですよね」「タバコはこれでしたよね?」と、あなたが言わなくても購入するものを把握してくれるようになれば、第一段階は成功です。
ちなみに私は、男女関係なくですが、自分が好きなお客さんに対しては、早々に嗜好を把握していました。
いつまでも、あなたのことを把握してくれない場合は、接し方を見直したり、清潔感のある見た目をしているか再チェックしたりしてみてください。
【2】話してみる
顔見知りになれて、何となく常連さんの風が吹き始めたら、今度はあなたの方から声をかけてみましょう。
話しかけるといっても、次のような他愛もない一言で十分です。
・今日は寒い(暑い)ね~
・いつもと髪型違うね
・毎日元気だよね、俺も頑張ろう
・おすすめのスイーツは何?
・この雑誌って、いつ発売だっけ?
・ここには〇〇のサービスはあるの?
とにかく、他愛のない話題でいいので一言話しかけて、他のお客さんより1ターンくらい多めに会話することを目標にします。
少し会話ができるようになったら、少し相手に突っ込んだ質問をしてみましょう。
その時のポイントは、忙しい朝や夕方の時間は避けることです。相手のシフトやあなたの仕事上、なかなか時間をズラすことが難しいかもしれません。
しかし、忙しいときに話しかけられるのは、正直なところ迷惑でしかありません。
また、他のお客さんに対して、店員さんが遠慮して話せないこともあるので、忙しい時間は避けるのが無難です。
どうしても話しかけるタイミングが見つからないときは、あなたの仕事が休みで、店員さんが仕事のとき普段着で行ってみることです。
その時はオシャレしすぎず、かといって部屋着ではない爽やかなファッションで出かけるのといいでしょう。
忙しい時間を避けてお店に行くことができますし、相手に普段とのギャップを見せることもできます。
【3】LINEを聞く
店員さんと笑顔で会話ができるようになったら、いよいよLINEを聞いてみましょう。
ただ、【1】と【2】の期間は、最低でも半年以上はみておかなくてはいけません。
たった2~3ヶ月でLINEを聞いても、相手は不審がって答えてくれません。
答えてもらえなかった場合、そのコンビニに行くのも辛くなってしまう可能性があるので、【3】を実行する時は慎重になりましょう。
会話が長くできるようになり、相手の年齢がいくつで彼氏がいるのかどうかなど、パーソナルなことが分かってから「LINE教えてくれない?」と切り出してみるといいでしょう。
また自信がない場合は、あなたのLINE IDやメールアドレスを書いて、相手に渡す方法もあります。
この場合、相手から連絡がくればいいのですが、来ない場合はさらに数か月【2】のアプローチを経て、さらに連絡先を聞くという形になります。
どちらを選択するかは、あなたの性格や店員さんとの会話次第ですが、必ず連絡できると確信できるまでじっくり待つ方がいいでしょう。
ちなみに私の場合ですが、お客さんに連絡先を聞かれても、他のスタッフやお客さんの手前、教えることはできませんでした。
どんなに素敵だなと思っていた相手でも、仕事中にナンパに応じるのは違う気がしたからです。
これは、コンビニ経験者の友達2人も同じような話しをしていたので、バイトだったとしても勤務中にナンパに応じる人は少ないと思っていた方が良さそうです。
店員さんが、私のように可愛く品があり真面目そうな子なら、あなたの連絡先を書いた紙をサッと渡して「良かったら連絡して(爽やかな笑顔)」と言うか、店員さんが帰る時間を狙って声をかけてみるといいでしょう。
帰宅時を狙う場合は、「まだ仕事だと思って来たのに、残念」などの言葉で、帰宅時を狙ったわけではないことを自然な形で相手に伝えてください。
【4】断られても次につなげる
LINE交換を断られたら、気まずい雰囲気にならないように注意して、次のチャンスにつなげましょう。
LINEを聞いて「連絡先は教えられないんですよ」と断られたら「えぇ、残念。じゃあ、連絡先交換したくなったら、俺のこといつでもナンパしてね」などと笑いに変えて、爽やかに退散しましょう。
そうすることで、相手にあなたが好意を持っていることは伝わりますし、断った方も安心して接客を続けられます。
人は自分に好意を持ってくれている人を意識するようになるので、店員さんが今後あなたに向ける気持ちに、多少の変化が出てくる可能性もあります。
チャンスはいつ訪れるか分からないので、玉砕しても今までと同じ頻度でコンビニに通い、今までと同じように店員さんと接して、いい関係を築いておきましょう。
【裏技】同じ店でバイトする
確実に相手との距離を縮める方法としては、同じ店でバイトするという裏技があります。
仕事をしている人は難しいかもしれませんが、彼女と仲良くなる間だけでも、ダブルワークをしてみるのもいいでしょう。
かなりリスクの高い方法ですが、お客さんとしてではなく同僚として仲良くなれるので、店員さんとの距離は確実に近付きます。
同じバイトをしていれば話も合いますし、デートに誘うのも自然な形でできるようになります。
但しここでも注意点ですが、同じバイト先で働き始めても、信頼関係を築く過程はしっかり設けてください。
私がコンビニで働いていたとき、深夜シフトの男性にしつこく誘われたことがありました。私は、相手の名前も年齢も知らなかったので、気持ち悪さしかありませんでした。
信頼関係のない相手からの誘いは、ほぼ100%断られてしまうので、どんな状況で相手を誘うにしても、しっかり人間関係の基礎を築いから誘うようにしましょう。
まとめ
コンビニの店員さんは、お客さんの立場になると、毎日のように顔を合わせる親しい相手のように感じます。
しかし、店員さん側からすると、最初のうちは数多く来てくれるお客さんの1人でしかないので、距離感を間違わないように注意しなくてはいけません。
私が最も好印象を受けたナンパは、毎日の会話の中で好きなアーティストが一緒なのが分かり、次のライブには一緒に行こうとなって連絡先を交換したというものです。
とても自然な流れでしたし、チケットなども取ってくれて、デートの日にセックスを迫られることもなく、その後も何回かデートに行きました。
確実に目当ての女の子とデートしたければ、日々の会話の中で連絡先を交換するチャンスを狙うのが一番だとおもいます。
とにかく焦らず、紳士的に対応することで、デート後に恋人になることも十分可能ですよ!