飲食での経験を活かし、飲食店向けのコンサルティング会社に就職

転職体験談

渋谷区にあるちょっとおしゃれなカフェ兼バーにて働いていました29歳女子です。お店での仕事は好きでしたし、お客さんとも仲良くしていたのですが、思うところあり転職することにしました。

幸いにして転職先も見つかり、お店への報告も済ませ、あと1回の出勤を残すのみです。なぜ私が転職を考えたのか、そしてどうやって転職活動を乗り切ったのかについてご紹介したいと思います。

派遣社員から飲食の社員を経由して、普通の会社員というちょっと珍しいパターンですから、普通の人にはあまり参考にならないかもしれません…。とはいえ、似たような状況の人も誰か一人くらいいるかなぁと思っています。そんな人が少しでも参考にしてくれれば幸いです。

飲食に就職した理由

みなさまこんにちは!最近飲食から転職先を決めたばかりの29歳(女子)です。今回は私がなぜ転職に至ったのかについてご紹介してゆきたいと思います。私の個人的な経験ではありますが、この情報が誰かの役に立てば幸いです。

そもそも私は渋谷区にある飲食店で、オープン時のスタッフ募集という広告を見つけて、アルバイトから入りました。

そのお店を選んだ最大の理由は「英語ができる人歓迎」という一言です。というのも私、大学を卒業した後、なぜか普通に就職をせず、アメリカに1年ほど留学をしていたのです。

日本に戻って派遣社員として少しだけ働いていたのですが、英語を使うシーンなどまったくもってありません。せっかく留学していたのですし、英語を使って仕事がしたいという思いはだんだんと強まります。またこのまま英語を使わないと忘れてしまうという不安もありました。

そんな時に「英語ができる人歓迎」という一言はまさに渡りに船でした。実際、外国人のお客さんも多く、英語を使う機会にも恵まれましたし、これまで全く未経験だった飲食という仕事ができたのも良い経験になったと思います。

1年半ほど働いたのち、「正社員として働かないか?」というオファーを頂きました。待遇面も良くなりますし、社会的信用も上がりますし、このまま飲食を続けるつもりでしたから、もちろんOKです。

そこから3年間働いたのですが、結局は飲食を辞め、転職することになりました。その理由に関しては、次の章でご紹介したいと思います。

飲食はやっぱり大変!

転職した最大の理由は「飲食はやっぱり大変!」ということです。一体なにが大変なのか、その一部をご紹介してゆきたいと思います。

立ち仕事で足がパンパン

飲食が大変な理由の一つが立ち仕事ということです。仕事が終わったころには足がパンパン。細身のジーンズを履いていた時には、脱ぐのに一苦労するほどでした。

お店が混んできますと、あっちのオーダーを聞き、こっちのオーダーを聞き、料理を運び、お会計のコーナーへと走り、移動する距離だってバカにはなりません。

もともとスタイルは良い方だったのですが、ウエストなどかなり引き締まった体形になれました(まあこれは良かったことですね)。ただし、先ほども述べました通りふくらはぎはむくみでパンパンに膨れ上がっています。

もう一つ大変だったのがビールの搬入です。皆さんも飲食店の前にステンレスで出来たビールの樽が置いてあるのを見た事がありますよね。アレをカウンター内に運ぶのですが、女子にはかなりハードな仕事です。男性スタッフがいればもちろん任せるのですが、いないときに限って酒屋さんはやってきます。

そんなこんなで毎日肉体はヘトヘト…家に帰るとなにはともあれ半身浴です。お風呂で至福の時間を過ごした後は、ふくらはぎと腰にしっかりと湿布薬を貼り、おばあちゃんのようなスタイルで眠るのが日課です。とても人に見せられる姿ではありません。

このように、肉体的にハードであるというのは飲食が大変である理由の一つです。まあ、これが転職する直接の理由ではありませんが、転職を考えた理由の一つではあります。

>>飲食を辞めたくなる理由はこれだ!嫌なら飲食から転職しろ!転職に失敗しないコツを教えます

時々だけどヤな客がいる!

これは飲食店に限らず、すべての仕事に言えることだとは思いますが、時々イヤな感じの人。接客業ですと

私が働いていたお店はおしゃれな雰囲気でお酒と軽いおつまみを楽しむといったスタイルでした。多くは常連さんで、2割ほどは外国人の方です。おしゃれな雰囲気ですからすごく酔ったお客さんはほとんどいないのですが、それでも時々はいらっしゃいます。

仕事でイヤなことでもあったのでしょうか?横柄な態度で「ビール!」なんて言ってきます。ビールと言っても、いくつかの種類があったのでメニューを指しながら「ビールはいくつかありますが、どれに致しますか?」なんて聞き返しても「ビールだよ!」なんて回答…。ウンザリします。

まあ、そういったお客さんは二度と来ることもありませんし、適当にあしらっておけば良いのですが、心のどこかにイヤな思いが残ってしまい…。お風呂につかりながら「あいつムカつく!」なんて叫んだことは一度や二度ではありません。

本当に時々でしたけど、イヤな客の対応をすると、自分自身の心まで荒んでしまいます。間接的にではありますが、これも仕事を辞める原因となった一つです。

友達と時間が合わない!

自分自身にとって一番辞めたくなった原因は友人と時間が合わないということです。友人たちの仕事が終わるタイミングは完全に働いていますし、週末には昼過ぎから仕事です。

平日休みですと、どこへ行くにも人が少なく、良い面もあるのですが、友人と遊ぶなんて事を考えますと、なかなか大変です。

そんな日々を過ごしていると、フッと気づいたのが、友人たちがどんどん結婚してゆくということ。最初のうちは素直に「おめでとう!」と思えていたのですが、だんだんと焦りにかわり…。何せアラサー女子ですから。

とはいえ、この時間で働いていますと、デートどころか合コンすら出席できません。昔は誘われていたのですが「仕事で行けない」と断り続けていた結果、最近では声がかかることもなくなってしまいました。

一番仲の良かった友人の結婚式にて、このままじゃヤバいとしみじみ感じた次第です。

思い切って転職活動を開始!

大変なこともありますが、なんだかんだと好きな職場ですし、常連さんたちと話すのも楽しい時間です。けれどお店の営業時間が決まっている以上、友人と時間を合わせるのは不可能です。これでは婚期が遠のくばかり。意を決して転職することにしました。

とはいえ、まともに転職活動などしたこともありませんし(というか、まっとうな就職活動すらしていない…)、どこから手を付けるべきなのか全く想像もつきません。そんなとき、常連さんとの会話から急激に動き出しました。

お客さんとの会話が転職のカギに!

いつも遅い時間にいらっしゃる仲の良いお客さん、平日にも関わらず、比較的早い時間に来店されました。すいている時間でしたし、のんびりお話をしていると「最近転職したんだよね」というではありませんか。

もちろん「私も転職を考えているんです」なんて事は言えませんが、日常会話を装って「転職ってどんなことをするんですか?大変です?」なんて事を聞いてみました。

お客さん曰く「エージェントに登録しておけば、それっぽい転職先を探してくれるんだよね。気になる求人があればそこを受けてみるだけ」とのこと。

とはいえ、お客さんはそれなりの企業に勤めていたお堅いサラリーマンですし、私は飲食の経験しかありません。登録なんてできないだろうなぁと思いつつ、休日に最寄りのエージェントを調べてみました。

>>20代におすすめする転職 エージェント15選!転職エージェントを使って転職を成功させるための注意点

職場の近所に発見。仕事の前に寄れそうなので、ダメ元で電話してみました。不安とは裏腹に「ぜひ一度来てください」とのこと。翌日早速出かけてみました。

イロイロな話をし、言われたのが「きっと良い就職先が見つかりますよ」ということ。そしてもう一つが「英語に自信があるのであれば早めにTOEICを受験しておいた方が良いですよ」ということです。

TOEICの存在はもちろん知っていましたが、受験したことはありません。けれど、この点数って大切なんですね。こちらも早速申し込み。受験した結果は730点です。履歴書の資格欄に書くことができました。

そして紹介されたのが飲食店向けのコンサルティング会社です。確かに飲食での経験も役に立ちますし、派遣時代に経験していた事務処理の経験も役立ちそうです。

今後どうなるか、不安と楽しみが交錯する日々!

転職先も決まり、今の職場への挨拶も済ませ、今のお店へ出勤するのはあと1回となりました。なんと常連さんだけの貸し切りにしてさよならパーティーを開いてくれるとのこと(泣)!今からすでにちょっと寂しい気持ちになっています。

けれど、それと同時に、新しい職場でどんな経験ができるのか、ワクワクする気持ちも高まっています。唯一残念なのが英語を使う機会はほとんどなさそうということ。まあ、英語はプライベートで使うことにします。幸い、常連さんのアメリカ人と仲良くなれましたし、どこかで使うこともあるでしょう。

これからは普通の時間に働くことになりますし、まだ結婚していない友人と合コンをしなくては!そして彼氏を作って来年には結婚を目指します!まあ、その前に仕事に慣れるのが先決ですが…。

何れにしても、これまで一般的な社会人経験がほとんどないにも関わらず、転職が上手くゆくなんて驚きました。ほんと、どこに転機があるかなんてわからないものですね。

以上、飲食からの転職を決めた私の経験談でした。同じような状況で転職を考えている人がいたら、ぜひトライしてみてください。

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