大企業を辞めると後悔する?ベンチャー企業や中小企業も魅力はある

大企業という大きな組織の中で仕事をしている自分に、ふと疑問を抱いてしまうことはありませんか。誰もが憧れる有名で人気のある大企業なのに、一体なにが気に入らないのかと思われるかもしれませんが、大企業に勤めているがゆえの不満や不安はありますよね。

長すぎる会議や理不尽な仕事のオンパレード、仕事への熱意を持っていても全然生かす場がない。会社の常識に染まり過ぎて、ほかでは通用しなくなってしまいそうで怖い…。そんな「大企業の常識」を受け入れられなくなっていませんか?

ならば思い切って大企業をやめて、ベンチャー企業や中小企業への転職を視野に入れてみることをおすすめします。

しかしあまり安易に考えて行動すると、人によっては後悔の嵐が吹き荒れることになるかもしれません。

まずは大企業を辞めるメリットやデメリットについて知った上で、自分に合った道を前向きに選択しましょう。大企業とは真逆のベンチャー企業や中小企業の魅力についても解説します。

大企業が合わない人の特徴とは?

大企業にいてもなぜか湧き上がるのは疑問ばかり、モヤモヤとした不安に包まれてしまう。このままここに居ていいのだろうかとやりきれない気持ちになるとしたら、あなたには大企業での仕事は合っていないのかもしれません。

大企業で仕事をしているあなたは、一般企業よりも激しい競争を乗り越えて入社したはずです。

大企業に入りたくても入れなかった人からすれば、実に「優秀な人」という評価になりますが、大企業では同等の能力以上の人が大勢働いています。

そんな人たちがしのぎを削って出世争いをしている過酷な世界。気づけば大企業の中の「その他大勢として埋もれている」ことに気づかされます。

しかも仕事はそれぞれ細かく分業されるため、一人一人が組織の歯車の一部という役割をしてなければ、仕事が回りません。大企業では、自分の一存で勝手に仕事の流れを決めることは一切できないのです。

そのため、自分の能力を前面に出した仕事がしたい人やもっと仕事を任せて欲しいという人にとっては、やりがいが感じられず物足りない場所でしかありません。

モチベーションは下がりっぱなし、大企業で定年まで勤めていくことへの意義がまったく見出せなくなってしまうでしょう。

そして、出る杭は打たれてしまうのが大企業。自分だけが前に出過ぎてしまっては、周りとの和を乱して仕事に支障が出るだけです。そのため大企業では多くの仕事をチームで行う仕組みになっており、物事の決定までも長い時間がかかります。

守るべきマナーやルールも細かく決められていて、自分を抑えなければなりません。そうでなければ収集が付かなくなってしまうからです。

もうそんな環境は嫌だ!自分の人間性を見て欲しいし、やりがいを感じられる仕事がしたいと思うなら、大企業にはまったく合わない人だと言う答えが出ています。

大企業を辞めると後悔する理由

大企業が合わないタイプの人は、ベンチャー企業や中小企業への転職を考えた方がよいでしょう。やりがいを感じながら伸び伸びと働いてこそ、自分を生かすことができる人だからです。

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でも実は、大企業を辞めるべきではないタイプの人も多くいます。

社会的な地位があり、まわりから憧れられる存在ともいえる大企業での仕事をいざ辞めてしまうと、いろいろなことのギャップが激しすぎて後悔するかもしれないからです。

大企業を辞めて後悔してしまう原因には、具体的にどのようなことがあるのかチェックしていきましょう。

ステータスや世間体のダウン

大企業は、それだけ多くの人が知っている有名企業です。

企業ブランドのイメージがあるため、入社が決まったときには親や親せき、友人などに「すごいね」とか「うらやましい」、「安定した会社に入れてよかったね」などという、わかりやすいお褒めの言葉をかけられることも多かったでしょう。

そして、そんな身近な人たちからの評価だけでなく、社会人として世間からの評価も圧倒的に良くなったはずです。

例えば部屋を借りる時や銀行から借り入れをする時など、会社のネームバリュー(社会的信用度)がその人とセットになっているため、驚くほど楽に進められます。まさに肩書がモノを言う世の中を実感するときです。

大企業で働くことによって得られる世間体やステータスを重視している人は、大企業を辞めると一気にそれらを失うことを覚悟しなければなりません。

実際に大企業を辞めたと聞いた途端、世間の態度が変わり、評価もひどいものになるのです。親がガックリと落ち込んだり、親戚や友人からも呆れられたりすることも多いでしょう。

大企業に勤めていている間に社会的信用度が高まった自分に慣れ過ぎていると、辞めて肩書がなくなった自分のプライドがズタズタになってしまいます。

しかも大企業を辞めるための準備が全くできていない場合、まったく潰しが利かないため転職活動にも苦戦するでしょう。

つまり、自分の個性や人間性が尊重される仕事に就くことと、そうではないけれど世間体やステータスがあることを天秤にかけたら、どちらが勝つのかを確認しておく必要があります。

大きなプロジェクトに携れなくなる

大企業で働いていると、その仕事の規模の大きさは、ベンチャー企業や中小企業の何倍、何百倍もあると言っても過言ではありません。大企業には資本金も社員の数もとても多いからです。

中小企業がわずか数万円の予算も通らない中で、大企業では数億円の事業を展開していくわけですから、仕事の規模では比べ物になりません。

そのため、自分一人の力では一生かけても出会えないほどの大金を動かせたり、世界的な規模の仕事を担当したりすることも、大企業で仕事をしているならば可能です。

しかし大企業を辞めてしまえば、そこまでの大きなプロジェクトを手掛けることはできなくなります。もちろん手柄はすべて大企業のものですが…。

圧倒的な経済力や人員を持っている大企業にいるからこそできる大きな仕事があります。逆に中小企業などは、小さな仕事を数多くスピード感をもってこなさなければならず、真逆の仕事内容なのです。

安定性は無くなる

不況やリストラによる心配が尽きない世の中ではありますが、ベンチャー企業や中小企業に比べれば、大企業には圧倒的な安定性があります。

まだまだ年功序列や終身雇用制度がしっかりと生き残っていますし、大企業において給料の未払いなどはほとんどありません。

つまり大して仕事のできない窓際族であっても、定年まで置いてくれるところが多いのが大企業なのです。

やりがいは感じられなくても、とりあえずそこに自分の勤める会社がある、しかも安定しているのですから、家族のために辞めないで大企業で勤めあげるという考えの人も多くいます。

そんな安定性こそ何より重要だと思っている人は、大企業をやめる後悔は大きいでしょう。

お金の心配

大企業の給料は、一般的な企業に比べると圧倒的に高給です。ベンチャー企業などで大儲けした話は、たびたびメディアでも騒がれていますが、安定した高給を長期に渡って稼ぎ続けられるのかと言ったら答えはNOです。

そして大企業に勤めていると、あたりまえのように退職金が出て企業年金が受け取れます。もちろん世の中の状況によっては、それらも崩壊するのではないかとささやかれ続けてはいるものの、実際はそのような状態にはいまだ陥っていません。

その裏でベンチャー企業や中小企業では始めから退職金制度が設けられていなかったり、あっても微々たる金額で企業年金がなかったりするのは全然珍しいことではありません。

つまり大企業を辞めると、そこで働きていたときには感じる必要のなかったお金の心配が必然的に増えることになります。

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福利厚生はしょぼくなる

大企業では年金や保険などの法定福利厚生はもちろんのこと、企業それぞれが独自に完備している「法定外福利」が充実しているという特徴があります。

社宅や家賃補助、健康診断補助、育児休暇や介護休暇、社員寮や社員食堂、社内貯金が高金利で行えることも多く、英語などの仕事に必要な資格支援があるなど、さまざまな優遇が受けられるのです。

そこに働く人の生活の質を向上させ、健康面までもカバーするのが福利厚生の役割です。大企業には福利厚生にかけるお金が十分にあるだけでなく、それらを細かく管理していく人材も確保しています。

企業ならではの福利厚生を利用しながら、仕事へのモチベーションをアップさせていこうという目的です。

しかし、ベンチャー企業や中小企業では大企業とは違い、そもそもそんなシステム自体が無いことが多いので、たとえ手取り額が多くなるようなことがあっても、福利厚生はぐんとしょぼくなるのです。

ベンチャー企業や中小企業で働く魅力

大企業で仕事することが合っているタイプの人やメリット面だけを見ていくと、大企業を辞めることを躊躇してしまう人が多いかもしれません。たしかに給料や福利厚生など、大企業ならではの恵まれた条件を見れば、もったいないと感じる気持ちもわかります。

それでも大企業に居ては、いつまで経っても自分の本領が発揮されず才能もやる気も潰されてしまうかもしれないと考える人は多いです。

実はここ数年ですが“仕事ができる人”を中心に、大企業からあえて退く動きが増えてきています。それだけベンチャー企業や中小企業で働くことには大きな価値があり、その魅力がとても大きいからなのでしょう。

経営体制にもよりますが、ベンチャー企業や中小企業ではなにより社員一人一人が、自分のやり方で仕事を進めて行ける充実感が得られると言われています。

大企業で歯車の一部にされていたころとはまったくやりがいが違うので、人生が変わった、やっと人間に戻れたと言う人までいるから驚きです。

大企業のように細かなルールやマニュアルも整っていないので、自分自身が会社そのものを改革していくことだって可能です。

不本意な異動や転勤もないため、じっくり腰を据えて働きやすいというメリットもあります。これは家庭を持っている人には特にポイント高い部分でしょう。

大企業で仕事をしていたときは、休日はあってもそのぶん平日の残業が多くて、家族とのコミュニケーションが取れず、不仲という人が意外に多いものです。やりたくない仕事で心も体もすり減らしてしまうのはやめにしませんか?

>>毎日残業はおかしい!毎日3時間も4時間も残業してるなら辞めろ!

大企業を辞めたい人は転職すればいい

大企業を辞めることのデメリットは多いけれど、規模が大きいゆえに能力が高くてできる人の貴重な才能や、やる気、発想力を潰してしまう可能性も大きいのが大企業です。

新たな自分に生まれ変わるチャンス、それは大企業に不向きな自分に気づいたときかもしれません。歯車の一部で終わりたくない、異業種にチャレンジしたいという気持ちがムクムクと頭をもたげてきている現実を受け入れませんか?

大企業の中に居てぬるま湯につかっていることが安泰だとか、そのままでいいという人にはこれ以上何も言いませんが、たった一度の人生を大企業の中で終わらせてしまって良いのでしょうか。

仕事だと割り切って趣味を楽しむという人もいますが、大企業での仕事が合わない人というのは、意外に不満を抱えながら大企業の仕事にどっぷりと浸かってしまうので、結局やりたいことが思ったよりもできないで終わってしまいます。

お金やステータスが得られると言っても、ストレスが大きすぎて散財してしまう人もいれば、間違った方向にストレスが働いて、ステータスがズタズタになるような行動をして社会的失敗に終わる人もいます。

>>仕事のストレスで限界を感じた時の対処方法は?

それでは大企業どころか、どこにも努められなくなってしまいますよね(極論ですが)

人生はそれほど長くはなく、自分が思っているほど要領よくふるまえないのが人間です。歳を重ねれば重ねるほど、気力も体力も落ちていきますから動くなら早い方が良いでしょう。

嫌なものは嫌だというシンプルな原点に戻って行動してみてください。そうすると、そこでやっと心から笑える自分になれます。大企業で仕事し続けることが本当に幸せかどうかは、あなたの心だけが知っているハズです。

世間的に安定していても、その中で仕事していてちっとも生きがいを感じられないのなら、そこはあなたの居場所ではありません世間体やしがらみばかりにしがみついて歳だけをとってしまっては、後の祭りです。

大企業からベンチャー企業や中小企業への転職はとても有利です。
さっさと転職して自由になるほうが、長期的に見れば健康的になって家族とも仲良く満たされて、本来の幸せのなかで生きて行くことにつながるかもしれません。